「コカ・コーラ 復興支援基金」が岩手県の次世代教育支援に協力 沿岸被災地の県立高等学校と特別支援学校へバス5台を贈呈 「復興」をテーマとした各高校のオリジナルデザインバスも初披露
「コカ・コーラ 復興支援基金」は、2012年10月16日、岩手県庁前において、岩手県内沿岸被災地域の県立高校3校※1ならびに特別支援学校2校※2へのバス贈呈セレモニーを実施いたしました。
今回のバス贈呈は、東日本大震災により甚大な被害を受けた岩手県沿岸地域の水産業の復興を背景とし、沿岸被災地の将来を担う青少年の育成を支援したいという岩手県からの要望に「コカ・コーラ復興支援基金」が応じたものです。
県立実業高校のバスは、中型の約45人乗り仕様で、学校から実習先(沿岸の施設等)への移動手段として活用いただきます。また、特別支援学校のバスは、車いすでの乗り降りが可能なリフト付の53人乗り大型バスを贈呈いたします。今回のバス提供における「コカ・コーラ 復興支援基金」の拠出金額は約1億円となります。
※1:岩手県立種市高等学校、岩手県立久慈東高等学校、岩手県立大船渡東高等学校
※2:岩手県立宮古恵風支援学校、岩手県立気仙光陵支援学校
岩手県と「コカ・コーラ 復興支援基金」では、今回の取り組みに対し、「学生が参加できる活動」「被災地を元気にする活動」につなげたいという共通の想いがありました。そこで、在校生が参加できるバスのデザインコンテストを企画。『復興』をテーマとし、該当の県立高校3校から優秀賞に選ばれたデザインを、各高校の贈呈用バスにラッピングしています。デザインは、それぞれに故郷の『復興』への想いを表現しており、明るく印象的な作品となっています。
バス贈呈のセレモニーでは、始めに、公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団岩手支部長 みちのくコカ・コーラボトリング株式会社 谷村邦久代表取締役社長が挨拶。「この度、岩手県のご助言をいただき、バス5台を贈呈できることは大変光栄であり、皆様に喜んでいただければ幸いです。今後とも地域の皆様に、清涼飲料水事業を通じ、できる限りの貢献を致したいと思っております。」と話しました。
次に、バスの贈呈が行われ、みちのくコカ・コーラボトリング株式会社 谷村代表取締役社長から、岩手県教育委員会 菅野洋樹教育長に5台のバスが贈られました。岩手県教育委員会 菅野教育長からは、岩手県知事からの感謝状が、みちのくコカ・コーラボトリング株式会社 谷村代表取締役社長に贈呈されました。それに続き、岩手県教育委員会 菅野教育長から謝辞が述べられました。
その後、公益財団法人 コカ・コーラ教育・環境財団 松鷹恵一常務理事から、各学校で行われたバスデザインコンテスト受賞の紹介が行われ、その後、受賞者からの感謝の意を表したビデオメッセージが送られました。松鷹常務理事より、各受賞者への記念品の贈呈が行われると、受賞者に代わり、岩手県高等学校長協会 高橋和雄協会長から今回のバス贈呈に対し感謝の意が述べられるとともに、『復興の希望のあかし』になってほしいと語りました。
「コカ・コーラ 復興支援基金」は今後も、被災地の子供たちの生活復興に必要とされる教育施設や公共施設の建設、次世代の人材育成など、東日本大震災によって被害を受けた被災地の復興支援に努めてまいります。
■関係者コメント
岩手県教育委員会 教育長 菅野洋樹(かんのひろき)氏
この度はご支援をいただきましてありがとうございます。また、コカ・コーラ教育・環境財団におかれましては、これまで被災地の子どもに対して、多々、ご支援をいただいております。改めて、御礼を申し上げます。
宮古水産高校の子ども達が訪問してくれたことがありました。その際、津波で被災し、仮設住宅で暮らしている3年生の女子生徒が「全国の皆様方に多大な支援をいただきました。それを糧に、実は、地元の企業に就職が決まりました。これからの宮古の復興のために、本当に小さな力ですが、一つひとつ力を尽くしていきたいです。」と話してくれました。これも、コカ・コーラ教育・環境財団の皆様方をはじめ、岩手の高校生に対して、多大なご支援をいただいた、大きな賜物だと思っています。
