2015年 医師が選ぶ「医学界・医師界における今年の漢字一文字」発表!

医療界で相次いだ不祥事の結果、3年連続で「偽」が最多に

医師10万人以上(国内医師の3人に1人)が参加する医師専用コミュニティサイト「MedPeer(メドピア)」(https://medpeer.jp)を運営するメドピア株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長:石見 陽)は、会員医師を対象に「医学界・医師界における今年の漢字一文字(略称:2015年 医師が選ぶ今年の漢字)」を募集いたしました。結果、医療界で相次いだ不祥事の影響から3年連続で「偽」が最多得票となりました。


■MedPeer調査結果:「2015年 医師が選ぶ今年の漢字」(総回答:2,936人)

【漢字】/【回答者数】/【比率】 /【主な選出理由】
1位: 偽 / 107 / 3.6% / 論文不正問題や「偽り」を象徴する社会問題の頻発から
2位: 乱 / 106 / 3.6% / 大学病院の医療事故での倫理的な「乱れ」、国際情勢から
3位: 忍 / 102 / 3.5% / 実質マイナス改定となった診療報酬や厳しさ増す現場環境から
4位: 戦 / 97 / 3.3% / 安保法制や世界各地での戦争、対テロの「戦い」から
5位: 変 / 68 / 2.3% / 医療制度改革や新たな治療法による現場の「変化」から

・「2015年 医学界・医師界における今年の漢字一文字」の募集に対し2,936人の医師が回答し、「偽」が最も多い107票を得た。「偽」は2013年、14年に続き、3年連続で第1位となった。2014年末にSTAP細胞論文について報告書がまとめられ、STAP細胞の存在が否定されたことや、特定機能病院の取り消しにつながった大学付属病院でのずさんな医療・医療事故への対応、さらには東京五輪エンブレムの白紙撤回、マンションの杭打ちデータの偽装などの世相も反映された結果となった。

・第2位は「乱」で、第1位の「偽」とはわずか1票差だった。世界各地でのテロ行為に加えて、医療事故調査制度や新専門医制度など医療制度改革での混乱を反映して多くの票を集めた。第3位は「忍」(前回調査では4位)で、医療費削減や厳しい勤務環境が反映した結果となった。

■ベスト10と、主な理由(コメント抜粋)

1位 「偽」 107票
・STAP細胞の件や、群馬大学病院での手術後の死亡の件など、信頼を失った感じがする。(50代、一般内科)
・群馬大学病院の話がやはり強烈でした。(30代、消化器外科)
・STAP細胞騒動、杭打ちデータ偽装など、人の心をあざむく出来事が多過ぎると感じます。(50代、消化器外科)
・精神保健指定医の申請において虚偽が見つかったことが思い出されました。(30代、精神科)
・東芝の粉飾決算、旭化成建材の杭打ちデータの改ざん、東京五輪エンブレムをめぐる偽装の疑いなどがあったので。(60代、リウマチ科)
※STAP細胞論文の調査結果は理化学研究所が2014年末に報告書をまとめています

2位 「乱」 106票
・さまざまな不祥事があり、医療界はかなり乱れた一年でした。(50代、一般内科)
・日本の医学界ではやはりSTAP細胞の件が大きな話題かと思います。まさに波乱の一年であったように思います。(30代、一般内科)
・テロや経済の変調、自然災害に至るまで今年は乱れっぱなしだと思いました。(40代、精神科)
・世の中はフランステロなどで乱れております。我が身も、新教育制度と医局制度の中でどう動くか…まさに乱な一年。(30代、放射線科)

3位 「忍」 102票
・消費税が上がり診療報酬の改定も望めない中、現状に甘んじて目の前の患者さんや医療を支えている気持ちを表したものです。(60代、整形外科)
・勤務医の厳しい労働環境がますます悪化し、消費税の影響で病院収支も厳しく、ひたすら忍耐を強いられているため。(50代、呼吸器内科)
・診療に追われ、従業員に責められ、妻にいびられ…、ストレスの多い生活であり、「忍」が最も適切かと考えます。(60代、一般内科)

4位 「戦」 97票
・安保法案、そして世界各地の殺戮と攻撃…。戦という嫌な字を何度も思い起こさせられた。(50代、産婦人科)
・医療費改定に関する「戦い」にもひっかけて。イスラム国、テロと戦いの多い年でした。スポーツではラグビー、野球でよい「戦い」もありましたが。(60代、代謝・内分泌科)

