ヘアドネーション(髪の寄付)による人毛ウィッグを子どもたちに無償提供するNPO法人「JHDAC(ジャーダック)」に協力
●ウィッグの提供を希望される方の支援場所として、114サロンを提供 ●定期的なお手入れが重要となるウィッグのアフターケアをサポート
また、ウィッグをより長く快適にお使いいただけるよう、JHDAC(ジャーダック)によって贈られたウィッグを対象に、シャンプーや、自髪のカット等を含むアデランスのサロンメニューを通常料金の3割引で提供し、これまでほとんど実施されていなかったアフターケアをサポートします。
多感な時期の子どもたちが脱毛によって受ける精神的な痛みは計り知れないものです。アデランスでは「お子さまの髪の悩みを心の傷にしないために」をテーマに、1978年より今年で37年目を迎える「愛のチャリティ」を実施してきました。本活動は現在、通年において全国の病気やケガなどの理由で脱毛に悩むお子さま(4歳~15歳まで)に笑顔を取り戻していただくため、オーダーメイド・ウィッグを製作しプレゼントしております。今回、JHDAC(ジャーダック)と当社の活動の目的が共通のものであると感じ、企業の社会的責任(CSR)としてサポートさせていただく運びとなりました。
■協力の経緯について ~帯広三条高校を通じたJHDAC(ジャーダック)との出会い~
2014年、北海道の帯広三条高校の放送局の生徒が「髪」をテーマに企業を紹介するドキュメンタリー作品(第61回NHK杯全国放送コンテスト・テレビドキュメント部門 優秀賞)を制作した際、病気などの理由で脱毛した子どもたちにオーダーメイド・ウィッグを届ける活動を継続している当社に取材依頼がありました。取材の過程で、当社は、別の取材先であった、NPO法人JHDAC(ジャーダック)の活動について知ることとなりました。
一方、JHDAC(ジャーダック)の活動は、現役で働く全国の美容師の有志によって行われているため、「採寸などを行う際に、プライバシーに配慮して美容室の営業を一時中止しなければならない」「ウィッグをお渡しした後のアフターケアがない」といった課題を抱えられておられました。当社では、このような課題を、全国に展開するアデランスサロンや、長年にわたりお客様と対応してきた理・美容師の技術など当社の既存資産を有効活用することで解決できるのではないかと考え、サポートさせていただく運びとなりました。
■アデランスの協力内容について
①ウィッグを希望される方の支援場所として、114のアデランスサロンを提供
プライバシーに配慮した完全個室を備え、全国に展開するアデランスのサロンを、ウィッグの提供を希望される方の支援場所として提供します。これによりJHDAC(ジャーダック)の賛同美容師が、美容室の営業を一時中断することなくアデランスのサロンに出張し、採寸(頭のサイズの計測)や完成したウィッグのお渡し等の作業を行えるようになります。また、支援場所が増えることで、多くのウィッグ希望者に、一日でも早くウィッグが提供できるようになります。
<協力前>
<協力後>
②定期的なお手入れが重要となるウィッグのアフターケアをサポート
ウィッグをより快適にお使いいただくためには、さまざまなケアを必要とし、見た目の自然さを維持するための定期的なお手入れが重要となってきます。今回当社では、JHDAC(ジャーダック)によって贈られたウィッグを対象に、シャンプーや、自髪のカット等を含むアデランスの「Aカットコース」を通常料金(男性:4,300 円、女性 4,700円~5,200 円)(税込)の3割引で提供します。これにより、今までほとんど実施されていなかったアフターケアを行うことができ、支援を必要とされる方々が安心してお使いいただけるための継続的なサポートが可能になります。
■JHDAC(ジャーダック)の活動について
JHDAC(ジャーダック)は、ヘアドネーション(髪の寄付)によって贈られた毛髪をオーダーメイドフルウィッグ(人毛100%)として再生させ、ウィッグを必要としている子どもたちに無償提供している日本で唯一のNPO法人です。
提供対象者は、小児ガンや先天性の脱毛症等でウィッグを必要とする18歳未満の希望者で、2009年の設立以来、これまでに55人※の子どもたちにウィッグをお届けしてきました。一方で、現在も約30人※の子どもたちがウィッグを必要とし、待機リストに名を連ねています。ウィッグは、ネットを通じた募金活動で集めた資金や助成金により製作(委託生産)されており、採寸後ウィッグが完成するまで約1ヶ月かかります。
