8K4K開発プラットフォームの販売を開始
8K製品開発の飛躍的な効率化を実現
■背景
8K映像は、フルハイビジョン(2K)の16倍の解像度を実現し、フレーム周波数が120Hz、つまり1秒あたり120枚の画像を表示することにより、鮮明で滑らかな画像で圧倒的なリアリティを表現します。2020年に開催される東京五輪では、競技場にいるような臨場感を各家庭のテレビやパブリックビューイング会場などで再現したいというニーズの高まりが期待され、世界最先端の次世代技術を駆使した高画質・高解像度の8K映像を楽しむための製品開発を各社が進めていますが、その技術を実現するためにはこれまでにない開発環境を整える必要があります。
■特長と用途
8K4K開発プラットフォームは、8K4K画像処理装置やLSIの開発における幅広い評価に対応可能なプラットフォームです。8K画像の評価だけでなく、高速トランシーバを使用したインタフェース評価環境としても活用可能です。2種類のベースボードに加えて、8K4Kの映像データの入出力に必要なFMCカードとリファレンスデザインを幅広くラインアップしているため、お客様の環境に合わせた8K画像の入出力評価やIPの評価がすぐに可能になり、お客様は開発のトータルコストを大幅に抑えながら製品を早期市場投入することができます。
・拡張性の高いベースボード
ベースボードには拡張コネクタを複数搭載しているため、FMCカードの搭載により幅広い開発環境の構築が可能です。
・FMCカードの幅広いラインアップ
FMCカードは、HDMI 2.0、DisplayPort1.2、12G SDI、8Lane V-by-One HS LVDSを用意し、さまざまな入出力信号方式に幅広く対応可能です。
・ザイリンクス社リファレンスデザインに対応
各プラットフォーム向けのリファレンスデザインを用意しており、お客様の回路やIPの評価がすぐに可能です。
■製品ラインアップ、主な特長、製品詳細
【Kintex® UltraScale™ FPGA 搭載プラットフォーム 型名:TB-KU-060/115-ACDC8K】
主な特長:
・ ザイリンクス社20nm Kintex UltraScale FPGAシリーズ搭載
・ DDR4 SDRAM(2400Mbps)を64bit幅で、2系統搭載し、広帯域のデータバッファが可能
・ 広帯域のデータ入出力を可能にするGTHトランシーバで拡張性を提供
- FMCコネクタを7個搭載し、様々なインタフェースの組み合わせが可能
- SFP+ソケットを4系統搭載し、広帯域で伝送距離が必要なシステムに対応が可能
製品詳細:
http://solutions.inrevium.com/jp/products/base/kintex_us/tb-ku-xxx-acdc8k.html
【Artix-7 FPGA 搭載プラットフォーム 型名:TB-A7-200T-IMG】
主な特長:
・ ザイリンクス社Artix-7 FPGA XC7A200T搭載
・ ビデオ系のアプリケーション評価がすぐに可能
製品詳細:
http://solutions.inrevium.com/jp/products/base/artix7/tb-a7-200t-img.html
【各種FMCカード(HDMI 2.0、Display Port、12G SDI、8Lane V-by-One HS LVDS)】
製品詳細:
http://solutions.inrevium.com/jp/products/fmc/hpc/index.html
■ターゲット市場、出荷開始日
8K関連製品の開発を進めている、液晶テレビ/有機ELテレビメーカー、放送機器メーカー、医療機器メーカー、デジタルサイネージ提供会社などのお客様向けに、11月26日から出荷を開始します。
2017年度までで2.5億円の売上金額を目標として販売していきます。
今後も、大手FPGAメーカーであるアルテラ社のデザイン・サービス・ネットワーク、およびザイリンクス アライアンス プログラムの認証メンバーとして、最先端デバイスを活用したさまざまなソリューションを提供してまいります。
【東京エレクトロン デバイス株式会社について】
東京エレクトロンデバイスは、半導体製品やビジネスソリューション等を提供する「商社ビジネス」と、お客様の設計受託や自社ブランド商品の開発を行う「開発ビジネス」を有する技術商社です。
URL:http://www.teldevice.co.jp/
【inrevium(インレビアム) について】
東京エレクトロンデバイスは、1985年に開設した設計開発センターの豊富な設計開発経験を活かして、お客様の要求に基づくデザインサービス(設計受託業務)と、市場のニーズを先取りした自社開発商品を、”inrevium(インレビアム)”ブランドで提供する開発ビジネスに注力しています。今後も高付加価値の開発ビジネスに取り組んでいく予定です。
inrevium専用サイトURL:http://www.inrevium.jp/
<本件に関する報道関係からのお問合せ先>
東京エレクトロン デバイス株式会社 広報・IR室 堀田・福井
Tel:045-443-4005、Fax:045-443-4050
お問い合わせフォーム http://www.teldevice.co.jp/contact/news_release/index.html
<本製品に関するお客様からのお問合せ先>
東京エレクトロン デバイス株式会社 インレビアムカンパニー インレビアム営業部 東海林
Tel:045-443-4031、Fax:045-443-4063
お問い合わせフォーム http://solutions.inrevium.com/jp/contact/index.html
※ このニュース リリースに記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
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