【プレスリリース】フィリピン台風 タクロバン以外の被災地の子どもたちへの支援も急ぐ

公益財団法人日本ユニセフ協会

世界の注目がレイテ島タクロバンに集まる一方で、同様の被害を受けた他の多くの島々や遠く離れた
村々、特に、西部ビサヤ地方への支援も急がなくてはなりません。

 

©UNICEF Philippines/2013/Ivan Hibalo 台風で被災したカピス島で、水処理ユニットを設置するユニセフの水と衛生専門官と保健専門官©UNICEF Philippines/2013/Ivan Hibalo 台風で被災したカピス島で、水処理ユニットを設置するユニセフの水と衛生専門官と保健専門官

 

※本信は、ユニセフ本部とフィリピン事務所からの情報を元に日本ユニセフ協会でまとめたものです。

世界の注目がレイテ島タクロバンに集まる一方で、同様の被害を受けた他の多くの島々や遠く離れた
村々、特に、西部ビサヤ地方への支援も急がなくてはなりません。最も支援が届きにくい遠隔地に住む
子どもたちの命を守るため、清潔で安全な水や衛生環境を確保するための物資、医療分野での支援が
待たれています。


台風30号で被災した子どもたちは、500万人を超えています。多くは家を失い、学校やコミュニティ全体
が被災する経験をした子どもたちは、今、心の底から脅えています。復旧への取り組みが加速するなか、
子どもたちが安全な場所で再び教育を受け、台風で受けた精神的ショックに対して必要なケアを受け
られるようにすることが、極めて重要です。

1947年からフィリピンで支援活動を続けてきたユニセフ。ユニセフ本部は、この緊急事態を受け、通常
94名体制のユニセフ・フィリピン事務所に、緊急支援や水と衛生、子どもの保護、物流などの専門家
30名を世界各国から応援派遣。他の国連機関などとも協力し、タクロバンの他、オルモック、アクラン、
セブ、カピスにも活動・物流拠点を設け、支援活動にあたっています。

 

©UNICEF Philippines/2013/Ivan Hibalo  カピスで被災した子どもたちと話すユニセフの保健専門官。©UNICEF Philippines/2013/Ivan Hibalo カピスで被災した子どもたちと話すユニセフの保健専門官。

 

■ユニセフの支援活動―11月20日現在のハイライト■

・ 最も甚大な被害を受けた地域のひとつギワンの被災者に、衛生キットと水キットを各2,000個配布。

・『ウォーターブラッダー』と呼ばれる巨大な水枕のような飲料水簡易貯水タンク3基を、タクロバンに
設置。1日2万5,000リットル、8,000人を超える被災者に安全で清潔な水を供給。

・ タクロバン郊外に設置され、現在約2,200人の被災者が身を寄せる避難センター(複数個所)に、
簡易トイレ44基を設置。

 

©UNICEF Philippines/2013/Ivan Hibalo   カピス島ピラーの避難所で、一時的に使用できる簡易トイレを協力して作るユニセフ職員と地域ボランティア。©UNICEF Philippines/2013/Ivan Hibalo カピス島ピラーの避難所で、一時的に使用できる簡易トイレを協力して作るユニセフ職員と地域ボランティア。・ 母乳育児と赤ちゃんへの適切な補完食の提供を強く働きかけるWHO(世界保健機関)との共同声明を
間もなく発表。こうした自然災害の現場で往々に発生する無計画な母乳代替品や幼児用調製粉乳の配布
を予防し(安全な飲料水と衛生環境の確保が難しい状況では、下痢等子どもの命を奪いかねないため)、
例外的な状況下の最後の手段としての使用に限られる安全な代替品についての厳格なガイドラインを
提供します。

・ 被災地の自治体や地元の医療・保健関係者と協力し、被災者の方々に安全な飲料水の水源を伝え、
衛生教育を実施しています。

・ 西・東サマール、オルモック、ロクサス、アクラン、カピスでは、教育分野での支援を優先的に実施。
これまでに、備蓄物資の中から、未就学児2,000人分の早期幼児開発(ECD =early childhood
development)キット3セットと、子ども8,000人分のスポーツ用具キット31セットを東サマールに輸送。

 

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フィリピン事務所の穂積代表や応援派遣されている根本巳欧緊急専門官はじめ、現地スタッフへのご取材を
ご希望の方は、以下まで直接お問い合わせ・お申込みください。


Zafrin Chowdhury, ユニセフ・フィリピン事務所 
Tel:+632 901 01 77, Mobile: +63 917 867 8366, Eメール:zafrinchowdhury@gmail.com

Kent Page, ユニセフ・フィリピン事務所
Tel +63-929-768-2367, Tel: +1-917-302-1735, Eメール: kpage@unicef.org

Marge Francia, ユニセフ・フィリピン事務所
Tel: +632 901 01 73, Mobile: +62 917 858 9447, Eメール:mfrancia@unicef.org

Chris de Bono, ユニセフ東アジア・太平洋地域事務所広報官(在マニラ)
Mobile:+63 929 768 2367, Eメール:cdebono@unicef.org

Marixie Mercado, ユニセフ本部(ジュネーブ)
Mobile 4179 756 7703, Eメール:mmercado@unicef.org


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                      募金告知ご協力のお願い
         ご協力ありがとうございます。引き続き、よろしくお願いいたします。


    ユニセフ「フィリピン台風緊急募金」
    ■郵便局(ゆうちょ銀行)募金口座
    振替口座:00190-5-31000
    口座名義:公益財団法人 日本ユニセフ協会
    ※通信欄に「フィリピン台風」と明記願います。
    ※窓口での振り込みの場合は、送金手数料が免除されます。

    ■三井住友銀行募金口座
    支店名: 三井住友銀行東京公務部 
    口座番号:普通預金 162609
    口座名: 日本ユニセフ協会 緊急募金口2  
    ※期間:2013年11月13日(水)~ 2014年2月28日(金)
    ※コンビニATMや他行からの振込み手数料等については対象外となります。

    ■募金に関する一般お問い合わせ
    フリーダイアル 0120-88-1052(平日9時~18時)

 

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■本プレスリリースに関するお問い合わせ
(公財)日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016  FAX : 03-5789-2036 jcuinfo@unicef.or.jp 


■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、世界の子どもたちの命と健やかな成長を守るために
活動する国連機関です。現在、150以上の国と地域で活動しています。ユニセフは、子どもの権利を
守る主要な機関として、保健、教育、栄養、水と衛生、保護、緊急支援などの支援活動を実施して
います。活動資金は、すべて個人や企業・団体・各国政府からの任意拠出金でまかなわれています。
(www.unicef.org)


■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、
日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、
政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)

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会社概要

URL
http://www.unicef.or.jp
業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
東京都港区高輪4-6-12 ユニセフハウス
電話番号
03-5789-2016
代表者名
赤松良子
上場
未上場
資本金
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設立
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