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国立研究開発法人科学技術振興機構 日本科学未来館
会社概要

新しい4常設展示の体験内容やタイトルが決定

「ロボット」「地球環境」「老い」がテーマ

日本科学未来館

日本科学未来館(略称:未来館、館長:浅川智恵子)は、2023年11月22日(水)に公開する「ロボット」「地球環境」「老い」をテーマにした新常設展示について、展示タイトルを含む詳細情報を決定しました。「ロボット」は2つの展示空間に分かれ、合わせて4つの常設展示が誕生します。3テーマそれぞれ、さまざまな社会の課題との向き合い方や解決に向けたヒントを、最新の科学や技術にもとづく展示体験を通して探っていきます。
https://www.miraikan.jst.go.jp/news/general/202309133125.html

日本科学未来館 外観日本科学未来館 外観

「ロボット」の新展示は、これからますますロボットが暮らしに溶け込む未来を見据え、その関わり方を考えます。1つ目の展示は、「ハロー! ロボット」。コミュニケーションロボットなどとのふれあいや、最新のロボット研究の紹介を通して多様なロボット技術を知り、その可能性を体感できます。2つ目は、人とロボットがともに暮らす未来のまちで起こる物語に参加する展示「ナナイロクエスト -ロボットと生きる未来のものがたり」。専用タブレットを使ってまちで起こったトラブルを解決するなかで、人とロボットとのさまざまな関係性に向き合います。最後には来館者同士が多様な価値観を共有し、考えを深めます。

「地球環境」の新展示は「プラネタリー・クライシス これからもこの地球でくらすために」。音響や振動などの演出や現地で収録した臨場感あふれる映像を用いた、気候変動の影響を受ける太平洋の島国、フィジー共和国の人々の暮らしを体感する大型映像体験から始まります。急激に変化する地球環境の今を科学的なデータに基づいて捉えながら、私たちの暮らしが多様な環境問題を引き起こしている現状を理解し、私たちに今、何ができるのかを探ります。

「老い」をテーマした新展示は「老いパーク」。6つの体験展示を通して、老化により生じる目、耳、運動器、脳の変化を疑似的に体験します。老化現象が起こるメカニズムや現在一般的に取りうる対処法、近い将来身近になるかもしれない研究開発中のサポート技術などを紹介しながら、一人ひとりにとっての豊かな老いとの付き合い方や生き方のヒントをともに考えます。

展示公開に先立ち、館長浅川智恵子は「私たちの社会にはさまざまな課題があります。これらの4つの展示を通して、新しい科学や技術に親しみながら、多様な人々の考え方に触れていただき、よりよい未来への糸口をいっしょに見つけていきましょう。STEAM教育や探究学習などの場として活用いただくことも期待しています」と述べています。


■公開情報

展示公開日:2023年11月22日(水)

展示エリア: 3階・5階常設展示ゾーン

休館日:火曜日、年末年始(12月28日~1月1日)

開館時間:10時~17時(最終入場は16時30分)

https://www.miraikan.jst.go.jp/news/general/202309133125.html



<詳細>

■新展示1 「ハロー! ロボット」 (テーマ:ロボット)


「ハロー! ロボット」の展示空間イメージ「ハロー! ロボット」の展示空間イメージ

ロボットたちとのふれあいや、最新ロボティクス研究の紹介を通して、未来の多様なロボットとのくらしを想像し、新しい可能性を見つけることができる展示です。

人とのコミュニケーションやセラピーを目的に開発されたロボットとふれあえるエリアでは、ロボットに触れたり、声をかけたりしながら、インタラクションを楽しむことができます。最新ロボティクス研究の紹介では、内容を定期的に更新することで、常に最新の研究や注目のロボットを展示します。「こんなロボットもあるんだ!」と、来館者がそれまで持っていたロボットのイメージが変わるような研究を、実物を通して幅広く紹介します。これらの体験から、人とロボットの関わりに想像をふくらませ、これからの技術への向き合い方について考えを深めることができます。


●見どころ

・実際に触れたり声をかけたりしながら、ロボットとのインタラクションを楽しめます。本展示のために新たに制作された、未来館オリジナルキャラクターのロボットも登場します。

