南スーダン:コレラの流行により、数千人規模の子どもたちに命の危険
国際NGOセーブ・ザ・チルドレンの緊急対応
7月9日に、独立から3年目を迎えた世界で一番新しい国南スーダンは、長引く紛争によってアフリカにおいて最も厳しい人道危機が続いています。その南スーダンで、現在コレラの流行により数千万人の子どもたちの命に危険が及んでいる状況について、セーブ・ザ・チルドレンは警告します。
ヘルスセンターで治療を受ける二人の少女 ©Jonathan Hyams/Save the Children
コレラ菌は激しい下痢や嘔吐を引き起こすため、感染者は重度の脱水症状に陥り、処置の遅れは死に繋がります。発育過程の子どもは大人よりもコレラ感染による死亡率が高いだけでなく、南スーダンで昨年12月から続く武力紛争の影響で250万人以上の子どもが飢餓状態にあり、病気に対する抵抗力の低下も懸念されています。
緊急治療を施すセーブ・ザ・チルドレンのスタッフ ©Save the Children
セーブ・ザ・チルドレンは、昨年12月の武力衝突の発生以来、南スーダン全土で緊急人道支援を実施し、これまでに4万人の子どもを含む13万人以上の人びとに支援を届けてきました。コレラの流行に対しては、これ以上感染が拡大しないための教育をコミュニティに施し、南スーダン保健省や他団体と協力しながら医薬品の供給を行っています。
セーブ・ザ・チルドレンは、国際社会が協力してこの問題に取り組み、医薬品の供給を拡充させなければ、治療可能な病気によって亡くなる子どもの数が今後増加すると警告します。
■ セーブ・ザ・チルドレンについて
1919年設立。子ども支援の世界的リーダーとして、世界30カ国の独立したセーブ・ザ・チルドレンがパートナーシップを結ぶ国際組織。「子どもの権利」が実現されている世界を目指し、現在約120の国と地域で活動しています。( http://www.savechildren.or.jp/ )
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