交通規制を最小限にする半断面床版取替工法の現地試験施工
~高速道路リニューアルプロジェクト 大規模更新・修繕事業~
NEXCO西日本(大阪市北区、代表取締役社長:石塚 由成)は、中国自動車道 徳地インターチェンジ(IC)~鹿野IC間に位置する道(みち)谷(だに)第二(だいに)橋(きょう)(上り線)で、交通規制に伴う社会的な影響を軽減することを目的として、床版を半断面単位で取り替える試験施工の実施についてお知らせします。
1.背景と目的
平成28年度から「高速道路リニューアルプロジェクト 大規模更新・修繕事業」に本格的に着手しており、
現在は6橋の床版の取替工事を実施中です。
従来実施している床版取替工事では、取り替えを行う橋梁を全面通行止めとし、もう一方の橋梁を対面通行規制 で運用しておりますが、今後、重交通路線やインターチェンジ、サービスエリアの近くに位置する橋梁では、対 面通行規制の運用が困難となることが想定されます。このため、試行的な取り組みとして、車線規制による施工 が可能である「半断面床版取替工法」による施工を実施しています。
■工事概要
工 事 名 中国自動車道(特定更新等) 道谷第二橋(上り線)床版取替工事
区 間 中国自動車道 徳地IC~鹿野IC間(上り線)
施工業者 ㈱ピーエス三菱
施工期間 平成28年5月29日~平成28年10月31日
実施しております。
■工事工程
半断面床版取替工法は、車線規制を行いながら床版を取り替えることができる工法であり、取り替えを行う床版 を走行車線側と追越車線側に分割し、車線規制により半断面ごとに既設床版を撤去し、新しいPC床版に取り替え る施工方法です。
ただし今回の試験施工は、当該工法における架設時の通行車両に対する安全性確保等の確認が主な目的であるた め、車線規制ではなく、対面通行規制により実施しています。
当該工法については、走行車線側と追越車線側で分割した床版を連結するために、縦桁を設置せずPCケーブル により緊張する新たな工法として開発したもので、㈱高速道路総合技術研究所、NEXCO東日本、NEXCO中日 本、NEXCO西日本、㈱ピーエス三菱が共同で特許を出願しています。
(特開2015-151768「高速道路用コンクリート床版の架け替え方法及び同方法による架け替えPC床版」)
従来の半断面床版取替工法は、床版縦目地の接合部分を支持するための縦桁を施工する必要がありますが、
当該工法により床版を連結する場合には縦桁を施工する必要がないため、シンプルな構造となり、施工性及び維 持管理の容易さにも配慮したものとなります。なお、当該工法による現地施工は、高速道路では国内初の試みと なります。
平成28年度から「高速道路リニューアルプロジェクト 大規模更新・修繕事業」に本格的に着手しており、
現在は6橋の床版の取替工事を実施中です。
従来実施している床版取替工事では、取り替えを行う橋梁を全面通行止めとし、もう一方の橋梁を対面通行規制 で運用しておりますが、今後、重交通路線やインターチェンジ、サービスエリアの近くに位置する橋梁では、対 面通行規制の運用が困難となることが想定されます。このため、試行的な取り組みとして、車線規制による施工 が可能である「半断面床版取替工法」による施工を実施しています。
2.中国自動車道(特定更新等) 道谷第二橋(上り線)床版取替工事
■工事概要
工 事 名 中国自動車道(特定更新等) 道谷第二橋(上り線)床版取替工事
区 間 中国自動車道 徳地IC~鹿野IC間(上り線)
施工業者 ㈱ピーエス三菱
施工期間 平成28年5月29日~平成28年10月31日
■施工状況
※半断面床版取替は新たに取り組む工法であり、試験施工の段階のため、道谷第二橋では対面通行規制により
実施しております。
■工事工程
3.半断面床版取替工法
半断面床版取替工法は、車線規制を行いながら床版を取り替えることができる工法であり、取り替えを行う床版 を走行車線側と追越車線側に分割し、車線規制により半断面ごとに既設床版を撤去し、新しいPC床版に取り替え る施工方法です。
ただし今回の試験施工は、当該工法における架設時の通行車両に対する安全性確保等の確認が主な目的であるた め、車線規制ではなく、対面通行規制により実施しています。
4.技術的な特色
当該工法については、走行車線側と追越車線側で分割した床版を連結するために、縦桁を設置せずPCケーブル により緊張する新たな工法として開発したもので、㈱高速道路総合技術研究所、NEXCO東日本、NEXCO中日 本、NEXCO西日本、㈱ピーエス三菱が共同で特許を出願しています。
(特開2015-151768「高速道路用コンクリート床版の架け替え方法及び同方法による架け替えPC床版」)
従来の半断面床版取替工法は、床版縦目地の接合部分を支持するための縦桁を施工する必要がありますが、
当該工法により床版を連結する場合には縦桁を施工する必要がないため、シンプルな構造となり、施工性及び維 持管理の容易さにも配慮したものとなります。なお、当該工法による現地施工は、高速道路では国内初の試みと なります。
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