TIS、製薬業界向けソリューション『Medical Drive』の提供を開始

~ CDISC標準への対応など、製薬業界の 「R&D」「S&M」「Platform」領域のIT活用を支援 ~

TISインテックグループ

ITホールディングスグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長:桑野 徹、以下TIS)は、製薬業界向けソリューション『Medical Drive(メディカルドライブ)』の提供を開始することを発表します。
 『Medical Drive』は、これまでTISが15年以上に渡って製薬業界の企業向けに培ってきたシステム開発技術や業務ノウハウをもとに、「R&D(研究/開発領域)」「S&M(営業/マーケティング領域)」「Platform(業界横断型の基盤)」など製薬業界における業務で求められる各種メニューを提供するトータルソリューションです。

<『Medical Drive』のソリューションロゴ>

 

 製薬業界では研究・開発から医療現場に向けたプロモーション活動や情報連携までのあらゆる分野で、業務の変革や法規制など環境変化への対応が要求されています。そうした競争環境が進む中、各社が競争優位性を保つためには、医薬品に関わる臨床試験からプロモーション活動までの上流から下流に至るまでの業務の高度化や、システム化の必要性があり、製薬業界の業務に精通したITパートナーの選定が重要な課題となっています。
 特に昨今では、2016年10月から義務化される臨床試験データ交換規格CDISC (Clinical Data Interchange Standards Consortium)※1標準への対応において、要員への教育や環境対応への人員配置、CDISCに準拠していないレガシーデータの存在などが課題となっており、製薬業界の企業に対策が求められています。

 そこでTISでは、『Medical Drive』の第1弾メニューとして、CDISC標準への対応に向けた医薬品の研究・開発におけるデータマネジメントや統計解析業務を支援する「R&D(Research and Development)」サービスを提供します。

 TISでは、医療用医薬品を製造・販売し、研究開発や営業・マーケティングにおける業務課題を抱えるすべての製薬業界の企業へ『Medical Drive』を提供していき、2017年度末までに周辺開発も含めて約30億円規模の事業とすることを目指します。

※1)CDISC:世界標準の臨床試験データ交換規格。試験のどの段階であれ、プロジェクトチームやパートナーとの意思疎通が容易になる。2016年度から日本でもCDISC標準の新薬承認申請が義務化されるため、製薬企業や医薬品開発業務受託機関(CRO)の対応が必要となっている

■『Medical Drive』の概要
『Medical Drive』は、これまでTISが製薬業界のお客様向けに培ってきたシステム開発技術や業務ノウハウをもとに、製薬業界における業務で求められるシステムを提供するトータルソリューションです。

<『Medical Drive』のカバーする領域>


 『Medical Drive』は、まずは第1弾サービスとして、「R&D(研究/開発領域)」のサービスから提供開始し、今後は、「S&M(営業/マーケティング領域)」「Platform(業界横断型の基盤)」のサービスメニューも提供していく予定です。

<第1弾サービス>
■「R&D(研究/開発領域)」サービス
・対象業務領域:R&D(研究/開発領域)の臨床試験・申請業務
・概要:
本サービスは、SIerとして培ったシステム開発の品質管理手法や、臨床試験の第Ⅰ相から第Ⅲ相、さらには販売後調査や承認審査までの多種多領域に渡る160試験以上の経験・ノウハウを活用した統計解析サービスです。
レガシーデータからの変換実績など、40名以上の経験豊富な統計解析ツールSASの技術者が、臨床試験・申請業務をサポートします。
CDISCの申請臨床試験データモデル「SDTM(Study Data Tabulation Model)」や申請統計解析データモデルの「ADaM(Analysis Dataset Model)」などに準拠したデータマッピングやデータ作成、CDISC対応を推進するためのツールである「OpenCDISC」や「Define-XML」に対応するためのメニューを準備しました。
また、サービスの提供形態としても臨床試験数の一時的な増加に伴うリソース調達や将来的な体制強化に幅広く対応できる以下の形態を用意しています。
 ①オンサイト支援:既存の体制や環境にTIS解析要員が常駐するサービス
 ②オフサイト支援:TIS内の統計解析環境を利用するサービス

【「R&D(研究/開発領域)」サービスの主なメニュー】

※2)統計解析マクロ作成:開発コスト・期間を30%程度削減できる標準マクロの作成に加え、Microsoft Office製品を使用した「解析結果比較ツール」「日付整合性チェックツール」「エラーチェックツール」「RTF結合ツール」「SASデータセットチェックツール」を有しており、これらのツールの提供が可能

「R&D(研究/開発領域)」サービスの詳細は以下URLをご参照ください。
http://www.tis.jp/service_solution/medical_drive/medical_drive_for_RandD/

<今後の予定>
『Medical Drive』では、今後は以下のメニューも順次提供していく予定です。

■「S&M(営業/マーケティング領域)」サービス
・対象業務領域:S&M(営業/マーケティング領域)のMRプロモーション業務、MR活動のPDCA管理業務
・概要:
本サービスは、TISの30社以上のMR業務支援システム開発経験からSFA(CRM)、実消化、DWH、BI領域のシステム構築をサポートするサービスです。
特に製薬メーカーにおいて必須である業界VANや市場データなどの外部データの取り組みでは、TISが持つ自社パッケージやテンプレートの開発で蓄積した外部データのクレンジングなどのノウハウを活用して、本サービスを提供します。
また、従来の業務KPIの可視化だけでなく、新たな気付きを現場に与えるためのBIツールを活用したダッシュボード開発や、従来型データの新しい利用形態の提案によりデータの中に潜在する暗黙知を可視化するなどの支援も行います。


■「Platform(業界横断型の基盤)」サービス
・対象業務領域:医療・医薬領域のデータマネジメント・活用業務
・概要:
製薬業界で培った15年以上のデータマネジメントやデータ活用の強みを活かして、国として取り組むべきと位置づけられている高度医療・地域医療というテーマに対して、製薬メーカーをはじめとする医療・医薬業界のプレイヤーが利活用できる新しいデータのクラウドサービスを提供します。

『Medical Drive』全体のソリューション詳細は以下URLをご参照ください。
http://www.tis.jp/service_solution/medical_drive/


TIS株式会社について
ITホールディングスグループのTISは、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型のITソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN地域を中心としたグローバルサポート体制も整え、金融、製造、流通/サービス、公共、通信など様々な業界で3000社以上のビジネスパートナーとして、お客様の事業の成長に貢献しています。詳細は以下をご参照ください。http://www.tis.co.jp/

ITホールディングスグループについて
ITホールディングスグループは、約2万人、50社から成るIT企業グループです。グループ各社が様々なエキスパートであり、日本国内および海外の金融・製造・サービス・公共など多くのクライアントのビジネスとその先にあるお客様の日々を支えています。クライアントの課題を解決するだけでなく、クライアントのさらにその先にあるお客様のニーズを先取りして一歩進んだ提案をしていきます。

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会社概要

TIS株式会社

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URL
https://www.tis.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー
電話番号
050-1702-4071
代表者名
岡本安史
上場
東証プライム
資本金
100億円
設立
1971年04月