防災科学技術研究所と日本気象協会、共同で社会実験を開始~「10分先の大雨情報」の有用性確認のため、期間限定のモニターを1,000名募集~

日本気象協会

  一般財団法人日本気象協会(本社:東京都豊島区、会長:繩野 克彦)と国立研究開発法人防災科学技術研究所(本所:茨城県つくば市、理事長:岡田義光)は、激しい雨が降る最大10分前に利用者へ電子メールにて大雨情報を伝達する仕組み「10分先の大雨情報」の有用性を検討するための社会実験を6月1日(月)から10月31日(土)まで共同で行います。
 本社会実験は、内閣府が科学技術イノベーション実現のために平成26年度に創設したプログラム
 「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」(※1)の課題のひとつである「レジリエントな防災・減災機能の強化」達成の一環として実施します。
 また、この社会実験の有用性確認のため、期間限定モニターを1,000名募集します。

【社会実験を行う背景と実験結果が活用される想定】
 近年、全国各地において豪雨に伴う人的、物的な被害が発生しています。今回の社会実験を通じ大雨情報の有用性を確認し、屋外で活動中の方の避難等に活用されることを想定しています。

【社会実験の概要】
 国土交通省が運用するXバンドMPレーダネットワーク(XRAIN)を活用し、激しい雨が上空で検知された時点で利用者の携帯電話/携帯端末宛てに電子メールを送信します。

 

               「10分先の大雨情報」メール配信(例)                「10分先の大雨情報」Web配信(例)

【モニター募集について】
本社会実験の予測の対象は関東地方の一部(北緯35°~36.4895°、東経139°~140.705°)の範囲内です(下図)。

 

(1)応募条件
モニター対象者は、上図の範囲内の「10分先の大雨情報」の活用を希望し、電子メールでその情報を受信できる方とさせて頂きます。なお、登録頂いたモニターの方には、メール受信後に利用者アンケートにご協力いただきます。

(2)応募期間及び人数
応募期間:平成27年5月21日(木)14時から
人数:先着1,000名

(※1) 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)とは総合科学技術・イノベーション会議が自らの司令塔機能を発揮して、府省の枠や旧来の分野の枠を超えたマネジメントに主導的な役割を果たすことを通じて、科学技術イノベーションを実現するために新たに創設するプログラムです。

【報道用参考資料】
■ユーザ登録手順
1. ユーザ登録アドレス(entry-vilrain@bousai-mail.jp)へ空メールを送信します。
2. 折り返しの登録案内メール中のURLにアクセスし、その後は画面の指示にしたがって必要事項を登録します。
3. 設定画面から「登録地点、配信期限、メール受信間隔、カテゴリー」の設定を行います(配信基準の設定は変更できません)。

①登録地点
地図の中心部の座標が入力欄に表示されます。「設定」ボタンで確定します。「矢印」ボタンで移動、「広域・詳細」ボタンで地図の縮尺を選べます。また、座標を入力欄に直接入力しても設定できます。
場所名で入力した名称はメールの対象地点名となります。最大2地点まで指定可能です。

②配信期限

 

夜間など、情報が不必要な時間帯には
メールを受信したくない方のために、
メールが配信される時間帯を以下の3通りから設定することができます。
・期限なし(全日)
・期限なし(日中7時~19時)
・当日限り(19時まで)

③メール受信間隔
大雨情報メールが繰り返し配信されるのを避けるため、一度メールを受信すると、一定時間はメールが送信されないようになっています。大雨情報メールを受け取る最小の時間間隔を1時間、3時間、6時間、12時間、24時間から選択します。

④カテゴリー
ご利用者の職業や利用目的から選択します。


■利用
1.情報配信
配信基準の予測雨量(10分間5mm(30mm/h)以上)を満たす場合に、登録頂いた電子メールアドレスに通知が届きます。

2.利用者アンケート
予測精度や情報配信について、アンケートにご協力いただきます。情報を配信したメールの末尾に書かれているURLから入力してご送信ください。

■QRコード
  登録用QRコードは、次のとおりです。


 

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日本気象協会は、1950年の設立以来、60年以上にわたり、広域予報にとどまらない、より生活に身近な都道府県単位の気象予報やピンポイントの気象予報を、各メディアや自社メディアを通して発表している民間の団体です。国内の民間事業者としては最大の規模で、全国に支社や支店、事業所があり、天気予報のエキスパートである気象予報士265名(2014年7月現在)が多面的に業務に関わり、気象予報の業務に関しては24時間365日体制で最新の情報を発信しております。

また、その事業分野は気象予報にとどまらず、そのノウハウを生かし防災・減災、安全管理、また環境アセスメントや再生可能エネルギーに関する事業分野など、皆様の快適な日常生活や安全確保の支援や、産業活動の発展や環境の保全のために事業を展開しております。
http://www.jwa.or.jp
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自然・天気
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会社概要

一般財団法人日本気象協会

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URL
http://www.jwa.or.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都豊島区東池袋3-1-1 サンシャイン60 55階
電話番号
-
代表者名
石川裕己
上場
未上場
資本金
-
設立
-