【株式会社ひらまつ】美⾷のワールドカップ「ボキューズ・ドール2023 フランス本選」に東京・銀座「アルジェント」⽯井友之が⽇本代表として出場「子供たちが選ぶ、一番大好きなプレート賞」を受賞

“子供のための料理”という初の課題に、特別試食審査員として参加した5名の子供たちが、参加24か国の中から日本のプレートに最高位を。

株式会社ひらまつ

2023年2月8日 10時00分

株式会社ひらまつ（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO：遠藤久、以下ひらまつ）が運営する東京・銀座「アルジェント」の石井友之は、2023年1月22日、23日にフランス・リヨンで開催された世界24か国のトップシェフたちがNo1をかけて競う美食のワールドカップ「ボキューズ・ドール国際料理コンクール」に日本代表選手として出場し、プレート料理とプラッター料理を規定の5時間半で作り上げ、アジア勢最高位の12位、そして子供のための料理は特別賞を受賞しました。

世界の料理界にも新たな風が。

ー「Social Commitment Award」や初の子供をテーマとした「Feed The Kids」など、
社会における料理、料理人の在り方が問われる中で特別賞を受賞ー

世界を揺るがした新型コロナウイルスという脅威を経て開催された第19回「ボキューズ・ドール国際料理コンクール」。社会における食の役割、そして料理人の社会への貢献度や責任を評価する賞として「Social Commitment Award」が前大会に続き常設となり、料理界においてもまた、新風の訪れを感じる大会となりました。

大会では掲げられたテーマの料理を制限時間内に作り上げなければなりませんが、そのテーマの一つが「子供のための、子供が喜ぶ料理（Feed The Kids）」と発表されたことは、世界のトップシェフたちを大いに驚かせました。

家庭では3人の子供たちの子煩悩な父親である石井友之の挑戦は、子供たちの顔を思い浮かべながら、世界大会でプロフェッショナルとして問われるクオリティの料理を追求することになりました。その結果、完成したプレート料理そのものの審査員賞はフランスが受賞しましたが、考え抜かれた味わいやプレゼンテーションに試食した子供たち一同からの支持を得て、特別賞を受賞することができました。

特別審査員となった子供たちは、「自分たちは日本の料理が一番美味しかったと言ったのに！」と舞台裏で石井を呼び止め、悔しがる場面も。美味しかったという言葉、また純粋無垢な子供たちからの特別賞を受賞した石井にとって、これに勝る真の賞はありません。

子供たちから“一番大好きなプレート”に選ばれた日本代表の子供向けプレート

新たな“TEAM JAPAN体制”で臨んだ本選。世界の壁はまだまだ厚い。

ーアジア勢最高位を維持するも、強豪北欧勢を前に12位という結果が示す真意ー

左から浜田氏、日本代表の石井、長谷川氏、米田氏、コミの林

■新TEAM JAPAN体制

日本代表選手となった石井は、半年間この世界大会に集中し、過去の大会出場経験者で構成されるアカデミーメンバーの手厚いサポートを受けながら、この本選に挑みました。これまでは、代表選手が中心となって計画を作り、必要に応じてアカデミーメンバーにサポートを依頼するというスタイルでしたが、今回は経験者であるアカデミーメンバーが本選に向けた役割分担を事前に計画し、サポート体制を構築。強固なTEAM JAPANとして臨んだ大会となりました。

アカデミーメンバーのサポート、そして石井の人間性、精神力、体力がなければ、ここまでの結果は残せなかったに違いない、そう感じながらも、12位という悔しさが残る結果となりました。

■試食審査員米田肇シェフの評価
大阪「HAJIME」のオーナーシェフである米田肇（よねだ・はじめ）シェフが、今回初めて日本代表審査員として召喚されました。24か国の試食を終えた米田シェフは、日本は健闘するも、北欧を中心とする上位国の料理は、ミシュランの三つ星同等のクオリティであったと語りました。

試食する米田肇シェフ

「たった5時間半で代表シェフと若手スタッフの2名で仕上げる料理の品質を考えれば、その代表シェフがレストランを開店すればきっと三つ星を獲るレベルであり、品質への追求度合が評価を分けた」とコメントしました。

課題食材、限られた機材など、制限が多い中でも3つ星クオリティの料理を出すという挑戦への壁は厚く、結果に繋げる難しさがありましたが、次大会に向けた課題を紐解く糸口も見出すことができた今大会。料理人として、そして今後はアカデミーメンバーとしても、石井の料理に対する挑戦は続いていくことになります。

株式会社ひらまつでは、料理人の育成の一環としてボキューズ・ドールへの支援を続けており、引き続き表彰台を目指す料理人とTEAM JAPANの支援を継続してまいります。

▼ボキューズ・ドール国際料理コンクール2023の結果
【優勝】デンマーク
【準優勝】ノルウェー
【第3位】ハンガリー
【ベストプラッター賞】スウェーデン
【ベストFeed the Kids賞】フランス
【ベストコミ賞】ノルウェー
【Social Commitment Award】メキシコ
【子供たちが選ぶ、一番大好きなプレート賞】日本

▼「ボキューズ・ドール国際料理コンクール2023」日本代表シェフ石井友之（「アルジェント」所属）、コミ（助手）林大聖（「サンス・エ・サヴール」所属）と TEAM JAPANのメンバーをご紹介。

★TEAM JAPAN 2023★
・浜田統之（会長）「星のや東京」料理長
・長谷川幸太郎（統括委員長）「Kotaro Hasegawa Downtown Cuisine」オーナーシェフ
・兵頭賢馬　「オテルグレージュ」料理長
・東園勇樹　「HIGH LINE」料理長
・山本岳　「辻󠄀調理師専門学校」講師
・鴨田猛　「サンス・エ・サヴール」料理長

「ボキューズ・ドール国際料理コンクール2023」石井友之の料理と出場シーン

★ TEAM JAPAN WEB MENU ★
（大会で作り上げた料理をご覧いただけます）
https://menu2023.bocusedorjapon.jp/

あんこうと帆立貝をテーマ食材としたプラッター（大皿盛り）

「ボキューズ・ドール（Bocuse d'Or）」とは

世界24か国のトップシェフたちが競う美食のワールドカップといわれる「ボキューズ・ドール（Bocuse d'Or）国際料理コンクール」は、1987年に“現代フランス料理の父”と称されるポール・ボキューズ氏により創設された国際的な料理コンクールです。優勝者はもとより表彰台に上ったシェフは世界のトップシェフとして注目を集め、その多くが世界をまたにかけ活躍しています。

▼第19回ボキューズ・ドール国際料理コンクール開催概要
｜日程｜2023年1月22日（日）、23日（月）２日間
｜会場｜ユーレクスポ（フランス・リヨン）シラ外食産業見本市内特設会場
｜テーマ｜プラッター（大皿盛り）テーマ：あんこうと帆立貝
　　　　プレート（皿盛り）テーマ：子供のための、子供が喜ぶ料理（食材：かぼちゃと卵）
｜参加国｜24 か国（予選からの参加国：64 か国）
｜審査員｜世界のトップシェフ24名（参加24か国が選出）
｜審査ポイント｜味、温度、見た目の美しさなどの料理や調理技術。調理中の衛生状態、食材の無駄のなさ、アシスタントシェフとのコミュニケーションや指導といったプロフェッショナルシェフとしての資質など、複数項目から審査。
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［本件に関するお問合せ］
株式会社ひらまつマーケティング部
担当：小坂知美
TEL : 03-5793-8812／MOBILE：070-1318-9349
MAIL: pr@hiramatsu.co.jp
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