JHDAC(ジャーダック)の活動は、現役で働く全国の美容師の有志によって支えらえています。ヘアドネーション用のカットや頭の採寸、スタイルカット(ウィッグ用のヘアカット)等のさまざまな作業を美容師が本業の傍ら行っており、現在、186店舗の美容室(2015年2月末時点)が “JHDAC(ジャーダック)公認の協力店”として登録されています。このうちウィッグ希望者への採寸・納品までを行う美容室は約半数の108店舗(2015年2月末現在)です。JHDAC(ジャーダック)では、ウィッグの提供を希望される方の異なる状況に対応するために、ご自宅や、万が一入院中でも病院までお伺いして採寸とスタイルカットをする出張サービスも行っています。
※2015年2月末現在
*JHDAC(ジャーダック)のホームページ:http://jhdac.org/
<JHDAC(ジャーダック)に関するお問い合わせ先>
特定非営利活動法人Japan Hair Donation &Charity
事務局長 渡辺貴一 e-mail:info@jhdac.org
■協力概要
○実施開始日
2015年3月7日(土)
○協力内容
①ウィッグを希望される方の支援(採寸・ウィッグの納品)場所として、全国のアデランスサロン(114店舗/2015年1月末現在)の個室ブースを無償提供。
※採寸・納品を行うのはJHDACもしくは賛同美容室の美容師です。アデランスの社員は採寸、納品を行いません。
※アデランスでは、ヘアドネーション(髪の寄付)の受付は行っていません。
②ウィッグ納品後のお手入れサポートとして、シャンプーや、自髪カットなどを含むアデランスの「Aカットコース」を通常料金(男性:4,300 円、女性 4,700円~5,200 円)(税込)の3割引にて提供。(お渡し日から2年間)
○対象店舗
全国のアデランスサロン(114店舗/2015年1月末現在)
※アフターサポートは、一部の病院内サロンでも行います。
※アフターサポートを利用していただく場合は、アデランスの店舗に電話予約の上、ご来店いただきます。その際、ウィッグとJHDACからウィッグを提供される際に渡される「JHDACお手入れカード」を提示していただきます。
■今回のアデランスの協力に対するJHDAC(ジャーダック)のコメント
私共の活動に先立つこと37年、ウィッグ製作のノウハウとクオリティーを「頭髪に悩みを抱える子ども達」に惜しみなく提供されてきた実績と熱意に賛同する形で今回の協業が実現したことは、非常に光栄なことであると感じています。
ウィッグ業界最大手であられるアデランス様と、美容業界とのコラボレーションによって、これまで同じ髪を扱っていながら、殆ど接点を持たなかった者同士が融合することは、全く新しい頭髪文化の到来を予見せしめると共に「人類の宝である子ども達」の未来に寄与する希望の一助となりうることを確信しております。(JHDAC渡辺様)
■アデランスのCSR活動について
アデランスグループは、創業以来、お客様の髪のお悩みを解決するために、真摯に取り組み、活動を続けてきました。常に新たな社会的価値を創造することで、毛髪・ウィッグ文化が栄え、世の中の笑顔を広げたいと考えます。事業を行う上で、社会や時代の要請により、企業市民として、社会的責任や環境配慮にも積極的に取り組んでいます。こうした活動を「事業と一体化した戦略的CSR」として進めています。
・愛のチャリティ
「お子さまの髪の悩みを心の傷にしないために」をテーマに、病気やケガなどの理由で脱毛に悩むお子さま(4歳から15歳まで)へオーダーメイド・ウィッグを製作してプレゼントする「愛のチャリティ」を、1978年から30年以上継続して実施しています。当初はクリスマスの時期の期間限定のキャンペーンでしたが、2012年9月からは年間を通じた活動に変更し、2014年からはレディメイド・ウィッグのプレゼントも開始しています。
・「One Worldプロジェクト」へのお手入れ支援サービス
東日本大震災で被災されたがん患者様に医療向けウィッグなどのケア用品を届ける支援団体「One Worldプロジェクト」の活動に賛同し、同団体が提供したウィッグを対象に、2012年7月からシャンプーやヘアカットなどのお手入れサービスを通常価格の半額で提供しています。本サービスは、2014年6月末の終了を予定していましたが、継続のご要望が多く寄せられていたことから、2年間サービスを延長することとし、患者様や患者様を支える医療従事者の方々をサポートし続けています。
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