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横浜発 おもしろい画家 中島清之-日本画の迷宮 横浜美術館で回顧展を開催!

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横浜ゆかりの画家、中島清之は、常に大きく作風を変えて観る者を驚かせたことから「変転の画家」と評されました。本展では、清之が貫いた思想や美意識はどういったものであったのか、その軌跡をたどります。
 

《喝采》1973(昭和48)年、紙本着色・額、横浜美術館蔵(中島清之氏寄贈)《喝采》1973(昭和48)年、紙本着色・額、横浜美術館蔵(中島清之氏寄贈)

アトリエにて。71歳頃。アトリエにて。71歳頃。

 

明治・大正・昭和の激動の時代に、横浜に生きた画家、中島清之(なかじまきよし)[1899(明治32)年~1989(平成元)年]。片岡球子の師として、あるいは、今日活躍する日本画家・中島千波(ちなみ)の父として、その名を知る人もあるかもしれません。
1915(大正4)年、画家を目指して16歳で京都から横浜に出てきた清之は、外国人が行き交い、舶来の珍しい品々が店先に並ぶ港町の進取の気風に、大きな刺激を受けました。会社勤めをしながら、休日は東京の松本(まつもと)楓(ふう)湖(こ)の画塾で伝統的な模写を学び、早朝や深夜に制作に勤しみ、25歳で日本美術院展覧会(院展)に初入選を果たします。
以降4度、院展にて日本美術院賞を受賞、後に同人として活躍しますが、豊かな才気と旺盛な好奇心はとどまるところを知らず、83歳で病に伏すまで、生き生きとした作品世界を展開しました。

 

《花に寄る猫》1934(昭和9)年、紙本着色・額、個人蔵(大佛次郎旧蔵)《花に寄る猫》1934(昭和9)年、紙本着色・額、個人蔵(大佛次郎旧蔵)

 

清之は、一見すると同じ画家とは思われないほど、常に新しい様式と手法に挑戦しつづけたことから、「変転の画家」と評されました。そのために「焦点が定まらない」といった厳しい批評を受けることもありました。自由奔放で、型に嵌(はま)らない作品群は、中島清之という作家像の焦点を絞り込もうとする鑑賞者を惑わせ、まるで「迷宮」に誘い込むかのような魅力を備えています。

寺社建築や仏像、古典芸能などの伝統美を精緻な描写で追求する一方で、モダンな都市の様相や現代風俗を軽妙洒脱に描き、時には抽象美術の手法も作品に採り入れることで、「いつも古いものと新しいものの反復作用を繰り返してきた」と、清之は語っています。鍛錬された技術にしばられることなく、古典とモダニズムの間を自在に行き来し、それらを見事に統合させた清之芸術は、溢れんばかりの創造のエネルギーに満ち、観る人の心をつかみます。
 

《銀座A》1936(昭和11)年、紙本着色・額、横浜美術館蔵(中島清之氏寄贈)《銀座A》1936(昭和11)年、紙本着色・額、横浜美術館蔵(中島清之氏寄贈)

 

本展は、中島清之の16年ぶり(横浜では22年ぶり)の回顧展です。

初公開作品、さらに画稿やスケッチを含む約130点を展観し、青年期から最晩年に至る清之の画業をたどり、主題や技法への関心のありようとその変遷を探ります。大正から戦前・戦後の昭和という、社会や価値観が大きく変容する時代の中で、一見激しい作風の変化を示しながら、清之が貫いた思想や美意識はどういったものであったのか、編年的な構成により掘り下げていきます。


特設サイト
http://yokohama.art.museum/special/2015/nakajimakiyoshi/index.html


 

【展覧会概要】
横浜発 おもしろい画家:中島清之―日本画の迷宮
会期:2015年11月3日(火・祝)~2016年1月11日(月・祝)
休館日:木曜日、2015年12月29日(火)~2016年1月2日(土)
開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)

主催:横浜美術館(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)、神奈川新聞社、tvk(テレビ神奈川)
後援:横浜市
助成:公益財団法人三菱UFJ信託地域文化財団
協力:みなとみらい線、横浜ケーブルビジョン、FMヨコハマ、首都高速道路株式会社

チケット:
                      当日        前売        団体
 一般            1,200円   1,000円    1,100円
 大学・高校生   800円     700円       700円
 中学生            400円     300円       300円
 小学生以下        無料       無料         無料
 65歳以上      1,100円       ―            ―
(要証明書、美術館券売所でのみ対応)

取扱い:横浜美術館(前売はミュージアムショップ)
セブン-イレブン店内マルチコピー機「セブンチケット」
スマートフォン・チケット「ティクシー」

※前売券販売期間:2015年9月25日(金)~11月2日(月)
※団体は有料20名以上(要事前予約)
※毎週土曜日は、高校生以下無料(要生徒手帳、学生証)
※障がい者手帳をお持ちの方と介護の方(1名)は無料
※2015年11月3日(火・祝)は無料
※観覧日当日に限り「横浜発 おもしろい画家:中島清之―日本画の迷宮」のチケットで横浜美術館コレクション展もご覧いただけます
※その他の割引料金については別途、お問合せください
 

《おん祭 四、馬長稚児》(七部作のうち)1942(昭和17)年、紙本着色・額、おぶせミュージアム・中島千波館蔵《おん祭 四、馬長稚児》(七部作のうち)1942(昭和17)年、紙本着色・額、おぶせミュージアム・中島千波館蔵


《雪の子(晴雪)》1946(昭和21)年、紙本着色・額、横浜美術館蔵(中島清之氏寄贈)《雪の子(晴雪)》1946(昭和21)年、紙本着色・額、横浜美術館蔵(中島清之氏寄贈)《方広会の夜》1950(昭和25)年、紙本着色・二曲屏風一隻、横浜美術館蔵(山口久像氏寄贈)《方広会の夜》1950(昭和25)年、紙本着色・二曲屏風一隻、横浜美術館蔵(山口久像氏寄贈)

《緑扇》1975(昭和50)年、紙本着色・二曲屏風一双、横浜美術館蔵《緑扇》1975(昭和50)年、紙本着色・二曲屏風一双、横浜美術館蔵

 

 

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業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
横浜市中区本町6丁目50番地10
電話番号
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代表者名
山中 竹春
上場
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資本金
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設立
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