ナック、配送業務において軽商用EVの実証実験を開始

～GHG排出量削減で、脱炭素化社会の実現を目指す～

株式会社ナック（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：吉村 寛）は、持続可能な社会を目指す「暮らしのお役立ち企業」として、GHG排出量削減に効果的な軽商用EVの実証実験を開始いたしました。

• 背景・目的

持続可能な社会の実現が求められている昨今、取り組みの一つとして、世の中では「脱炭素化」の動きが加速しています。
当社でも、気候変動への対応を重要課題の一つとして認識しており、自然や地球環境に配慮しながら活動を継続していくことが社会的な責任であると考えていることから、2021年9月にTCFD（気候変動関連財務情報開示タスクフォース）※の提言への賛同を表明いたしました。当社の展開する清掃用品のレンタルを行う「ダスキン」事業など、車両を使用する事業において環境負荷を軽減すべく、この度のEV実証実験の開始に至りました。

※G20からの要請を受け、金融安定理事会（FSB）が2015年に設立した機関。気候変動によるリスクおよび機会が経営に与える財務的影響を評価し、ガバナンス、戦略、リスク管理、指標と目標について開示することを推奨しています。

• 概要

・開始時期：2022年3月より1年間
・実証拠点およびエリア：株式会社ナック ダスキン事業部 第1支店を起点とした通常配送コース
・車両情報：三菱自動車工業株式会社 ミニキャブ・ミーブ 2WD  2台で検証
・実証実験協力先：住友三井オートサービス株式会社 

▲ 実証拠点外観

▲ 実証車両（実証拠点倉庫にて）

▲ 充電イメージ

 

• 今後の見通し

実証実験では、営業スタッフと管理者への定期的なヒアリングおよびアンケートを通して得られる定性的な内容に加え、車載通信器を搭載して取得するEV車両の走行データ等を把握予定です。
配送業務での実用性はもちろんとして、事業全体での生産性も損なわないよう、本検証で得られた知見をEV車導入および運用時の課題解決に活かします。また、EV車への切り替えに留まらず、再生エネルギー由来の電源使用の検討にも着手するなど、今後も気候変動問題をはじめとした社会課題解決に寄与するべく、持続可能な社会づくりに貢献してまいります。

• 補足資料

■株式会社ナックについて　https://www.nacoo.com/
当社は、1971年に株式会社ダスキンのフランチャイズ加盟店として創業して以来、「暮らしのお役立ち」「消費者のお困りごとを担う」を軸としたコングロマリット企業であることを基本戦略に積極的な事業領域の拡大を行ってまいりました。2021年には創業50周年を迎え、現在ではダスキン事業を中核とするレンタル事業に加え、宅配水事業を展開するクリクラ事業、地場工務店の経営支援を行う建築コンサルティング事業、住宅事業、美容・健康事業と、住まいと生活に関わる幅広い領域において全国で100万件を超えるお客様とダイレクトにつながりを持ち、さらなる成長を続けております。今後も、「暮らしのお役立ち」を軸とした自社の強みを生かした事業運営を通じ、世の中の貧困や不平等、気候変動による自然災害などの社会課題解決にも貢献する「社会のお役立ち企業」としての役割を果たしながら持続的な発展・成長を目指してまいります。

■株式会社ナック　会社概要
社名：株式会社ナック
設立年：1971年5月20日
資本金：6,729,493,750円
代表者：吉村 寛
社員数：連結1,649名　（2021年9月末現在）
株式上場：1999年10月　東証一部上場（証券取引コード9788）
本社所在地：東京都新宿区西新宿1-25-1　新宿センタービル42階
電話番号：03-3346-2111（代表）