地域のクリエーター×地元商店街=横浜・馬車道150周年記念ロゴ誕生! 創造都市横浜の新しい果実

クリエーターの力を地域に還元する、創造都市プロジェクト in 横浜。

2017年、横浜・馬車道はその名で呼ばれるようになってから150周年を迎えます。新しい記念ロゴを作るにあたり、馬車道商店街が選んだ方法はコンペ。応募条件は「馬車道界隈で在勤、在住のデザイナー」でした。アートの力でまちの魅力を作り出すプロジェクト「創造都市」を推進するアーツコミッション・ヨコハマ(公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団)が募集・審査に協力し、このたび最優秀作品が選ばれました。
 

天野和俊氏受賞作

 


創造都市横浜のプロジェクト

 

横浜で活動するアーティストやクリエイターを応援し、その力でまちの振興、活性化することを目的のひとつとしたプロジェクト「文化芸術創造都市・横浜」。
その一端を担うアーツコミッション・ヨコハマ(ACY)のミッションには、アーティストやクリエイターの誘致や活動拠点作りの支援、彼らのコーディネーションなどがあります。
その活動もすでに8年、地域にもだんだんと周知されてきています。
ACYは今回の馬車道150周年記念ロゴのデザイン募集にも協力し、地域のクリエーターたちへの呼びかけや告知活動を行いました。
約2か月の公募期間に29のデザインが寄せられました。



横浜らしさ、歴史にこだわる

選ばれたのは馬車道に事務所を構える天野和俊氏。5年前にACYを通じて東京から横浜に事務所を移し、横浜での人脈を得て仕事を拡げてきました。
「デザインコンセプトを考えるにあたり、『歴史の轍から、未来の轍へ』というキーメッセージを設定しました。150年という歴史の継承と、これから未来の歴史を刻んでゆく現代性あふれる明快な轍のシンボルに、横浜をイメージした濱明朝体を合わせることで、オールドタウン馬車道150年記念を祝うにふさわしい爽やかさを出すことができました」と天野氏。
濱明朝体とは、タイププロジェクト株式会社が「横浜らしさ」にこだわって作った書体です。
氷川丸の船体から横画、海上から見た建築群から縦画のデザインを導き出しています。
すっきりとしていてどことなくポップ。
天野氏はこの書体に加え、ピーチピンクと茶色の上品な色合いで馬車道のシックな伝統を、両端の上に向かって伸びていく轍の跡で未来へ続くイメージを表しています。



馬車道の、馬車道による、馬車道のためのデザイン

すでに馬車道にはBSマークと呼ばれる伝統的な馬車のデザインがあります。
横浜市民にもなじみの深いこのマークを活かし、馬車道の歴史と未来を感じさせるデザインが今回のコンペの希求ポイントでした。
天野氏の最優秀作品は「造形的にバランスがとれており、色が優れていると同時に、とても機能的でありロゴの遡求や商品化を考えた場合に展開力がある」と評価されました。
まちは変貌を遂げたとしても、馬車道の落ち着いたブランドイメージは継承していきたい、と総合的に評価の高かった天野氏の作品が選ばれたのです。
表彰は10月31日の「馬車道まつり」で行われました。
最優秀受賞者には、馬車道150周年記念フラッグのデザインも依頼されます。
 

表彰式の様子。中央が天野和俊氏

 

来年に向けて、このロゴを目にすることが多くなることでしょう。




天野和俊氏プロフィール

1970年生まれ。多摩美術大学卒業後、レオ・バーネット協同、佐藤卓デザイン事務所を経て2000年に独立。2002年より天野和俊デザイン事務所代表。2005年にアイルランドで1年を過ごし、2010年に横浜馬車道オフィス開設。主な仕事に、東京ステーションホテル、Dance Dance Dance@YOKOHAMA などのV.I 開発やブランディングデザイン、多様なメーカーの商品デザイン開発に携わる。日本グラフィックデザイナー協会会員、日本パッケージデザイナー協会会員。

 

 

*アーツコミッション・ヨコハマとは?

芸術文化活動を振興することにより、創造性豊かで潤いと活力に満ちた 市民生活の実現を目的とする公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団。主な運営施設として横浜美術館、横浜みなとみらいホール、横浜能楽堂、横浜にぎわい座、横浜赤レンガ倉庫1 号館などがあり、横浜トリエンナーレや横濱JAZZ PROMENADE等のフェスティバルを行う。今回のコンペで協力したアーツコミッション・ヨコハマは、財団のプロジェクトのひとつで、横浜市の掲げる 「文化芸術創造都市・横浜」の取り組みを基にアーティスト、クリエーターの支援を通じ、その力を街に活かすと共に、クリエイティブな活動と街のプロモーションを行っている。
http://acy.yafjp.org/
 
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