岩手の子ども達は皆様方からいただいた御厚情に感謝を申し上げ、自分達が育った地域の復興の担い手となるべく、これからも勉学、クラブ活動、またいろいろな活動に励んでいくと思っております。改めて、多大なご支援に感謝を申し上げ、挨拶に代えさせていただきます。
岩手県立大船渡東高等学校 校長 中村道典(なかむらみちのり)氏
このたびは、コカ・コーラ様より実習送迎用スクールバスを御寄贈いただきありがとうございます。現在使用のバスは、本校が統合により農場実習地まで移動用バスが必要となったことに伴い、一戸高校から移管されたものです。しかしこのバスは、登録から年数が大分経過しかなり老朽化しており、たびたび故障を起こしていました。
今回このような立派なバスをいただくことになり、関係各位には心から感謝申し上げます。これからは、生徒たちも楽しい気持ちで実習地に向かうでしょう。末永く大切に使わせていただきます。ありがとうございました。
岩手県立久慈東高等学校 校長 金澤広利(かなざわひろよし)氏
この度、みちのくコカコーラボトリング株式会社様を通じ、日本コカ・コーラ株式会社様、アメリカのザ コカ・コーラ カンパニー様より、東日本大震災の復興支援として、本校に生徒送迎用のバスをご支援いただくことになり、大変感謝致しております。
本校は、7つの系列を有する総合学科高校であり、海洋科学系列(水産)や環境緑化系列(農業)では実習場所(実習船保管庫や学校農場)への移動に、生徒送迎用バスが必須の状態であります。現有のバスを修理しながら何とか運用をしてまいりましたが、限界状態でありました。
生徒達は震災にもめげずに一生懸命に実習に取り組んでおります。今回のご支援のお申し出は、直向き(ひたむき)に実習に取り組んでいる生徒達への、神様からのプレゼントのような気がしてなりません。
車体のデザインは7つの系列を7色の虹色に喩え、天へ上昇していくさまを表したと聞いています。デザインのとおり7つの系列で学ぶ本校生徒が自身の向上のため、震災の復興復旧のため、上へ上へと昇っていくことを確信しております。
今回のご支援にあらためて感謝の意を申し上げるとともに、必ずや復興復旧のため生徒達がそれぞれの立場で活躍してくれることをお誓い申し上げ、御礼と致します。大変ありがとうございました。
岩手県立種市高等学校 校長 渡辺昌洋(わたなべまさひろ)氏
この度は、すばらしいバスを御贈呈頂きまして、誠にありがとうございます。
本校は、全国唯一の潜水技術者を養成する海洋開発科と普通科を併せ持ち、64年の歴史がある高校で、これまでに六千余名の卒業生を輩出しています。
御贈呈頂きましたバスは、潜水実習を始め様々な教育活動に有効に活用させて頂きます。
今後も、「知・徳・体のバランス」がとれ、「生きる力」を備えた、社会に貢献できる人材の育成に向けて、全校を上げて取り組む所存でございます。
岩手県立気仙光陵支援学校 校長 三浦祐子(みうらゆうこ)氏
車いすに乗車したままでバスを乗降することは、本校の長年の夢でした。
抱きかかえて狭い乗車口を乗り降りする際には危険が伴いますし、体が成長していく生徒たちの介助には教職員の負担が増してきます。また、車いすは個々の体に合わせて制作されたもので、各車が繊細な構造となっており、何度も折りたたむことは好ましくありません。この憂慮されていたことが解決されると思うと感謝の念に堪えません。
リフト付バスを寄贈していただけることで、バス利用の幅が拡充されます。ありがとうございました。
岩手県立宮古恵風支援学校 校長 濱田肇(はまだはじめ)氏
この度のスクールバスの寄贈に対しまして心より御礼申し上げます。
本校は近年、高等部生徒の急増によりバス通学の希望を十分には叶えることができないことや、車いす利用の児童生徒の増加により校外学習の際に車いすの積み降ろしに多くの時間と人手を要するなど、スクールバスについての解決困難な難問を抱えておりました。
