経済産業省委託事業「糖尿病・認知症の早期発見・重症化予防事業」に参画 福島市蓬莱地区でNPOほうらいを支援
株式会社第一興商(東京都品川区 代表取締役社長 林 三郎 以下、当社)は、経済産業省「平成27年度健康寿命延伸産業創出推進事業」の地域ヘルスケアビジネス創出支援において、特定非営利活動法人NPOほうらい(福島県福島市 理事長 小林 義明以下、NPOほうらい)が代表団体として受託した「糖尿病・認知症の早期発見・重症化予防事業」に参画しました。当社は、福島市蓬莱地区において住民同士の健康づくり活動を担う「健康運動サポーター」の養成と、音楽と運動を組み合わせた運動指導「音楽運動教室」を実施し、地域ケアシステムの構築を支援しました。
健康運動サポーター養成講座の様子
参加者から「楽しかった」と好評の音楽運動教室
福島県では、東日本大震災以降、長期避難や外出制限などによるストレスによって心筋梗塞や糖尿病が増加しています。また、原発事故の影響により若年層が流出したことで高齢化が急速に進み、自治組織の維持が難しくなった高齢化地域が発生しています。さらに、これらの地域の医療・福祉従事者が不足しており、既存の地域ケアでは十分な住民サービスが受けられないケースが散見されます。
本事業では、高齢化が進む郊外住宅団地である福島市蓬莱地区において食事と運動によるヘルスケアを実施してきたNPOほうらいが、地域薬局などの医療分野、包括支援センターなどの福祉分野、学習センターなどの住民組織の三者が連携した地域ケアシステムの構築をめざし、モデル事業の基盤づくりを行いました。
本事業において、当社は、蓬莱地区住民の健康づくりを支援する「健康運動サポーター」を養成する講座を行いました。また、地域住民を対象に認知機能の低下チェックを実施するとともに、予防的介入として「運動・口腔・認知」の機能改善に役立つ生活総合改善機器「DKエルダーシステム」を活用した音楽運動教室を開くことで、地域住民の方々が楽しみながら継続的に参加することのできるプログラムの構築とその効果検証を行いました。
他の本事業参加者と連携した活動の結果、地域住民の中から住民同士の健康づくりを支援する10名の「健康運動サポーター」が生まれました。さらに、当社の活動に関連して、一般社団法人日本音楽健康協会が認定する音楽健康指導士2級取得者も3名誕生しました。
今後は、この方たちが中心となって音楽運動教室が継続されます。地域ケアシステムが機能することで、高齢者の介護予防や健康増進が促進され、健康寿命延伸につながることが期待されます。
なお、本事業を基に構築される地域ケアシステムのモデル事業は、ふくしまヘルスケア産業プラットフォームとも連携することで、今後福島県内で水平展開していくことをめざします。
1) 健康運動サポーター養成講座
日 時:平成27年10月14日(水) 10:00~17:00
場 所:福島市蓬莱学習センター
内 容:蓬莱地区住民の健康運動サポーター養成講座
2) 音楽運動教室
日 時:平成27年10月22日 (木)、11月5日(木)、11月19日(木)、12月3日(木)、12月17日(木)
いずれも13:00~15:00
場 所:福島市蓬莱学習センター
内 容:脳活性のためのシナプソロジーと音楽を使ったリフレッシュ運動講座
*第一興商のDKエルダーシステムを用いた教室開催は10月22日、11月19日、12月17日
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