【三菱電機】ワイヤ放電加工機「MV D-CUBESシリーズ」新発売
※1 中国(大連)では、2017年度上期から生産予定
▼発売の狙い
電子機器・自動車部品・モバイル機器の高機能化(知能化・小型化)に伴い、生産に用いる金型製造や部品加工には、高精度化への対応が求められています。また、製品サイクルの短縮・低コスト化が進む中、当社のお客様である金型・部品加工メーカーの生産現場では、より早く、低コストに製品を作ることが求められています。
当社は今回、2012 年に発売以来、全世界で好評を得ている「MV シリーズ」に、IoT 技術を活用したリモートサービスに対応する新型制御装置※2 の搭載により、高精度金型加工から部品加工までの幅広い用途に適応する「D-CUBES」搭載MVシリーズを発売します。また、リモートサービスの活用により、加工機の生産性・保全性を支援します。
※2 当社数値制御装置M800Wをベースにカスタマイズ
▼新製品「D-CUBES」搭載MVシリーズの主な特長
1.新型制御装置「D-CUBES」の搭載により、生産性を向上
・19インチ大画面タッチスクリーンでの操作ナビゲーションにより、段取りから加工までの操作数を最大40%削減※3
・最適な給電制御により、消耗品であるワイヤ電極線の消費量を最大46%削減※4
※3 従来機MVシリーズを使用し指定操作時の比較
※4 従来機FAシリーズを使用し指定加工時の比較
2.IoT活用のリモ-トサ-ビス「iQ Care Remote4U」で、生産性・保全性を向上
・加工機ごとの稼働・加工情報をみえる化し、段取りから加工までの生産性を向上
・サービスセンターから直接お客様の加工機の状況を遠隔診断して、予防保全情報を提供
・ワイヤ電極線の残量をリアルタイムに検出することで、消費量を最大49%削減※5
※5 iQ Care Remote4Uを活用。従来機FAシリーズを使用し指定加工時での比較
3.新制御方式により、金型・部品加工の精度を向上
・従来から2回少ない6回加工で加工面粗さRa0.2㎛を達成し、高精度・高速加工を実現
・板厚方向の形状変化がある工作物への対応と対応可能板厚の拡充※6により、形状誤差を最大60%削減
※6 対応可能板厚300mm。従来機MVシリーズでは対応可能板厚100mm
▼リモートサービス「iQ Care Remote4U」について
IoT を活用して、加工機の様々な情報を収集・蓄積し、遠隔地からリアルタイムで確認・診断するサービスです。4 月からレーザー加工機向けに提供を始め、2017 年1 月から放電加工機向けも開始します。
▼主な仕様
形名 | MV1200S/MV1200R | MV2400S/MV2400R |
各軸移動量 (X×Y×Z)[mm] | 400×300×220 | 600×400×310 |
各軸移動量 (U×V)[mm] | ±60×±60 | ±75×±75 |
最大工作物寸法 [mm] | 810×700×215 | 1050×820×305 |
使用ワイヤ電極径 [mm] | φ0.1~φ0.3 | φ0.1~φ0.3 |
使用加工液 | 水 | 水 |
設置寸法 (幅×奥行)[mm] | 2025×2760 | 2687×3030 |
▼関連リンク
ワイヤ放電加工機「MV D-CUBESシリーズ」詳細ページ(三菱電機FAサイト)
http://www.mitsubishielectric.co.jp/fa/products/mecha/edm/pmerit/lup/list_mv.html?ref=press161101
三菱放電加工機 製品情報TOP (三菱電機FAサイト)
http://www.mitsubishielectric.co.jp/fa/products/mecha/edm/index.html?ref=press161101
三菱電機FAサイト TOP
http://www.mitsubishielectric.co.jp/fa/?ref=press161101
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