そんな折、コカ・コーラ社様からのお話は、天からの救いの声でございました。御寄贈いただいたスクールバスは県内初の電動リフト付き、しかも乗車定員も増員され、これまでの問題が一挙に解決されました。東日本大震災以来、鉄路が絶たれたことで、満員の代替えバスからスクールバスに乗り継ぐ生徒にとっては、ゆったりとしたスクールバスで学校へ向かえることが、一日の学校生活の気持ち良いスタートにつながるものと思います。
新しいスクールバスの窓からのぞく子どもたちの笑顔が目に浮かびます。宮古恵風支援学校の教育活動の充実のために末永く大切に使わせていただきます。本当にありがとうございました。
■バスデザインコンテスト 優秀賞受賞者コメント
岩手県大船渡東高校学校 農芸科学科2年 新沼萌歌(にいぬまもか)さん
今回、「バスのデザインをしてみないか」と担任の先生に声をかけられたことが全ての始まりでした。不安もありましたが、もともと絵を描くことに興味があったので、やってみることにしました。テーマが「みんなが元気になるもの」ということで、私なりに考えてみました。頭に浮かんだのは、風船、花、羽でした。どんな世代に人にも分かりやすいのではないかと思い、それらをモチーフにしました。まさか、自分のデザインが採用されるとは思わず、びっくりしていますが、心から嬉しく思います。
岩手県立久慈東高等学校 総合学科3年 坂下大介(さかしただいすけ)さん
今回、寄贈を受けるバスのデザイン募集の話があったとき、私は、スクールバスだと分かりやすいように、久慈東高校をイメージしてデザインを考えました。
バスの下の青い色は海を、斜めのラインは虹を表現しました。久慈東高校は海の近くにあります。また、総合学科高校で7つの系列に分かれて学習をしています。虹のそれぞれの色が7つの系列をイメージしていて、この虹が久慈東高校という意味もあります。
最初は、まっすぐなラインの虹でデザインしましたが、久慈東高校がこれから益々発展して欲しいと願い、空に向かっていく虹に変更しました。
震災の日から一年半ほど経ちますが、このバスを街中で見た人達の心が、少しでも明るくなればいいなと思います。
岩手県立種市高等学校 海洋開発科職員 吹切重則(ふっきりしげのり)さん
今回のデザインは「海洋開発科一同」の作品です。
本校にはすでに本校職員の作品で、海洋開発科の職員・生徒で日常的に使用し馴染んでいる、ぴったり一致するものが身近にありました。このデザインは、海洋開発科の職員が科の団結と本校の躍進を願って考案したものであり、本校としてバスのデザインに採用することにしました。
本校で使用しているマークは2種類ありまして、今回採用したデザインとは別に日本地図が入っていないタイプのものあります。今回は「復興」というテーマで考えて日本の海を開拓していきたいという思いと南部潜りの伝統を生徒に受け継いでもらいたいという願いから日本地図(岩手県の場所が明示)のある作品を採用することにしました。
<コカ・コーラ 復興支援基金 岩手県沿岸被災地の高等学校および特別支援学校へのバス寄贈 概要>
■支援内容 以下5学校へ各1台のスクールバスの贈呈
高等学校/岩手県立種市高等学校(九戸群洋野町)、岩手県立久慈東高等学校(久慈市)、岩手県立大船渡東高等学校(大船渡市)
メーカー:日野自動車
仕様:中型バス、43~45人乗り、学校名入り、
特記事項:学校別オリジナルデザインラッピングバス
特別支援学校/岩手県立宮古恵風支援学校(宮古市)、岩手県立気仙光陵支援学校(大船渡市)
メーカー:三菱ふそう自動車販売
仕様:大型バス、53人乗り、車椅子乗降リフト付、学校名入り
■バスデザインコンテスト概要
対象:高等学校3学校
内容:寄贈バスのデザインコンテスト
テーマ:「復興」(①在校生や被災地が元気になるデザイン、②地域に密着したデザイン、③言葉によるメッセージ)
提出物:3枚のデザイン画(左右と後方)
審査方法:各学内にて選考・協議の上決定
<参考資料>
■コカ・コーラ 復興支援基金について
