2月は雪崩が最も多発する時期です。あらためてご注意を!
~人家のそばに、全国2万もの危険箇所が!~
レジャーや観光などで雪国を訪れる人も、あらためて雪崩の仕組みを知り、被害の防止・軽減に役立てましょう。
<関連リンク>
政府広報オンライン/お役立ち情報 「雪崩(なだれ)から身を守るために」
URL:http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201311/4.html
政府広報オンライン/政府インターネットテレビ 「冬の脅威!『雪崩災害』から身を守る」
URL:http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg5778.html
- 雪崩の約44%が2月に発生
平成5年(1993年)から平成26年(2014年)の間に観測された計376件の雪崩のうち、165件(約44%)が2月に発生しており、2月は雪崩が最も多く発生する時期だといえます。
我が国は、国土の約半分が「豪雪地帯」(※)に指定されており、特に日本海側に集中しています。また、雪崩の危険箇所が人家5戸以上の集落を対象に指定されていますが、その総数は全国でおよそ2万か所を数えており、雪崩は暮らしに身近な危険のひとつです。
※豪雪地帯:豪雪地帯対策特別措置法にもとづいて指定。
雪崩は大きく「表層雪崩」と「全層雪崩」の2つのタイプに分けられ、このうち「表層雪崩」が1~2月の厳寒期に起きやすい傾向があります。「表層雪崩」は最高で時速200kmという新幹線並みのスピードで雪が滑り落ち、被害が広範囲に及ぶのが特徴です。
また、気温が上昇して積もった雪が溶け始める融雪期 (おおむね3月以降)には、大量の雪が自動車並みの速度(時速40~80km)で滑り落ちる「全層雪崩」が起きやすい傾向があります。
表層雪崩 | 全層雪崩 | |
概要 | 古い積雪面に降り積もった 新雪が滑り落ちる |
斜面の硬くて重たい雪が、地表面の上を流れるように滑り落ちる |
主な発生時期 | 低気温で降雪が続く厳寒期(1~2月) | 気温が上昇する春先の融雪期(3月) |
速度 | 新幹線並み(時速100~200km) | 自動車並み(時速40~80km) |
- 雪崩の発生しやすい場所・条件
雪崩が起きやすい地形
・急な斜面
・低木林やまばらな植生の斜面
表層雪崩が起きやすい条件
・気温が低い厳寒期(1月~2月)
・すでにかなりの積雪がある上に、短期間に多量の降雪があった時
・0度以下の気温が続き、吹雪や強風が伴う時
全層雪崩が起きやすい条件
・気温が上昇する春先(3月)や、降雨後やフェーン現象で気温が上がった時
・過去に雪崩が発生した斜面や山腹傾斜地
・斜面に積雪の亀裂が発生している時
- 雪崩の危険箇所と「なだれ注意報」の確認を!
日頃から、都道府県や市町村が提供する「ハザードマップ」などで各自治体の雪崩の危険箇所などを確認しておきましょう。
危険箇所は、自治体のホームページ(右図は新潟県の例)で確認できます。
また、以下の気象庁「防災気象情報」のサイトでは、気象情報や注意報が確認できます。雪崩の危険が予想される際には「なだれ注意報」が出されますので、そうした気象情報をご確認ください。
気象庁/防災気象情報
URL:http://www.jma.go.jp/jp/kishojoho/
- 雪崩の前兆現象
なお、いつも必ず前兆現象が確認できるとは限りません。危険箇所に近い、発生する条件がある、といった場合は、前兆現象の有無にかかわらず、くれぐれもご注意ください。
主な前兆現象には次のようなものがあります。詳しくは以下のリンクからご覧ください。
・雪庇(せっぴ)
・雪しわ
・巻きだれ
・スノーボール
・クラック(ひび)
・積雪のため斜面が(元の地形がわからないほど)平らになっている
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政府広報オンライン/お役立ち情報「雪崩(なだれ)から身を守るために」
URL:http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201311/4.html
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