2016年、今年の桜の開花予想について~日本三大桜の開花予想を今年はじめて実施~

 一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、会長:繩野 克彦、以下「日本気象協会」)は2016年の日本全国の桜(ソメイヨシノ)の開花予想を、2月3日(水)から随時発表していきます。なお日本気象協会では2007年から桜の開花予想を実施しており、今年で10年目の取り組みです。

 また今年は、「日本三大桜」と呼ばれている福島県の「三春滝桜」(みはるたきざくら:ベニシダレザクラ)、山梨県の「山高神代桜」(やまたかじんだいさくら:エドヒガンザクラ)、岐阜県の「根尾谷 淡墨桜」(ねおだに うすずみざくら:エドヒガンザクラ)の開花予想を行っていきます。

 

【桜の開花予想について】
 桜の開花時期は、前年の秋から春にかけての気温が大きく影響します。桜の花芽(はなめ)は前年の夏に形成され、その後、休眠に入ります。冬になって一定期間の低温にさらされると、花芽は休眠から覚めます(休眠打破)。休眠から覚めた後は、気温の上昇とともに生長し開花しますが、気温が高いほど花芽の生長が早く進み、開花が早まります。

 日本気象協会が行う開花予想は、各地気象台の標本木、公園などの協力機関による正確な観測データを重視した、気象学的根拠に基づき独自予想式(注)を用いて出しています。

 開花予想に使うデータは、①前年秋から予想作業日前までの気温観測値、②予想作業日から開花時期までの気温予測値(日本気象協会ポイント予報および長期予報アンサンブルGPV)を使用しています。2015 年の桜開花/満開予想の平均誤差は、開花予想、満開予想とも3.0日でした。東海・関東地方や北海道の開花直前の気温が予想よりも高い状態が続き、予想より数日早い開花になったため誤差が生じました。

 また、開花日・満開日の基準は気象庁の観測基準と同じです。開花日は標本木で5~6 輪以上の花が咲いた状態となった最初の日、満開日は標本木で80%以上のつぼみが開いた状態となった最初の日となります。開花予想を行う地点数は、2 月中に発表する開花時期の傾向では48 地点、3 月以降に発表する開花日・満開日予想は全国で約90 地点を予定しています。予想地点約90 地点は、各地気象台が観測する標本木53 地点と自治体・公園などの協力機関から観測データを得られる約36 地点を対象としています。

 開花予想は日本気象協会のホームページならびに天気予報専門サイト『tenki.jp』
(http://www.tenki.jp/sakura/ )にて確認いただけます。

【日本三大桜について】
 日本三大桜は、福島県三春町の「三春滝桜」(ベニシダレザクラ)、山梨県北杜市の「山高神代桜」(エドヒガンザクラ)、岐阜県本巣市の「根尾谷 淡墨桜」(エドヒガンザクラ)を指します。いずれの桜も、大正11年(1922年)に国の天然記念物に指定されています。樹齢が1,000年以上で、幹回りが9メートル以上あります。その姿は荘厳であり、開花時期の有様は淡麗です。桜自身の生命力に感嘆するとともに、長きにわたり桜の管理に携わってきた方々に敬意を表したい思いです。

 日本気象協会の桜の開花予想は、これまでは主にソメイヨシノ(または代替種)の標本木を対象に行ってきましたが、10回目となる今回は初の取り組みとして、日本三大桜の木を対象にした開花予想も実施します。地元自治体やお寺の住職の方々のご同意を得て、過去の長年にわたる開花日や満開日の観測データを使わせていただき、それぞれの桜の開花日や満開日に関する独自の予測式を作成しました。
開花時期には、日本気象協会の気象予測を用い、地元自治体やお寺の住職の方々のご協力も得ながら、精度の良い開花予測を提供したいと考えております。


(注)花芽の生育過程に大きな影響を与える、秋以降の気温経過に重点を置いた独自の予測式を用いるもの。
 
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