「コカ・コーラ 復興支援基金」は、東日本大震災によって甚大な被害を受けられた被災地の復興支援のための資金拠出を目的として、公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団内に、2011年3月24日、ザ コカ・コーラ カンパニーにより設立されました。本基金は、公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団の活動理念に基づき、被災した子供たちの生活復興に必要とされる教育施設をはじめとした、公共施設の建設などに役立ててまいります。現在、本基金は①公立小中学校への太陽光発電設備設置費用の助成②高校生・中学生対象の海外ホームステイ研修プログラム③岩手・宮城・福島県や市町村のニーズに応じた直接支援を展開しています。具体的な活用方法につきましては、被災各地の適切な関係機関と密接に連携の上決定し、ウェブサイトなどを通じてご報告しております。また、本基金は、日本コカ・コーラと12のボトラー社による物資提供(500mlPETボトル換算で700万本以上)と義援金を通じた支援努力をさらに強化するものとして設立され、震災に対するコカ・コーラ社による支援総額は25億円以上となります(2012年7月10日時点)。
「コカ・コーラ 復興支援基金」に関する詳細は、下記ウェブサイト
(http://www.cocacola.co.jp/info/donation/index.html)をご参照ください。
■日本のコカ・コーラシステムについて
日本のコカ・コーラシステムは、原液の供給・製造・販売と製品の企画開発や広告などマーケティングを担う日本コカ・コーラと、全国各地域で製品の製造・販売を行うボトラー12社、および、その関連会社などで構成されています。コカ・コーラシステムでは、東日本大震災復興支援においては、震災直後の緊急支援段階よりコカ・コーラシステム各社が一丸となり取り組みを進めております。
■公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団について
公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団は、2007年6月に37年継続していた日本コカ・コーラボトラーズ育英会と14年継続していたコカ・コーラ環境教育財団の事業を継承し、一元的に運営、推進できる母体として設立されました。心豊かでたくましい人づくり(Healthy Active Life)を理念とし、環境教育、教育支援、スポーツ教育を柱とした貢献事業を企画、提供することにより、国際社会が求める青少年の育成と、彼らを取り巻く地域社会を支える人材の育成を通じ、豊かな国際社会の形成及び国際親善に寄与することを目的に多様な事業を展開しています。
■ザ コカ・コーラ カンパニーについて
ザ コカ・コーラ カンパニーは、500種類以上の炭酸および非炭酸飲料ブランドで消費者に爽やかさをお届けする、世界最大の飲料会社です。世界で最も価値の高いブランドとして知られている「コカ・コーラ」をはじめとして、「ダイエット コーク」、「ファンタ」、「スプライト」、「コカ・コーラ ゼロ」、「ビタミンウォーター」、「パワーエイド」、「ミニッツメイド」、「シンプリー」、「ジョージア」、「デルヴァレー」など年間10億ドルの売上を誇る15のブランドを所有しています。当社はまた、炭酸飲料、果汁飲料および低果汁飲料、RTD茶系飲料、RTDコーヒー飲料を提供する世界第1位の飲料メーカーでもあります。世界最大の飲料流通システムを通じて、200カ国以上の消費者が毎日約18億杯の割合で、当社の飲料を愛飲しています。当社は、持続可能な地域社会の構築を目指してたゆまぬ努力を重ね、環境負荷を低減し、活動的で健康的な生活習慣を促進し、社員にとって安全かつ公平性の高い職場環境を構築し、事業を展開する地域社会の経済発展を促進する取り組みに注力しています。コカ・コーラシステムは、ボトラー社を含めて70万人以上の従業員を擁しており、世界でも民間企業トップ10の雇用主に名を連ねています。ザ コカ・コーラ カンパニーに関する詳しい情報は、当社ホームページwww.thecoca-colacompany.comをご覧ください。または、ツイッターでtwitter.com/CocaColaCoをフォローしてください。
