~全国に2万もの雪崩の危険箇所が!?~ 雪崩(なだれ)から身を守るために

 国土の半分以上が「豪雪地帯」に指定されている日本では、毎年、雪崩(なだれ)による災害が発生しています。豪雪地帯の住民や登山者のほか、レジャー目的で訪れる観光客も巻き込まれるおそれがあります。今回は、政府広報オンラインより、「雪崩(なだれ)から身を守るために」をお伝えします。

 

<関連リンク>
「最大で時速200㎞ものスピードに!雪崩(なだれ)から身を守るために」
URL: http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201311/4.html
(多数の写真や図表を用いて解説していますので、ぜひご覧ください)
 
  • 雪崩の危険箇所は、全国に2万も!
 毎年、雪崩災害は1~3月を中心に発生しており、死者・行方不明者を伴う被害が起きています。人家5戸以上などの集落を対象とした雪崩の危険箇所は、全国で2万以上もあります。豪雪地帯で暮らす約2,000万人もの住民のほか、登山者やスキー・スノーボードまたは温泉といったレジャー目的で訪れる観光客も、雪崩災害に巻き込まれるおそれがあります。

 雪崩は、古い積雪面の上に積もった新雪が滑り落ちる「表層(ひょうそう)雪崩」と、地表面の上に積もった固く重たい雪が滑り落ちる「全層(ぜんそう)雪崩」の大きく2つのタイプに分けられます。このうち、「表層雪崩」は、低気温で降雪が続く1~2月の厳寒期に多く起きています。
 「表層雪崩」の速度は、最大で時速200km、新幹線並みのスピードとなります。そのため、発生に気づいてから逃げることは困難です。災害から身を守るためには、前もって雪崩が発生しやすい場所や条件を知り、そうした場所には近づかないことが重要です。
 
  • 表層雪崩と全層雪崩
≪表層雪崩≫
 ・古い積雪面に降り積もった新雪が滑り落ちるもの。
・1~2月など厳寒期に起きやすい。
・100~200km/h(新幹線並みの速度)、遠くまで届きやすい。
<発生しやすい条件>
・気温が低く、既にかなりの積雪がある上に、短期間に多量の降雪があった時
(例えば、1メートル程度以上の積雪の上に30センチ程度以上の降雪があった時など)
・急傾斜で、特に雪庇(せっぴ)や吹きだまりが出来ている斜面
・0度以下の気温が続き、吹雪や強風が伴う時

≪全層雪崩≫
・斜面の固くて重たい雪が、地表面の上を流れるように滑り落ちるもの。
・春先の雪融け時期に起きやすい。
・40~80km/h (自動車並みの速度)
<発生しやすい条件>
・過去に雪崩が発生した斜面など
・春先や降雨後、フェーン現象などによる気温上昇時
・斜面に積雪の亀裂ができている時
 
  • 雪崩が発生しやすい場所条件
次のような場所では、雪崩が起きる危険があります。
くれぐれも近づかないでください。
○急な斜面

一般的に、傾斜が30度以上になると発生しやすくなり、特に35度~45度が最も危険と言われています。
○低木林や、まばらな植生の斜面
中高木が密に生えている斜面では雪崩が発生しにくい一方、低木林やまばらな植生の斜面では雪崩発生の危険が高くなります。笹や草に覆われた斜面などは裸地よりも発生しやすい地形です。
特に、気温が低く、積雪がすでにあるうえに、短期間に多量の降雪があったときや、0度以下の気温が続き、吹雪や強風が伴うときは、雪崩発生の危険が高まります。
 
  • 雪崩の前兆現象
さらに、急傾斜の斜面で、下記のような前兆現象が見られた時は、決して近づかずに、最寄りの市町村役場や警察署、または消防署へすぐに通報してください。

<危険を知らせる前兆現象の例>
①雪庇(せっぴ)・・・ 山の尾根からの雪の張り出し。張り出した部分が雪のかたまりとなって斜面に落ちる。
②巻きだれ・・・雪崩予防柵からの雪の張り出し。張り出した部分が雪のかたまりとなって斜面に落ちる。
③斜面が平らになっている・・・斜面に元の地形が分からないほど平らに雪が積もると、表層雪崩が起きる危険がある。家の裏山などは特に要注意。
④スノーボール・・・斜面を転がり落ちてくるボールのような雪のかたまり。雪庇や巻だれの一部が落ちてきたもので、多く見られるときは特に要注意。
⑤クラック・・・斜面にひっかき傷が付いたような雪の裂け目。積もっていた雪がゆるみ、少しずつ動き出そうとしている状態。
⑥雪しわ・・・ふやけた指先のようなシワ状の雪の模様。積もっていた雪がゆるみ、少しずつ動き出そうとしている状態。積雪が少なくても全層雪崩の危険がある。
 
  • 雪崩に遭遇したら
 もしも実際に、雪崩が自分の周りで発生したら、または自分自身が雪崩に巻き込まれたら?そのような状況に遭遇したら、ただちに雪崩の流れの端へ逃げて自分の安全を確保し、周囲の人に雪崩の発生を知らせるようにしましょう。
 自分自身が雪崩に流されてしまった場合は、身体から荷物を外し、雪の中で泳いで浮上するようにしてください。雪の中から、上を歩いている人の声が聞こえる場合があるため、聞こえたら大きな声を出すようにしてください。

 

 

<さらに詳しい情報はこちらから>

・全国地すべりがけ崩れ対策協議会「雪崩対応安全ガイドブック」[PDF]

http://www.pref.niigata.lg.jp/HTML_Article/349/57/nadaregide,1.pdf

 国土交通省と都道府県では、地域の実情に応じて、雪崩災害に対する国民の理解と関心を高めるための様々な活動を実施しています。危険箇所(ハザードマップ)は、お住まいの都道府県または市町村のホームページで確認できます。防災知識の普及の他、雪崩危険個所の周知や点検、警戒、避難訓練など、お住まいの地域における雪崩対策の取組について、詳しくは、都道府県または市町村までお問い合わせください。


<関連リンク>
・国土交通省「雪崩防災」
URL:http://www.mlit.go.jp/mizukokudo/sabo/nadare.html
<インターネットテレビ>    
・冬の脅威!「雪崩災害」から身を守る (動画)
URL:http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg5778.html

プレスリリースファイルはこちらから:
http://prtimes.jp/a/?f=d7444-20150209-8622.pdf


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