横浜から世界へはばたく振付家!【次世代育成シリーズ ③ 】

横浜ダンスコレクション2017

アーティスト(振付家)の新しい表現を横浜から世界へと繋いできた「横浜ダンスコレクション」

 2月に横浜赤レンガ倉庫で行われるダンス・フェスティバル「横浜ダンスコレクション」の基軸となる振付家のコンペティションでは、若きアーティストが多くの海外フェスティバル・劇場関係者と出逢えるチャンスを得られます。主催者側も海外でのレジデンス、共同制作や作品上演などの機会を提供するなど、彼らのその後の活動をサポートしています。



■2016-2017年 横浜から世界へはばたく振付家!

2015年に「審査員賞」、「若手振付家のための在日フランス大使館賞」(以降、フランス大使館賞)をダブル受賞した川村美紀子さんは、リリュー・ラ・パプ国立振付センター(フランス)で約6ヶ月のレジデンスを行い、本年4月にはマルセイユ、6月にはリリュー・ラ・パプ、パリにて新作発表をするなど、さらなる活躍が期待されます。

川村美紀子 ※横浜ダンスコレクションEX2015“Inner Mommy”(左)6ヶ月のフランス滞在。オペラ座の前にて(右)川村美紀子 ※横浜ダンスコレクションEX2015“Inner Mommy”(左)6ヶ月のフランス滞在。オペラ座の前にて(右)

 

 

2015年「シビウ国際演劇祭賞(ルーマニア)」を受賞した黒須育海さん・香取直登さんは、本年6月に同演劇祭に招聘され、満席の劇場で拍手喝采。ルーマニアでの公演を終了しました。
 

黒須育海&香取直登 ※横浜ダンスコレクションEX2015 “RE DIVISION”(左)シビウ国際演劇祭では共同振付作品“RE DIVISION”のパフォーマンスとトークも行った2人。(右)黒須育海&香取直登 ※横浜ダンスコレクションEX2015 “RE DIVISION”(左)シビウ国際演劇祭では共同振付作品“RE DIVISION”のパフォーマンスとトークも行った2人。(右)

 

  それ以外でも、横浜ダンスコレクション2016で、韓国の振付家と共同作品を発表したタシロリエさんは韓国のフェスティバルに招聘され、自作ソロ作品を上演。2016年「フランス大使館賞」を受賞した浜田純平さんは、今夏、フランスでのレジデンス開始に向けて準備中。「MASDANZA賞」を受賞した渡辺はるかさんは、10月にスペインのグラン・カナリア島で開催されるインターナショナル・コンテンポラリーダンス・フェスティバルMASDANZAに参加予定など、横浜ダンスコレクションは、若手振付家が世界にはばたくスプリングボードとして20年以上、数多くの若手を支援し続けています。


先日、「BankART Artist in Residence OPEN STUDIO 2016」でN///K 新作 “REAL CONTEROLLER” の公演を行った奥野美和さんも、横浜ダンスコレクションから世界へ羽ばたいた1人です。
横浜ダンスコレクション2013で「フランス大使館賞」と「MASDANZA賞」を受賞し、約半年のフランス研修とインターナショナル・コンテンポラリーダンス・フェスティバルMASDANZAに招聘され、MASDANZAでも審査員賞を受賞しました。2014年はパナマ、シンガポール、マレーシアのダンスフェスティバルにも招聘されるなど、活躍の場を世界へと広げました。

奥野美和 ※スペインのグラン・カナリア島で開催されるインターナショナル・コンテンポラリーダンス・フェスティバルMASDANZAでのパフォーマンス“Highlight of Decline”(左)と記者会見の様子(右)奥野美和 ※スペインのグラン・カナリア島で開催されるインターナショナル・コンテンポラリーダンス・フェスティバルMASDANZAでのパフォーマンス“Highlight of Decline”(左)と記者会見の様子(右)

 

 


