「べっぴんさん」の「ぺっぴん」は別嬪だけにあらず。10月スタートの朝ドラは、心をこめて「べっぴん=別品」の子供服作りに邁進するヒロインの物語
「べっぴん」とは「別嬪、美しい女性」を表す言葉ですが、江戸時代には「別品」、すなわち「特別によい品物」という意味でした。10月にスタートしたNHK連続テレビ小説は、心をこめて「べっぴん=別品」の子供服作りに邁進するヒロインの物語。NHK出版からは、ドラマのガイドブックと、ノベライズ版が発売されています。
「ふと、すみれの脳裏に、亡き母に将来の夢を話したときのことがよみがえった。
――お母様、私……私な……もろうた人が……うれしい言うてくれるような……思いを伝えられるような……そういうぺっぴんを作る人になりたい――『NHK連続テレビ小説 べっぴんさん 上』 第3章 とにかく前に」
ヒロインたちがいっしょうけんめいに作り上げる子供服は、この上ない愛情に包まれた「別品」に他なりません。
「私たちも、物を作るとき……誰かのことを考える……。昔は、お母さんのことを思って……。今は、これを着てくれる赤ちゃんのことを思って……」 『NHK連続テレビ小説 べっぴんさん 上』 第8章 止まったままの時計
戦後、焼け野原となった神戸で家を失い出征した夫の消息も知れない中、子供服の店を開いたヒロインの坂東すみれは、仲間と共に一針一針と夢の実現に向かって進んでいきます。そうした生き方もまた、「べっぴん」にほかなりません。
「……私は気が付いたことがあります。それは……お店が、自分の人生の喜びになっているということです。お客さんであるお母さん方や赤ちゃんたちの日々を手伝うこと、それを続けてゆくことは、私の、一緒にいる仲間たちの夢なのだと思います。世の中にはいろんなことがあるけれど、仲間がいれば、大きな力が生まれること……一人ではできないことも、仲間と一緒ならできること……女性も、そんな夢を見ることができる世の中になればと思っています。人を信じることの豊かさと、夢をかなえていく姿を……私は、娘に見せてやりたいです」『NHK連続テレビ小説 べっぴんさん 上』 第8章 止まったままの時計
『NHKドラマ・ガイド 連続テレビ小説 べっぴんさん Part1 』は、ヒロインを演じる新進気鋭の芳根京子のフレッシュな魅力のほか、「べっぴん」をともに作る4人をはじめとした出演者紹介はもちろん、戦前から戦後にかけての物作りをリアリティ溢れて描く「多彩なセット&小道具はここに注目!」、舞台となる「神戸ハイカラ物語」、ドラマのあらすじ、ロケ日記などが満載のガイドブックです。
発売日 2016年09月26日
価格 定価:1,188円(本体1,100円)
判型 AB判
ページ数 112ページ 内カラー64ページ
雑誌コード 6923577
ISBN 978-4-14-923577-6
https://www.nhk-book.co.jp/detail/000069235772016.html
『NHK連続テレビ小説 べっぴんさん 上』は、連続テレビ小説の前半を完全ノベライズ。ドラマに一気に没入できます。
NHK連続テレビ小説 べっぴんさん 上』(NHK出版)
発売日 2016年09月30日
価格 定価:1,404円(本体1,300円)
判型 四六判
ページ数 272ページ
商品コード 0005677
ISBN 978-4-14-005677-6
https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000056772016.html
NHK連続テレビ小説 べっぴんさん
2016年10月3日放送開始 2017年4月1日まで全151回予定
放送時間:朝8:00~8:15 ほか
http://www.nhk.or.jp/beppinsan/
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