・人間の身体の仕組みとAIを組み合わせてリズミカルなジャンプをするロボットや、人が発した言葉に関心や共感を示しながら会話を促してくれるロボットなど、実物とともに研究の最前線が見られます。


●監修

茂木 強氏(科学技術振興機構 研究開発戦略センター フェロー)


●協力研究者(五十音順)

岡田 美智男氏 (豊橋技術科学大学 情報・知能工学系 教授)

上出 寛子氏 (名古屋大学 未来社会創造機構 特任准教授)

佐野 明人氏 (名古屋工業大学大学院工学研究科 教授)

瀬島 吉裕氏 (関西大学 総合情報学部 准教授)

多田隈 建二郎氏 (東北大学 大学院情報科学研究科 准教授)

増田 容一氏 (大阪大学大学院 工学研究科 助教)


●ロボット展示協力

GROOVE X株式会社、ソニーグループ株式会社、株式会社知能システム

柴田 崇徳氏(産業技術総合研究所 上級主任研究員)


●キャラクターロボット技術協力

トヨタ自動車株式会社


●設計・制作

 株式会社乃村工藝社


●設置エリア

3階 常設展示ゾーン「未来をつくる」




■新展示2 「ナナイロクエスト -ロボットと生きる未来のものがたり」  (テーマ:ロボット)


「ナナイロシティ」の世界観(イメージボード)「ナナイロシティ」の世界観(イメージボード)

「ナナイロシティ」の展示空間イメージ「ナナイロシティ」の展示空間イメージ

ロボット技術は今後さらに発展し、ますます私たちの身近なところで使われていくでしょう。一人ひとりが幸せな暮らしを実現するためには、ロボットとどのように関わっていけばよいのでしょうか。

この展示では、人とロボットがともに暮らす未来のまち「ナナイロシティ」で起こったトラブルを解決するために、専用タブレットを使って展示空間を探索していきます。住人との会話や、まちで活躍するロボットの情報などを手がかりに、人とロボットとのさまざまな付き合い方に触れていきます。最後にたどり着くのは、感想やアイデアなどを自由に投稿するエリア。自分の考えを残すとともに、他の来館者が残した多様な価値観に触れることで、新たな気づきが得られるかもしれません。


●見どころ

・ロボット工学の研究やELSI(倫理的・法的・社会的課題)などを踏まえて、「人間のパートナーとしてのロボット」、「人間の持つスキルを再現するロボット」、「人間の身体や感覚を拡張するロボット」などをテーマにした3つの体験シナリオを用意しました。興味関心にあわせて、好きなシナリオを選択できます。

・AIエンジニアとしても活動するSF作家や、リアル脱出ゲームをはじめとした体験型ゲームを手掛けるチームと内容を共同制作することで、楽しみながら、より自然に未来のまちの物語に没入する体験ができます。

・体験の最後に、来館者自身がロボットとの未来について考えたことを残したり、他の来館者の価値観に触れたりすることができます。


●監修

 [ロボット技術]安藤 健氏(大阪大学医学系研究科 招聘研究員)

 [問い・体験]塩瀬 隆之氏(京都大学総合博物館 准教授)


●参加クリエイター

シナリオ原案 :安野 貴博氏(SF作家、AIエンジニア)

コンテンツ企画 :株式会社SCRAP

音楽 :Tomggg氏(トラックメイカー)

アートワーク :モンブラン・ピクチャーズ株式会社


●設計・制作

 株式会社乃村工藝社


●設置エリア

   3階 常設展示ゾーン「未来をつくる」




■新展示3 「プラネタリー・クライシス -これからもこの地球でくらすために」 (テーマ:地球環境)


「プラネタリー・クライシス」の全体イメージ「プラネタリー・クライシス」の全体イメージ

導入部映像イメージ導入部映像イメージ

多くの人々が地球環境に対して危機意識を持つ一方、具体的なアクションを起こしている人はまだ限られています。これからもこの地球で暮らしていくために、私たちは今、何をすべきなのでしょうか。

