learningBOXが「ChatGPT」活用ノウハウをオープンソース化

誰でも簡単に、自社専用ChatGPT環境の構築が可能に

learningBOX株式会社

2023年4月26日 11時10分

eラーニングシステムの開発・運営を行うlearningBOX（ラーニングボックス）株式会社（本社：兵庫県たつの市、代表取締役社長：西村洋一郎）は、自社専用ChatGPT環境の構築が可能となるソースコードを、無償で一般公開したことをお知らせします。入力した内容はOpenAIの学習に使用されることはなく、文書要約や校正、翻訳機能を搭載しています。

開発の背景

米国のOpenAIが公開した対話型AI「ChatGPT」の普及が急速に進んでいます。インターネット上の膨大な情報を学習しており、幅広い分野での活用が想定されるため、国内でも神奈川県横須賀市が試験的に運用を始めるなど、自治体や企業等での導入の動きがみられるようになってきています。

一方で、入力したデータがChatGPTの学習に生かされてしまうため、個人情報漏えい等の懸念を理由に、業務での使用を禁止している自治体や企業も多くあります。このような背景も踏まえ、情報の取り扱いにも配慮してAIを活用できるよう、ソースコードを作成いたしました。

learningBOX株式会社は、誰でも簡単にクイズをWeb上で作成・公開することができる「QuizGenerator」＜クイズジェネレーター（https://quizgenerator.net/）＞を2011年から無償公開しています。世界中で、誰もが、いつでも、どこでも、好きなことを、好きなだけ、自由に学べる社会の実現を目指しており、今回のソースコードも無償一般公開することで、より多くの人への学習機会創出につながることを願っています。

今後もlearningBOX株式会社は、世界中の人に学習機会を創出する「学びのグローバルプラットフォーム」を目指して、製品開発活動の一層の推進を図るとともに、eラーニングシステム「learningBOX」へのChatGPTの搭載も視野に、開発領域の拡大に注力してまいります。

ソースコードについて

イラストは、作成者の西村洋一郎

オープンソースコードはGitHub（https://github.com/tatsuno-system/chatgpt-interface）経由で入手可能です。

※ご利用上の注意点

このコードはMITライセンスに基づいてリリースされています。自由にこのコードを利用してカスタマイズすることができ、商用利用も可能です。ただし当社では使用に関する一切の責任を負いかねます。詳細については、ライセンス文をご確認ください。

作成者：西村洋一郎（にしむらよういちろう）/learningBOX株式会社代表取締役社長

慶応義塾大学在籍中から一貫してソフトウェア工学、eラーニングのシステム開発に携わってきたエンジニア。eラーニングコンソーシアムにLMS(LearningManegementSystem)として登録されている複数のシステム開発を手がける。競技プログラミング(Atcoder)php分野では、現在も世界トップクラスを維持。2012年7月に独立し、地元である兵庫県たつの市で株式会社龍野情報システム（現：learningBOX株式会社）を設立し起業、現在に至る。

QuizGeneratorとは

専門知識がなくても、誰でも簡単に多種多様な問題形式のクイズをWeb上で作成・公開することができます。クイズ・問題の形式は全部で13種類。商用利用も無料で、企業研修・検定試験などにもご利用いただけるツールです。QuizGeneratorライセンスの購入で、クイズ画面の「デザインの変更」「クレジット表記の削除」が可能です。

▼QuizGeneratorの詳細はこちら

https://quizgenerator.net/