今回のバス贈呈は、東日本大震災により甚大な被害を受けた岩手県沿岸地域の水産業の復興を背景とし、沿岸被災地の将来を担う青少年の育成を支援したいという岩手県からの要望に「コカ・コーラ復興支援基金」が応じたものです。
県立実業高校のバスは、中型の約45人乗り仕様で、学校から実習先(沿岸の施設等)への移動手段として活用いただきます。また、特別支援学校のバスは、車いすでの乗り降りが可能なリフト付の53人乗り大型バスを贈呈いたします。今回のバス提供における「コカ・コーラ 復興支援基金」の拠出金額は約1億円となります。
※1:岩手県立種市高等学校、岩手県立久慈東高等学校、岩手県立大船渡東高等学校
※2:岩手県立宮古恵風支援学校、岩手県立気仙光陵支援学校
岩手県と「コカ・コーラ 復興支援基金」では、今回の取り組みに対し、「学生が参加できる活動」「被災地を元気にする活動」につなげたいという共通の想いがありました。そこで、在校生が参加できるバスのデザインコンテストを企画。『復興』をテーマとし、該当の県立高校3校から優秀賞に選ばれたデザインを、各高校の贈呈用バスにラッピングしています。デザインは、それぞれに故郷の『復興』への想いを表現しており、明るく印象的な作品となっています。
バス贈呈のセレモニーでは、始めに、公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団岩手支部長 みちのくコカ・コーラボトリング株式会社 谷村邦久代表取締役社長が挨拶。「この度、岩手県のご助言をいただき、バス5台を贈呈できることは大変光栄であり、皆様に喜んでいただければ幸いです。今後とも地域の皆様に、清涼飲料水事業を通じ、できる限りの貢献を致したいと思っております。」と話しました。
次に、バスの贈呈が行われ、みちのくコカ・コーラボトリング株式会社 谷村代表取締役社長から、岩手県教育委員会 菅野洋樹教育長に5台のバスが贈られました。岩手県教育委員会 菅野教育長からは、岩手県知事からの感謝状が、みちのくコカ・コーラボトリング株式会社 谷村代表取締役社長に贈呈されました。それに続き、岩手県教育委員会 菅野教育長から謝辞が述べられました。
その後、公益財団法人 コカ・コーラ教育・環境財団 松鷹恵一常務理事から、各学校で行われたバスデザインコンテスト受賞の紹介が行われ、その後、受賞者からの感謝の意を表したビデオメッセージが送られました。松鷹常務理事より、各受賞者への記念品の贈呈が行われると、受賞者に代わり、岩手県高等学校長協会 高橋和雄協会長から今回のバス贈呈に対し感謝の意が述べられるとともに、『復興の希望のあかし』になってほしいと語りました。
「コカ・コーラ 復興支援基金」は今後も、被災地の子供たちの生活復興に必要とされる教育施設や公共施設の建設、次世代の人材育成など、東日本大震災によって被害を受けた被災地の復興支援に努めてまいります。
■関係者コメント
岩手県教育委員会 教育長 菅野洋樹(かんのひろき)氏
この度はご支援をいただきましてありがとうございます。また、コカ・コーラ教育・環境財団におかれましては、これまで被災地の子どもに対して、多々、ご支援をいただいております。改めて、御礼を申し上げます。
宮古水産高校の子ども達が訪問してくれたことがありました。その際、津波で被災し、仮設住宅で暮らしている3年生の女子生徒が「全国の皆様方に多大な支援をいただきました。それを糧に、実は、地元の企業に就職が決まりました。これからの宮古の復興のために、本当に小さな力ですが、一つひとつ力を尽くしていきたいです。」と話してくれました。これも、コカ・コーラ教育・環境財団の皆様方をはじめ、岩手の高校生に対して、多大なご支援をいただいた、大きな賜物だと思っています。
岩手の子ども達は皆様方からいただいた御厚情に感謝を申し上げ、自分達が育った地域の復興の担い手となるべく、これからも勉学、クラブ活動、またいろいろな活動に励んでいくと思っております。改めて、多大なご支援に感謝を申し上げ、挨拶に代えさせていただきます。
