広角95°FOV赤外線カメラモジュール「Lepton3.1R」をリリース

水平視野角95°、解像度160x120、温度測定機能を備えた小型のサーマルカメラモジュール

コーンズテクノロジー株式会社

2023年8月24日 14時00分

コーンズテクノロジーが代理店を務める米国・Teledyne FLIR社は、従来品よりも広い範囲の撮影が可能な広角版赤外線カメラモジュールLepton3.1Rをリリースしました。(発売日:2023年8月7日)

本体サイズ[W x L x H]：11.8 x 12.7 x 7.2 mm (with socket)

Lepton3.1R 紹介動画

赤外カメラのリーディングカンパニーが広角版小型赤外線カメラモジュールをリリース

Teledyne FLIR社製Lepton(レプトン)は、小型の赤外線カメラモジュールです。

10セント硬貨よりも小さなサイズと安価な価格設定から、これまで多くの機器へサーマルイメージング機能を追加して参りました。

この度、従来品(水平画角57°)に加え、水平視野角95°を実現したLepton3.1Rが登場し、広い範囲の撮影が可能になりました。今後はより多くの用途、場面での活躍が期待されます。

加えて、本製品は技術サポートが充実している点も魅力であり、無償のSDK（ソフトウェア開発キット）やGUI（評価用アプリ）などのご用意があります。Lepton3.1Rにおいても、95°FOVの歪み補正校正ガイド等のアプリケーションノートの用意があります。

特徴

波長域：8～14μm

画素数：160×120

ピクセルサイズ：12μｍ

画角(水平)：95°

画角(対角):119°

フレームレート：8.7Hz

温度分解能：50mK(0.05℃)

温度測定機能：あり

サイズ：幅11.8x高さ12.7x奥行7.2mm (with socket)

製品詳細はこちら

https://cornestech.co.jp/wp-content/uploads/2022/01/Lepton-Series-Datasheet-CTL.pdf

主な用途

スマートビルディング：火災検知、侵入検知、漏水検知、ユーティリティ等の状態監視、無人センサなど

モバイル：スマートフォン、タブレット、スマートグラス、その他小型機器への搭載

ヘルスケア：体温の簡易計測、床ずれ監視、ベビーフードの温度確認、フィットネスなど

ホーム：料理中の食材・器具の温度調節、冷暖房効率の向上に

セキュリティ：不審者の確認、機器の異常発熱の発見など

ペット：目視で分からない患部（発熱）の発見、夜間の所在確認、お散歩前のアスファルト温度測定など

アウトドア：夜間の安全確保、消火の確認、動物の発見など

ゲーム／娯楽：「目に見えない」映像の認識など

オートモーティブ：子どもの車内置き去り防止支援、ドライバーモニタリングなど

Teledyne　FLIR社について

テレダインフリアー社(Teledyne FLIR LLC)は、一般、産業、軍事向けにさまざまな熱画像システムを設計、製造および販売する世界トップシェアを誇るメーカーです。製品の赤外線画像システムは、暗闇や悪天候等あらゆる状況下において赤外線エネルギー（熱）を検出して画像化する技術です。検出器、電子機器、特殊レンズなど製品の重要な部品を自社で設計、製造しています。

■Teledyne FLIR社メーカーWebページ

https://www.flir.jp/

コーンズテクノロジーについて

コーンズテクノロジーは、長年にわたり日本と諸外国との貿易発展に寄与してきたコーンズグループの一員で、日本産業界のニーズに合った新製品や新技術をプロモーション、マーケティング、及び販売する技術専門商社です。世界中のパートナーと密に連携して、お客様に迅速且つフレキシブルに世界最高レベルのご提案をさせて頂きます。

■当社Webサイト

https://www.cornestech.co.jp/