この展示では、すでに気候変動の危機にさらされている地域の人々の暮らしを体感し、急激に変化する地球環境の今を科学的なデータに基づいて捉えながら、私たちの暮らしが多様な環境問題を引き起こしている現状を理解していきます。体験の最後では環境問題に取り組む人々の実践例を踏まえ、私たちが今できることを考えます。体験を通して地球環境と暮らしを多角的に見つめ直すことで、未来のための前向きな一歩を一緒に探っていきましょう。


●見どころ

・海面上昇など気候変動の影響を受ける太平洋の島国、フィジー共和国の人々の暮らしの実情を、音響や振動、風などの演出効果と現地で収録した大型映像を通して体感できます。

・国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の最新報告書のエッセンスを体験型の展示を通して理解することができます。

・環境問題の解決に取り組む実践者たちのアイデアに触れながら、問いかけに沿って自分ができることを考え、投稿していきます。

・展示の設計・制作の過程でも地球環境へ配慮しました。国産の木材を主な材料として、普段は廃棄されてしまう木材や枝、制作過程で生じる端材を活用するだけでなく、展示公開終了後に再利用しやすい工夫なども取り入れています。


●総合監修

武内 和彦氏(地球環境戦略研究機関(IGES)理事長)

江守 正多氏(東京大学 未来ビジョン研究センター 教授/国立環境研究所 上級主席研究員)


●設計・制作

株式会社つむら工芸、株式会社ピクス

[展示プランニング] 中原 崇志氏、谷尾 剛史氏、平等 隆志氏

[空間ディレクション・デザイン] VUILD株式会社 ほか


●設置エリア

5階 常設展示ゾーン「世界をさぐる」


※人類が直面する地球環境問題のうち、特に気候変動、生物多様性の損失、汚染が三つの「プラネタリー・クライシス(惑星の危機)」と呼ばれています。




■新展示4 「老いパーク」 (テーマ:老い)


「老いパーク」の全体イメージ「老いパーク」の全体イメージ

老化現象疑似体験ゲームのイメージ老化現象疑似体験ゲームのイメージ

超高齢社会を迎えるなか、私たちはどのように「老い」と付き合っていけばよいのでしょうか。豊かで自分らしい生き方・老い方を模索し、それを実現するために科学技術はどう活用できるのでしょうか。

この展示ではまず、多くの方が自覚しやすい目、耳、運動器、脳の4つの老化現象を疑似体験することで誰にでも訪れる老いを体感します。現在わかっている老いのメカニズムや老化の対処法、ロボティクスなどを用いた研究開発中のサポート技術など、科学技術の側

面から老いとの付き合い方の選択肢を紹介します。すでに「老い」と向き合う方々の人生の捉え方などを知ることで、各自にとっての豊かな老いとの付き合い方や生き方のヒントをともに探ります。


●見どころ

・目、耳、運動器、脳の老化現象を、ゲーム要素も取り入れ子どもでも親しみやすく工夫した6つの体験型展示を通して疑似的に体感できます。

・老化現象が起こるメカニズムや現在一般的に取りうる対処法、また近い将来身近になるかもしれない研究開発中のサポート技術や、さらに先の未来の実現を目指して始まった研究などを紹介します。科学技術の側面から、老いに対する不安の軽減を目指し、一人ひとりが自分にとって望ましい老い方や生き方を考えるための選択肢を知ることができます。

・すでに老いと向き合っている方々に今後どう生きたいか問いかけるインタビューを見ながら、来館者自身がどのように老いに向かっていきたいか考え、意見を発信することができます。


●総合監修

荒井 秀典氏(国立長寿医療研究センター 理事長)


●監修

[視覚]稲冨 勉氏(国立長寿医療研究センター眼科感覚器 センター長)

[聴覚]内田 育恵氏(愛知医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科 教授)

[認知機能]櫻井 孝氏 (国立長寿医療研究センター 研究所長)


●協力        

 ソニーグループ株式会社、伊藤 ガビン氏、ほか


●設計・制作

 株式会社乃村工藝社、株式会社ワットエバー


●設置エリア

3階 常設展示ゾーン「未来をつくる」

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