女性活躍推進法『条件に合う仕事増やして』81%~働きたい主婦の叫び~
活躍に適した働き方は「短時間正社員」77%、「パート」61% ~しゅふJOB総研調べ~
- 女性が活躍する上で企業に取り組んで欲しいと思うことのトップは、「時間や日数など条件にあう勤務形態・仕事の増加」81%。
- 「保育所等子どもを預ける場所」は46%で4位。「上司や同僚の理解促進」62%や「在宅勤務」51%への要望がより強く。
- 主婦が活躍するために適していると思う働き方「短時間正社員」77%。一方、「フルタイム正社員」との回答は14%で最下位。
Q:女性が活躍する上で企業に取り組んで欲しいと思うことをお教えください。(複数回答可)
<参考比較>しゅふJOB総研2013年調査データより
Q:仕事と家庭を両立させる上で、必要だと思うことを当てはまるだけ教えてください。(単一回答)
(n=557)
Q:主婦が活躍するために、適していると思う働き方はどれですか。当てはまるものすべてお選びください。(複数回答可)
◇「その他」を選択した主婦から寄せられたフリーコメントより抜粋
・女性が活躍し、かつ、高齢日本を支えるためにも、中高年女性が社会で活躍し、税金を払う等、日本の財政の
基盤強化に繋ぐ事が大切です(50代)
・やはり子供が病気になった時、重要な仕事を任されては休みにくい(40代)
・同僚の負担増加をできるだけ軽減できるような組織体制や仕事の分担の仕組みが、同時に必要だと思います(50代)
・子供を預けるのは一苦労です。男も女もわが子が保育園に入れなければ困るはずなのに(30代)
・正社員だけでなくパート社員への待遇の向上推進(50代)
・企業に求めることはない(40代)
・女性だけでなく、男性の育児や家事、介護についての理解の推進(30代)
・育児中の女性に対する支援は増えていますが、介護離職した女性の支援は全くありません。中高年女性も家事
代行だけでなく、活躍の場を増やしてほしいです。年齢で採用を制限している企業が多いです(40代)
・大企業であれば会社の空き部屋などを利用して保育所などがあると便利、そのさい社員採用で保育士の免許
とってる人材採用など考慮してもらえるなど(40代)
■しゅふJOB総研 所長 川上敬太郎より
第二次安倍政権が発足してすぐ、待機児童ゼロという目標を掲げました。それは小さなお子さんがいる主婦層の切なる願いです。しかしながら、働きたいと考える主婦層にアンケートで尋ねてみると、最も多かったのは「条件に合う仕事を増やしてほしい」という声でした。育児以外にも様々な制約を受ける主婦にとっては、そもそも子どもを預ける前に、自分の条件に合う仕事自体が少ないというのが現実のようです。
そして今回、女性活躍推進法の施行を機に主婦層は企業に何を求めるのかを調査したところ、やはり「条件に合う仕事を増やしてほしい」という声が8割を超えてトップとなりました。3位には「在宅勤務」が入っており過半数の支持を得ています。
一方女性が活躍するために適した働き方のトップは「短時間正社員」で、77%が選んでいます。最下位が「フルタイム正社員」の14%となっていることからも、時間の制約とのバランスをとりつつ、やりがいをもって仕事したいという願いが浮かび上がります。
働きたいと考える主婦層にとって、社会にはまだまだ選択肢が足りないのだと考えます。
■調査概要
調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答者数:344名
調査実施日:2016年2月 8日(月)から2016年2月22日(月)まで
調査対象者:求人媒体『しゅふJOBサーチ』登録者
<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」。 そんな志のもとにつくられた研究室です。「女性のライフスタイルと仕事への関わり方」に対する社会の理解を高め、女性の働きやすい職場をより多くつくっていくために、定期的なアンケート等の調査を実施、結果を社会に発信して参ります。
<株式会社ビースタイルについて>
企業理念は「best basic style」。時代に合わせて新たなスタンダードをつくる会社です。この理念に基づき、2002年の創業以来、働きたい主婦に対して就業支援を行って参りました。約14年間で生み出した主婦の雇用数はのべ5万人。女性がそれぞれの価値観、ライフスタイルに合わせて働ける社会の実現に向け、派遣・在宅・エグゼクティブなど、様々な『しゅふJOBサービス』を提供しています。
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