岩手県立大船渡東高等学校 校長 中村道典(なかむらみちのり)氏
このたびは、コカ・コーラ様より実習送迎用スクールバスを御寄贈いただきありがとうございます。現在使用のバスは、本校が統合により農場実習地まで移動用バスが必要となったことに伴い、一戸高校から移管されたものです。しかしこのバスは、登録から年数が大分経過しかなり老朽化しており、たびたび故障を起こしていました。
今回このような立派なバスをいただくことになり、関係各位には心から感謝申し上げます。これからは、生徒たちも楽しい気持ちで実習地に向かうでしょう。末永く大切に使わせていただきます。ありがとうございました。
岩手県立久慈東高等学校 校長 金澤広利(かなざわひろよし)氏
この度、みちのくコカコーラボトリング株式会社様を通じ、日本コカ・コーラ株式会社様、アメリカのザ コカ・コーラ カンパニー様より、東日本大震災の復興支援として、本校に生徒送迎用のバスをご支援いただくことになり、大変感謝致しております。
本校は、7つの系列を有する総合学科高校であり、海洋科学系列(水産)や環境緑化系列(農業)では実習場所(実習船保管庫や学校農場)への移動に、生徒送迎用バスが必須の状態であります。現有のバスを修理しながら何とか運用をしてまいりましたが、限界状態でありました。
生徒達は震災にもめげずに一生懸命に実習に取り組んでおります。今回のご支援のお申し出は、直向き(ひたむき)に実習に取り組んでいる生徒達への、神様からのプレゼントのような気がしてなりません。
車体のデザインは7つの系列を7色の虹色に喩え、天へ上昇していくさまを表したと聞いています。デザインのとおり7つの系列で学ぶ本校生徒が自身の向上のため、震災の復興復旧のため、上へ上へと昇っていくことを確信しております。
今回のご支援にあらためて感謝の意を申し上げるとともに、必ずや復興復旧のため生徒達がそれぞれの立場で活躍してくれることをお誓い申し上げ、御礼と致します。大変ありがとうございました。
岩手県立種市高等学校 校長 渡辺昌洋(わたなべまさひろ)氏
この度は、すばらしいバスを御贈呈頂きまして、誠にありがとうございます。
本校は、全国唯一の潜水技術者を養成する海洋開発科と普通科を併せ持ち、64年の歴史がある高校で、これまでに六千余名の卒業生を輩出しています。
御贈呈頂きましたバスは、潜水実習を始め様々な教育活動に有効に活用させて頂きます。
今後も、「知・徳・体のバランス」がとれ、「生きる力」を備えた、社会に貢献できる人材の育成に向けて、全校を上げて取り組む所存でございます。
岩手県立気仙光陵支援学校 校長 三浦祐子(みうらゆうこ)氏
車いすに乗車したままでバスを乗降することは、本校の長年の夢でした。
抱きかかえて狭い乗車口を乗り降りする際には危険が伴いますし、体が成長していく生徒たちの介助には教職員の負担が増してきます。また、車いすは個々の体に合わせて制作されたもので、各車が繊細な構造となっており、何度も折りたたむことは好ましくありません。この憂慮されていたことが解決されると思うと感謝の念に堪えません。
リフト付バスを寄贈していただけることで、バス利用の幅が拡充されます。ありがとうございました。
岩手県立宮古恵風支援学校 校長 濱田肇(はまだはじめ)氏
この度のスクールバスの寄贈に対しまして心より御礼申し上げます。
本校は近年、高等部生徒の急増によりバス通学の希望を十分には叶えることができないことや、車いす利用の児童生徒の増加により校外学習の際に車いすの積み降ろしに多くの時間と人手を要するなど、スクールバスについての解決困難な難問を抱えておりました。
そんな折、コカ・コーラ社様からのお話は、天からの救いの声でございました。御寄贈いただいたスクールバスは県内初の電動リフト付き、しかも乗車定員も増員され、これまでの問題が一挙に解決されました。東日本大震災以来、鉄路が絶たれたことで、満員の代替えバスからスクールバスに乗り継ぐ生徒にとっては、ゆったりとしたスクールバスで学校へ向かえることが、一日の学校生活の気持ち良いスタートにつながるものと思います。
