発酵オタネニンジン-CDのアルツハイマー型認知症モデル動物に対する影響について

第35回日本認知症学会学術集会にて発表

長瀬産業株式会社(本社 東京都中央区、代表取締役社長 朝倉 研二)は、独自に開発した食品素材「発酵オタネニンジン-CD」のアルツハイマー型認知症モデル動物における認知機能障害および行動・心理症状に及ぼす影響を検討した結果、空間記憶障害、並びに徘徊様行動の改善効果を見出しましたので、以下のタイトルで第35回日本認知症学会学術集会(東京 2016年12/1-3)にて発表いたします。
アルツハイマー型認知症モデルの記憶障害及び徘徊様行動に対する
発酵オタネニンジンの効果
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【研究背景】
 アルツハイマー型認知症は、認知機能低下と共に不安、徘徊、抑うつといった行動・心理症状を伴う進行性の神経変性疾患である。その症状は、患者のみならずその家族や関係者のQOL(quality of life)低下を招くため、社会的に深刻な問題となっています。近年、アルツハイマー型認知症の根本的な治療法が見つからない中、早期からの予防対策が最も重要であると認識され、サプリメントによる発症予防、進行抑制が注目されています。
 私たちは、高麗人参として知られるオタネニンジンを発酵し、シクロデキストリンを加えることによって、機能性成分M1を含んだ食品素材「発酵オタネニンジン-CD」を開発し、研究を続けています。オタネニンジンは、認知機能向上や抗ストレス作用を有することが知られているため、この度、アルツハイマー型認知症モデル動物に対する「発酵オタネニンジン-CD」の影響を検討しました。その結果、空間記憶障害の改善効果、徘徊様行動の改善効果が確認されたため、学会にて発表いたします。

【学会発表内容】
 ラットに水迷路課題におけるプラットホームの位置を記憶させた後、10分間の全脳虚血処置とアミロイドβの脳室内投与を行い、アルツハイマー型認知症モデルラット(以下、ATDラット)を作製しました。脳虚血処置後に「発酵オタネニンジン-CD」を1日1回7日間投与し、水迷路課題にて記憶障害の程度を評価しました。その結果、ATDラット群は、水迷路課題におけるプラットホームへの初回到達時間の有意な延長を示し、空間記憶障害を誘発していることが確認されました。一方、発酵オタネニンジン-CDを投与すると、初回到達時間が短縮し、空間記憶障害の有意な改善効果が明らかとなりました。
 また、ATDラット群、並びに発酵オタネニンジン-CD投与群の24時間の自発運動量を測定した結果、明期(7:00-19:00 休息期)、暗期(19:00-7:00 活動期)ともにATDラット群では自発運動の有意な増加を示し、徘徊様行動を示すことが確認されました。発酵オタネニンジン-CD投与群においては、ATDラット群にみられた明暗期の自発運動量の増加を抑制し、徘徊様行動を有意に抑制することが明らかとなりました。

【まとめ】
 今回の検討から、「発酵オタネニンジン-CD」にアルツハイマー型認知症モデルにおける空間記憶障害と徘徊様行動の改善効果が認められました。本検討より、アルツハイマー型認知症の予防や進行抑制に、「発酵オタネニンジン-CD」が貢献することが期待されます。今後も、「発酵オタネニンジン-CD」の認知症の症状に対する有効性を追求していく予定です。    
                                                以上

 学会名            第35回日本認知症学会学術集会(東京)
 学会開催日程    2016年12月1日(木)~12月3日(土)
 学会開催場所    東京国際フォーラム
 発表日時          12月1日(木) 16:35~17:35
 発表場所          ポスター会場/ホールB7-1
 発表形式          ポスター発表
​ 発表番号           129 

< この件に関するお問い合わせ先 >
長瀬産業株式会社  ビューティケァ製品事業部     広報担当   若山
TEL:03-3665-3622 FAX:03-3665-3629 E‐mail:pr@nagase.co.jp
HPアドレス http://nbc.jp
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