中村俊輔がエスパニョール入団会見「リーガでのプレーは光栄」、地元ファン57％から最大の期待選手に選ばれる

10日のバルセロナ到着初日から、空港に約300人のファンが詰め掛けるなど、現地で熱烈な歓迎を受けているエスパニョールの中村俊輔。13日には、かねてから「大規模になる」と話題になっていた入団会見が行われた。新スタジアム、エスタディオ・コルネジャ・エル・プラットで行われた今回の会見には、国内外からメディア約300人が訪れ、その注目度の高さを証明。7000人ものファンが中村俊輔の姿を一目見ようとスタジアムに足を運び、エスパニョールのクラブ史において最大規模の入団会見となった。

中村は会見のはじめに「ボン・ディーア（こんにちは）」と、スペイン語ではなくバルセロナ地元の言語であるカタルーニャ語で挨拶。「こんなに期待されてるとは思っていませんでした。グラウンドに入ってベストなプレーができればと思います」「良い中盤の選手が多いリーガで、プレーできたら光栄だと思う」などと、現在の心境を語った。

バルセロナ地元紙『ムンド・デポルティーボ』が7月6日から行っているWEBアンケートでは、「エスパニョール新加入選手の中で最も期待するのは誰？」との問いに、53％のファンが「NAKAMURA」と回答（MFベルドゥ・26％、ベン・サハル・17％、ピジュー・5％）。中村のデビューが見込まれる8月2日の親善試合リバプール戦、そして8月29日に開幕となるリーガ第1節ビルバオ戦。さらに早くも2節に待ち受ける“新銀河系軍団”レアル・マドリードとの対戦に向け、中村に大きな注目が集まっている。

●以下、入団会見コメント

Ｑ：新しいスタジアムの雰囲気はどうですか？

ボン・ディーア（こんにちは）。会長や多くの人の熱意があって、ここ（エスパニョール）へ来ましたが、こんなに期待されてるとは思いませんでした。でも、期待されるのは良いことだと思います。

Ｑ：背番号ですが、どうして7番を選んだのでしょう？

（候補として）14や7があったんですけど、付けたことのない番号だったので新鮮な気持ちで選びました。

Ｑ：プレッシャーとモチベーション、今のところどっちが強いですか？

まぁ、グラウンドに入ってベストなプレーができればと思います。

Ｑ：どうしてエスパニョールを選ばれたのでしょうか？

やっぱり、スペインでやりたかったというのが一番です。あと、GMの方から熱心なお誘いを受けたのが心に響きました。

Ｑ：チームとしての目標、それと個人的な目標も教えて下さい。

（今回のオフシーズンは）体を作る時間がなかったのですが、一番はエスパニョールが勝つために努力すること。それだけです。

Ｑ：何年間かプレーした後、また横浜マリノスでプレーしたいという気持ちはありますか？

今はもう先のことは考えていません。

Ｑ：リーガ・エスパニョーラはどんなイメージですか？ホーム初戦がレアル・マドリード戦ですね。

良い中盤の選手がいて、そんな中でプレーできたら光栄だと思います。最初はレアルで、ってのも良いですね。

Ｑ：来年はW杯があります。成長したいと思っている点はありますか？

一番は、「判断」の早さが肝心だと考えています。

Ｑ：リーガでプレーすることになりますが、日本でプレーする選手たちに見て欲しいところは？

まぁ、少しでもレベルの高いところでプレーして見せられたら。そういうのが日本にも必要なのかな？良いプレーができればと思います。

Ｑ：家族の問題もあったと思いますが、バルセロナへ来ることに対しての反応は？

やっぱり家族があって、自分があるので。最後は「自分の夢だからついてきて欲しい」と言いました。結果を残さないといけないなと思っています。

Ｑ：カタルーニャ料理のパン・コン・トマテはもう食べましたか？

ヤ・コメイド（隣の代理人が「ヤ・エ・コミド（もう食べたよ）」だよと訂正）

Ｑ：これからも日本代表の試合がありますが、全試合帰ることになるのでしょうか？

それはまだ決まっていない。代表もそうですが、ここで良いプレーをしないと選ばれませんから。今はここで良いプレーをすることしか考えていません。


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