5位 「変」 68票
・医療制度が変革の過渡期で、現場もそれに対応しようと変わってきている。(40代、小児科)
・専門医制度の問題、新たな医学部の新設など変化の多かった年と思います。(50代、血液内科)

6位 「賞」 63票
・大村智先生の地道な努力によるノーベル賞受賞は大変印象的でした。(40代、血液内科)
・ノーベル賞を取得した日本人が多く、医学部門でも後に続くことを期待しているから。(30代、精神科)

7位 「新」 56票
・久しぶりに新設の医学部ができることは大きな出来事であったと思います。(50代、精神科)
・新しい医学部、新しい治療法、新しい医療機器など変化のある年だった。(40代、泌尿器科)

8位 「安」 52票
・医療の面でも安倍政権の政策が目に付いたのと、マイナンバー制度など安全保障関連法案の「安」もあるので。(30代、眼科)
・医療事故調査制度の導入を含め、安全に対する意識がより高まった。加えて安保関連法案あり、安部首相あり。(50代、血液内科)

9位 「争」 50票
・国内では安全保障関連法案が可決され、与野党の争いが起きるとともに、イスラム国を契機とした各地の争いは治まる様子がないので。(40代、神経内科)
・「争」を選んだのは、各地でテロ、戦争が頻発しているから。(50代、一般内科)

10位 「爆」 47票
・空爆、爆発と穏やかでないことが強く印象付けられました。唯一、良い意味では爆買い?(40代、耳鼻咽喉科)
・爆買い、爆弾テロと「爆」を印象付けた1年だったと思います。(50代、一般内科)

■調査概要
・調査期間:2015年11月23日(月)~11月30日(月)
・有効回答:2,936人(回答者はすべて、MedPeerに会員登録をする医師)
・調査方法:医師専用コミュニティサイト MedPeer内の「ポスティング調査」コーナーにおいて、MedPeer事務局(運営:メドピア株式会社)より、以下の質問を投げかけました。
・質問:「MedPeerでは、医師の皆さまに『医学界・医師界における、今年の漢字一文字』を募集致します。皆さまがお考えになる、2015年の医学界・医師界の世相・変化・出来事を表す漢字一文字をご回答ください。」

■過去の調査結果
・当募集「医学界・医師界における今年の漢字一文字」は、2012年から毎年実施し、今回で4回目の開催となります。
・昨年(2014年)は、年頭のSTAP論文発表や臨床研究のデータ不正問題などに大きな関心が集まったことから、有効回答者2,784人のうち230人が「偽」に投票し、2年連続で最多得票となりました。

※過去の結果詳細はこちらをご覧ください。
2014年度・・・1位「偽」
https://medpeer.co.jp/press/_cms_dir/wp-content/uploads/2014/12/Posting_20141212_2.pdf
2013年度・・・1位「偽」
https://medpeer.co.jp/press/_cms_dir/wp-content/uploads/2014/05/Posting_131224.pdf
2012年度・・・1位「再」
https://medpeer.co.jp/press/_cms_dir/wp-content/uploads/2014/05/Posting_121211.pdf

■記事引用時のお願い
・医師専用コミュニティサイト「MedPeer」調べ、と明記ください。
・WEB上での引用に際しましては、「MedPeer」に https://medpeer.jp へのリンク付与をお願い致します。
・添付のイラスト画像は自由にご利用ください。

【メドピア株式会社について】
・社名:メドピア株式会社( https://medpeer.co.jp )
・代表者:代表取締役社長 石見 陽 (医師・医学博士)
・設立:2004年12月
・運営サービス:医師専用サイト「MedPeer(メドピア)」( https://medpeer.jp

メドピア株式会社は、「Supporting Doctors, Helping Patients.」を理念として、現在10万人以上の医師(国内医師の3人に1人)が参加する医師専用サイト「MedPeer」を運営しています。医師同士が臨床現場で得た知見を「集合知」として共有する場を提供することで、医師の診療を支援するとともに、MedPeerの医師会員および集合知を源泉として、製薬企業をはじめとした企業に対して医師向けのマーケティング支援サービスを提供しています。

【お問い合わせ先】
メドピア株式会社 広報担当 藤野
電話:03-6447-7961 | メール:pr@medpeer.co.jp

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