新しいスクールバスの窓からのぞく子どもたちの笑顔が目に浮かびます。宮古恵風支援学校の教育活動の充実のために末永く大切に使わせていただきます。本当にありがとうございました。
■バスデザインコンテスト 優秀賞受賞者コメント
岩手県大船渡東高校学校 農芸科学科2年 新沼萌歌(にいぬまもか)さん
今回、「バスのデザインをしてみないか」と担任の先生に声をかけられたことが全ての始まりでした。不安もありましたが、もともと絵を描くことに興味があったので、やってみることにしました。テーマが「みんなが元気になるもの」ということで、私なりに考えてみました。頭に浮かんだのは、風船、花、羽でした。どんな世代に人にも分かりやすいのではないかと思い、それらをモチーフにしました。まさか、自分のデザインが採用されるとは思わず、びっくりしていますが、心から嬉しく思います。
岩手県立久慈東高等学校 総合学科3年 坂下大介(さかしただいすけ)さん
今回、寄贈を受けるバスのデザイン募集の話があったとき、私は、スクールバスだと分かりやすいように、久慈東高校をイメージしてデザインを考えました。
バスの下の青い色は海を、斜めのラインは虹を表現しました。久慈東高校は海の近くにあります。また、総合学科高校で7つの系列に分かれて学習をしています。虹のそれぞれの色が7つの系列をイメージしていて、この虹が久慈東高校という意味もあります。
最初は、まっすぐなラインの虹でデザインしましたが、久慈東高校がこれから益々発展して欲しいと願い、空に向かっていく虹に変更しました。
震災の日から一年半ほど経ちますが、このバスを街中で見た人達の心が、少しでも明るくなればいいなと思います。
岩手県立種市高等学校 海洋開発科職員 吹切重則(ふっきりしげのり)さん
今回のデザインは「海洋開発科一同」の作品です。
本校にはすでに本校職員の作品で、海洋開発科の職員・生徒で日常的に使用し馴染んでいる、ぴったり一致するものが身近にありました。このデザインは、海洋開発科の職員が科の団結と本校の躍進を願って考案したものであり、本校としてバスのデザインに採用することにしました。
本校で使用しているマークは2種類ありまして、今回採用したデザインとは別に日本地図が入っていないタイプのものあります。今回は「復興」というテーマで考えて日本の海を開拓していきたいという思いと南部潜りの伝統を生徒に受け継いでもらいたいという願いから日本地図(岩手県の場所が明示)のある作品を採用することにしました。
<コカ・コーラ 復興支援基金 岩手県沿岸被災地の高等学校および特別支援学校へのバス寄贈 概要>
■支援内容 以下5学校へ各1台のスクールバスの贈呈
高等学校/岩手県立種市高等学校(九戸群洋野町)、岩手県立久慈東高等学校(久慈市)、岩手県立大船渡東高等学校(大船渡市)
メーカー:日野自動車
仕様:中型バス、43~45人乗り、学校名入り、
特記事項:学校別オリジナルデザインラッピングバス
特別支援学校/岩手県立宮古恵風支援学校(宮古市)、岩手県立気仙光陵支援学校(大船渡市)
メーカー:三菱ふそう自動車販売
仕様:大型バス、53人乗り、車椅子乗降リフト付、学校名入り
■バスデザインコンテスト概要
対象:高等学校3学校
内容:寄贈バスのデザインコンテスト
テーマ:「復興」(①在校生や被災地が元気になるデザイン、②地域に密着したデザイン、③言葉によるメッセージ)
提出物:3枚のデザイン画(左右と後方)
審査方法:各学内にて選考・協議の上決定
<参考資料>
■コカ・コーラ 復興支援基金について