■横浜ダンスコレクションから世界へ・・・自分を問うチャンスとなった挑戦と人々との出会い。

「海外での様々な活動に共通して感じたのは「あなたは誰なのか?」という質問が常に自分に向けられている状況にあり、自分が世に対してどのような存在であるかを常に求められたように感じました。創作や芸術に対し”完璧”より”過程や種”を大切に捉える人が多く、まだまだ進化過程にある自分を受け入れてくれた方々に出会えたことを、とても誇りに思います。」と奥野さん。
そんな奥野さんにとっての横浜ダンスコレクションとは?
「“創作の種”に目を向け、未来に繋がるコンペティションだと感じています。また横浜ダンスコレクションを通した海外での経験は日本を知る必要性を与えてくれました。このきっかけと経験を生かし、今後は振付家・演出家として日本を世界に説明できるようなグループ作品の創作に力を入れたいと思っています。」
 

「BankART Artist in Residence OPEN STUDIO 2016」での様子「BankART Artist in Residence OPEN STUDIO 2016」での様子

横浜から世界へ・・・世界からまた自分を見つめなおす。

横浜ダンスコレクションは、アーティストと人を繋ぐ役割を担っています。
日々、進化・成長を続けるアーティストのその後に注目です!
 

 

 

■毎年多くの若手振付家を輩出し、その後の活動の支援も行う横浜ダンスコレクション
今年もフェスティバルの基軸であるコンペティションの募集をしています。
舞台となる「横浜赤レンガ倉庫1号館」は1913年に誕生し、世界の物流中心拠点として国内外の発展に大きな役割を果たしてきました。現在は新たな文化発信の役割を担う歴史的建造物として、また横浜の観光地としても多くの方々に知られています。
「横浜赤レンガ倉庫での上演」を目指し、自らの表現の可能性を信じ、創造の未来を切り拓く、意欲的な若き振付家の方々からのご応募をお待ちしています!
 

【募集期間】 2016年5月23日(月)~7月22日(金)

【本選日程】
・CompetitionⅠ
本選:2017年2月11日(土)~12日(日)
会場:横浜赤レンガ倉庫1号館・3Fホール

・CompetitionⅡ <新人振付家部門>
本選:2017年2月9日(木)~10日(金)
会場:横浜赤レンガ倉庫1号館・2Fスペース
 
【応募資格】
・CompetitionⅠ
1. 公演実績があること。(応募者の単独公演でなくても可)
2. 初作品を発表してから15年未満。
3. 過去「横浜ダンスコレクション」において下記の賞を受賞していないこと。
 ※審査員賞(2014年以降)、若手振付家のための在日フランス大使館賞、未来へはばたく横浜賞
    (旧横浜市芸術文化振興財団賞)

・CompetitionⅡ <新人振付家部門>
※これから本格的に振付家としての活動を志す人を対象とします。
1. 振付家経験不問。
2. 25歳以下。(1991年4月2日以降に出生した人)
3. 日本在住(国籍問わず)
4. 過去の「横浜ダンスコレクション」において受賞歴がない人。

※コンペティションⅠとⅡの重複応募はできません。

【応募方法について】
提出資料や応募作品の条件等詳細については募集要項を確認の上、
応募用紙をホームページからダウンロードし、添付資料を一緒に郵送または持参してください。
http://www.yokohama-dance-collection-r.jp/


【審査員】
CompetitionⅠ審査員:(五十音順)
岡見さえ(舞踊評論家)
近藤良平(コンドルズ主宰・振付家・ダンサー)
多田淳之介(東京デスロック主宰・富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ芸術監督)
浜野文雄(新書館「ダンスマガジン」編集委員)
ティエリー・ベイル(在日フランス大使館文化担当官)
矢内原美邦(ニブロール主宰・振付家・演出家・戯曲作家・近畿大学准教授)

CompetitionⅡ審査員:(五十音順)
伊藤千枝(珍しいキノコ舞踊団主宰・振付家・演出家・ダンサー)
ヴィヴィアン佐藤(美術家)
柴幸男(ままごと主宰・劇作家・演出家)
浜野文雄(新書館「ダンスマガジン」編集委員)

 

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アート・カルチャー
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会社概要

URL
http://p.yafjp.org/jp
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
横浜市中区山下町2番地  産業貿易センタービル1階
電話番号
045-221-0212
代表者名
近藤 誠一
上場
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資本金
-
設立
1991年07月