BSA、最新報告書「データは何をもたらすのか?~データイノベーションが実現する世界~」を発表

データ革命が世界に及ぼす影響を詳しく解説

BSA | The Software Alliance(本部:米国ワシントンDC、以下BSA)は本日、ソフトウェアとデータ、そして、この2つから人びとが導き出す極めて重要な答えに焦点を当てた最新報告書「データは何をもたらすのか?~データイノベーションが実現する世界~」を発表しました。この最新報告書は、 日常の利便性から都市計画、自然災害の早期予測、人命に関わる画期的な医療技術に至るまで、データから導き出される答えによって日々の生活を向上させる方法を、説得力のある事例を踏まえて紹介しています。
この報告書はさらに、革新的、変革をもたらすツール、そして人びとが予期しない解決策の発見を助けるためのデータ分析の目ざましい向上についても、より深い理解を提供するものです。また、個人のプライバシーを侵害することなく、データが収集され利用されるほとんどの方法についての誤解をわかりやすく説明します。 

BSAのプレジデント兼最高経営責任者(CEO)のビクトリア・エスピネルは、次のように述べています。「画期的なデータ活用は、世界中で目覚しい変化や進歩をもたらしています。それらデータ関連の取組みは人びとや地域社会を力づけ、ビジネスでのより効果的なリソース活用を支援します。データ駆動型の経済が成長するにつれて、新しいソフトウェアはデータの解明にさらに貢献し、より実用的なソリューションへとデータを変革させることになるでしょう」 

報告書は、新たなデータ駆動型の経済が、製造・運輸・エネルギー・農業・教育・ヘルスケアといった多くの分野に与える影響に焦点をあてています。その過程で、2030年までに15兆ドルが世界のGDPに加算されることが予想されており、世界経済の大幅な成長が見込まれるとエスピネルは指摘しています。

これまでにないほど多くのデータが現在も生み出されています。世界に存在するデータの90%以上が、過去2年間に生成されたものであり、そのスピードは2年ごとに倍増しています。

エスピネルはさらに、「現在の最大の課題は、このデータをいかに活用し、役立てるかということです。有意義な結果を得るためには、最良の方法でデータを収集、保管、分析、変換する必要があります。そして、この実現に向けた政策の重要性を世界が理解する必要があります」と述べています。

エスピネルは、オープンな市場で企業のイノベーションを促すために、議員や規制当局が明確なルールを定める絶好の機会について言及しています。こうしたルールが確立されれば、国境を越えるデータの自由な流れを促進し、必要とされるIT関連の労働者への投資を促進することが可能になります。

BSAの報告書「データは何をもたらすのか?~データイノベーションが実現する世界~」に記載されている、データおよびソフトウェアから導き出された答えが、生活を向上させる解決策へと転換される事例には、以下のようなものがあります。

・自然災害の早期予測:波や潮の流れなどのデータを監視する海上センサーやデータアナリティクスなどの活用により、研究者は効果的にデータアナリティクスを利用し、津波などの自然災害をより高精度で予測することができるようになります。これは、津波のような自然災害の恐れがある沿岸地域に住む何千人もの命を救うことにつながります。

・未熟児の救命:毎秒1,000以上のデータポイントを追跡することで、異常に安定した生命徴候を示す未熟児は、翌日に深刻な発熱をするという関連が示され、医師たちに衝撃を与えました。これにより、医師は予防処置を取ることが可能になり、未熟児の生命維持に繋がっています。

・通勤時間の短縮:スウェーデンのストックホルムでは、タクシー1,600台にGPSシステムを取り付け、交通量に関する情報を収集しています。そして、ソフトウェアを使用して交通データを分析し、渋滞を減らすための市の計画に活用しています。その結果、渋滞は20%軽減され、通勤時間を半分に減らすことができ、自動車の排出ガスが10%削減されています。

・ 農業収穫高の向上:アイオワ州からインドに至るまで、農業従事者は、種や衛星、センサーやトラクターなどからの情報を活用し、作物の種類や植え付け時期、農場から食卓に届くまでの鮮度の追跡、そして気候の変化への適応方法について、より効果的な意思決定ができるようになっています。

・エネルギー効率の高いビルの設計:アラブ首長国連邦では、世界初のポジティヴ・エネルギー・ビルの設計に、新しいデータツールを使用しています。このビルは、実際に消費するエネルギーよりも、多くのエネルギーを生成します。このモデルが成功し、世界中で導入されることにより、二酸化炭素排出量削減への劇的な効果が期待されています。

・航空の改善:飛行性能の向上、乱気流の抑制、安全性の向上、そして従来よりも2,000倍早くエンジンの欠陥を特定するために、データが活用されています。飛行データは、飛行経路計画を改善し、部品が故障する前に交換する必要があることを知らせることも可能にしています。

・スマートシティの構築:バルセロナは、スマートシティ構築のためデータを活用しています。市の職員は、交通パターンを調査し、公共の駐輪場をどこに設置するか分析し、どこにより多くのATMを設置する必要があるかを特定しています。

「データによって解決できる問題の幅広さは、データ革命が既に世界経済にどれほどの影響を与えているかを示しています。もちろん、ユーザーの個人情報など、慎重な対応が必要な重要な問題も存在します。しかし、無限の情報を活用すれば、教室や病院から高速道路やロボットに至るまで可能性は無限大に広がります。有益なデータを効果的に収集、保存、分析、変換することで、人々の生活改善を継続でき、結果、イノベーション経済を成長させることになるでしょう」とエスピネルは述べています。

本報告書(日本語版)は、以下からダウンロードいただけます。
http://bsa.or.jp/wp-content/uploads/BSA_Data_Report_JP.pdf
また、BSAによる本報告書の詳しい情報(英語)は、以下をご覧ください。
What's the Big Deal With Data?
http://data.bsa.org/

リリース本文は以下URLからご覧ください。
http://bsa.or.jp/news-and-events/news/bsa20151221/


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【BSA | The Software Allianceについて】

BSA | The Software Alliance(BSA | ザ・ソフトウェア・アライアンス)は、グローバル市場において世界のソフトウェア産業を牽引する業界団体です。BSAの加盟企業は世界中で最もイノベーティブな企業を中心に構成されており、経済の活性化とより良い現代社会を築くためのソフトウェア・ソリューションを創造しています。ワシントンDCに本部を構え、世界60カ国以上で活動するBSAは、正規ソフトウェアの使用を促進するコンプライアンスプログラムの開発、技術革新の発展とデジタル経済の成長を推進する公共政策の支援に取り組んでいます。詳しくはウェブサイトをご覧ください。 

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