誰も望んでいないのになぜ戦争が起きてしまうのか? 安全保障のリアルを知る元海上自衛隊指揮官が戦争を避ける方法を緊急提言!
「世界は戦争に向かいつつあります」なぜなら、いま世界のいくつもの国や組織において戦争というオプションが選択される危険性が高まっているからです。国家には自らの生存確率の最大化を目的として活動するという大原則があります。したがって自国より強い国が存在するということは、自国の生存の確率を下げることに他ならないのです。そして戦争は国家の政治的手段の一つになっています。実際にすべての戦争が「自衛のための戦争」と定義されて始まっているという事実を考慮すると「戦争は起こるはずがない」と言い切ることはできません。理想論が通用しなくなったこの世界に「戦争を止める方法」は存在するのでしょうか?
本書の著者は海上自衛隊指揮官、駐中国防衛駐在官等の実務経験を経て、世界の安全保障問題の研究に携わっています。英国のEU離脱や米国のトランプ旋風が物語る世界的な理想の崩壊。中国とロシアがいま考えている事。安全保障の議論を避け続けてきた日本の危うさ。従来の非戦論ではなく「戦争をしないの方が得だ」という観点が意味するもの。日本だからこそできること。複雑な世界の安全保障について豊富な事例に的確な分析を交えて解説しています。安全保障についての議論があまりにも未熟な日本の実情に警鐘を鳴らし「何が戦争を止めるのか」その大いなる可能性を緊急提言します。
本書の項目
EUが苦しむ理想と現実の「ギャップ」/トランプ氏の躍進から見えてくる米国の「ひずみ」/直視を避け続ける日本の「リアル」/国家は理想と現実の間で嘘をつく/リベラリズムとは何か?/リベラリズムは必然的に「悪者」を作り出す/必然だった「米中対峙」/構造的緊張と戦争の間/伝統的リアリズムの限界/リアリズムを本当に使えるものにするために/戦争はオプションのひとつにすぎない/「欲望の体系」で戦争を止める
本書は過去そして現在にわたって世界で起きた様々な問題を見事に解説し、私たちのあやふやな認識を確かなものにしてくれます。重要な判断を他の誰かに委ね続けるのではなく、自分自身で考えてみる機会として最適の一冊です。
【著者プロフィール】
小原凡司(おはら ぼんじ)
1985年防衛大学校卒業後、海上自衛隊回転翼操縦士として勤務、第101飛行隊長、第21航空隊司令等歴任。1998年筑波大学大学院修士課程(修士論文「中国の独立自主外交」)修了、2002年防衛研究所一般課程修了。2003年3月~2006年4月駐中国防衛駐在官、2006年防衛省海上幕僚監部情報班長等を経て退職。2013年1月より東京財団研究員・政策プロデューサー。著書に「中国の軍事戦略」(東洋経済新報社)「軍事大国・中国の正体」(徳間書店)など。
【書籍情報】
単行本(ソフトカバー)
出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン (2016/9/10)
言語: 日本語
ISBN-10: 4799319663
ISBN-13: 978-4799319666
発売日: 2016.9.10
商品パッケージの寸法: 18.2 x 12.8 x 2 cm
ディスカヴァーサイト:http://www.d21.co.jp/shop/isbn9784799319666
【販売サイト】
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4799319663/
楽天ブックス:http://books.rakuten.co.jp/rb/14413186/
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