「コカ・コーラ 復興支援基金」は、東日本大震災によって甚大な被害を受けられた被災地の復興支援のための資金拠出を目的として、公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団内に、2011年3月24日、ザ コカ・コーラ カンパニーにより設立されました。本基金は、公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団の活動理念に基づき、被災した子供たちの生活復興に必要とされる教育施設をはじめとした、公共施設の建設などに役立ててまいります。現在、本基金は①公立小中学校への太陽光発電設備設置費用の助成②高校生・中学生対象の海外ホームステイ研修プログラム③岩手・宮城・福島県や市町村のニーズに応じた直接支援を展開しています。具体的な活用方法につきましては、被災各地の適切な関係機関と密接に連携の上決定し、ウェブサイトなどを通じてご報告しております。また、本基金は、日本コカ・コーラと12のボトラー社による物資提供(500mlPETボトル換算で700万本以上)と義援金を通じた支援努力をさらに強化するものとして設立され、震災に対するコカ・コーラ社による支援総額は25億円以上となります(2012年7月10日時点)。
「コカ・コーラ 復興支援基金」に関する詳細は、下記ウェブサイト
(http://www.cocacola.co.jp/info/donation/index.html)をご参照ください。
■日本のコカ・コーラシステムについて
日本のコカ・コーラシステムは、原液の供給・製造・販売と製品の企画開発や広告などマーケティングを担う日本コカ・コーラと、全国各地域で製品の製造・販売を行うボトラー12社、および、その関連会社などで構成されています。コカ・コーラシステムでは、東日本大震災復興支援においては、震災直後の緊急支援段階よりコカ・コーラシステム各社が一丸となり取り組みを進めております。
■公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団について
公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団は、2007年6月に37年継続していた日本コカ・コーラボトラーズ育英会と14年継続していたコカ・コーラ環境教育財団の事業を継承し、一元的に運営、推進できる母体として設立されました。心豊かでたくましい人づくり(Healthy Active Life)を理念とし、環境教育、教育支援、スポーツ教育を柱とした貢献事業を企画、提供することにより、国際社会が求める青少年の育成と、彼らを取り巻く地域社会を支える人材の育成を通じ、豊かな国際社会の形成及び国際親善に寄与することを目的に多様な事業を展開しています。
■ザ コカ・コーラ カンパニーについて
ザ コカ・コーラ カンパニーは、500種類以上の炭酸および非炭酸飲料ブランドで消費者に爽やかさをお届けする、世界最大の飲料会社です。世界で最も価値の高いブランドとして知られている「コカ・コーラ」をはじめとして、「ダイエット コーク」、「ファンタ」、「スプライト」、「コカ・コーラ ゼロ」、「ビタミンウォーター」、「パワーエイド」、「ミニッツメイド」、「シンプリー」、「ジョージア」、「デルヴァレー」など年間10億ドルの売上を誇る15のブランドを所有しています。当社はまた、炭酸飲料、果汁飲料および低果汁飲料、RTD茶系飲料、RTDコーヒー飲料を提供する世界第1位の飲料メーカーでもあります。世界最大の飲料流通システムを通じて、200カ国以上の消費者が毎日約18億杯の割合で、当社の飲料を愛飲しています。当社は、持続可能な地域社会の構築を目指してたゆまぬ努力を重ね、環境負荷を低減し、活動的で健康的な生活習慣を促進し、社員にとって安全かつ公平性の高い職場環境を構築し、事業を展開する地域社会の経済発展を促進する取り組みに注力しています。コカ・コーラシステムは、ボトラー社を含めて70万人以上の従業員を擁しており、世界でも民間企業トップ10の雇用主に名を連ねています。ザ コカ・コーラ カンパニーに関する詳しい情報は、当社ホームページwww.thecoca-colacompany.comをご覧ください。または、ツイッターでtwitter.com/CocaColaCoをフォローしてください。
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