思い出の名作をDVD化する「復刻シネマライブラリー」伝説の海外テレビドラマ「ベン・ケーシー」10月11日全国発売開始!

映像・出版・音楽の企画製作等のエンタメ事業を展開するカルチュア・エンタテインメント株式会社(以下、本社:東京都渋谷区/代表取締役社長:中西 一雄/以下、CE)のグループ会社で、入手困難な映像や音楽作品をパッケージ化して提供している株式会社ディスク・ロードは、映画ファンから寄せられたリクエストをMOD(マニュファクチャリング・オン・デマンド=受注生産)方式で復刻・発売する「復刻シネマライブラリー」シリーズより、長きにわたり復刻は困難と言われてきた伝説の海外テレビドラマ「ベン・ケーシー」を、2016年10月11日(火)より全国発売いたします。

■「ベン・ケーシー」とは
『ベン・ケーシー』(原題:BEN CASEY)は、今年で初放送から55周年を迎える医療ドラマの先駆けです。1961年10月2日から1966年3月21日までアメリカで、日本ではTBS系列で1962年5月4日から1964年9月25日まで放送されました。内容は、総合病院に勤務する若き脳神経外科医ベン・ケーシー(ヴィンセント・エドワーズ/日本版吹替え担当は滝田裕介)が、医療現場で起きる様々なアクシデントや、患者との交流、先輩医師や同僚との衝突や親交を通じて成長する姿を描いています。
『ベン・ケーシー』が放映される前の1961年、アメリカでは低俗なテレビドラマのどぎつい描写に対し、批判の声が高まっていました。『ベン・ケーシー』はこうした社会背景にあって、「脳外科医」という、それまでに存在しなかった若く知的なヒーローを主人公に、リアルな手術・治療シーンや、スリリングながらも生や死といった重厚なテーマを扱い、暖かなヒューマニズムが溢れるというストーリーとヴィンセント・エドワーズの人気が相まって、製作者や放送局の予想をはるかに上回る視聴率を記録し、日本では最高視聴率50.6%(※)を樹立しました。この記録はその後に日本で放送された、どの海外テレビドラマにも、現在もなお抜かれていません。また、当時若手のテレビ監督だったシドニー・ポラック(『追憶』)、アーサー・ヒラー(『ある愛の詩』)、スチュワート・ローゼンバーグ(『暴力脱獄』)ら、後の映画界の巨匠たちが演出し、ゲスト出演陣もジョージ・C・スコット(『パットン大戦車軍団』)、リー・マーヴィン(『モンテ・ウォルシュ』)、ロッド・スタイガー(『ワーテルロー』)、テリー・サバラス(『刑事コジャック』)、ジャック・ウォーデン(『ユーズド・カー』)、クリフ・ロバートソン(『まごころを君に』)スザンヌ・プレシェット(『恋愛専科』)、バージェス・メレデス(『テキサスの五人の仲間』)、レスリー・ニールセン(『裸の銃を持つ男』)など、若き日の名優たちが印象深い演技を残していることも忘れてはなりません。
(※)ビデオリサーチ関東地区調べ

■社会現象を引き起こした『ベン・ケーシー』
・オープニングの黒板に書き入れられるマークとともに、『男、女、誕生、死亡、そして無限』というナレーションが印象的で、カメラが患者の目線に変わり、天井を映しながら廊下を運ばれてゆく撮影表現はこの作品で有名になりました。
・アメリカではこの作品の大ヒットを受け、『ドクター・キルデア(原題:DR. KILDARE)』(1961~1966)(テレビ朝日系列)、『看護婦物語(原題:THE NURSES』)(1962)(NHK)が立て続けに放送されるなどメディカル・ドラマが大ブームとなりました。現在でもこのテーマは一つの人気ジャンルとして確立し、その後『ER 緊急救命室(原題:ER)』(1994~1995)や、『Dr. HOUSE―ドクター・ハウス―(原題:HOUSE M.D.)』(2004~2005)といった大ヒットシリーズに引き継がれています。
・コメディアンのケーシー高峰氏の芸名の由来は、この『ベン・ケーシー』から来ており、また、そのケーシー高峰氏も着用していた「外科医や歯科医など外科系の医師がよく着用している短い診療衣」は、「ケーシー型白衣」(単に「ケーシー」と呼ばれることもある)と呼ばれるようになるほどさまざまな分野で影響を残しました。
・『ベン・ケーシー』の放送当時の人気はすさまじく、番組のスポンサーが「ベン・ケーシー」の感想文を募集したところ、1回で12万4000通も集まったと言われています。(※)(※)出典「東京ニュース通信社 テレビドラマ全史1953~1994」
・その後も現在に至るまで、テーマ曲は様々な番組でも再使用され、名場面は当時の数多くのバラエティでパロディ化されました。医療ドラマ『Doctor-X~外科医・大門未知子』(テレビ朝日系)に登場する名医紹介所の所長神原晶(岸部一徳)の飼い猫の「ベン・ケーシー」も、神原がこのドラマが大好きで名前をつけたという設定になっています。

■DVDの仕様について
アメリカで放送された全153話のうち、現在の権利元CBSが保有するマスターテープの中から、日本語吹替え版が現存する55話を復刻、DVD1枚に2話を収録し、DVD全27枚組として発売します。このうちVOL.1にあたるDVD9枚組セット18話を2016年10月11日(火曜日)から全国発売いたします。
なお、VOL.2(9枚組)、VOL.3(8枚組)はそれぞれ2016年12月、2017年2月に全国発売を予定しております。


【商品仕様】

 


1961年/制作国:アメリカ/DVD9枚組 1~18話収録/各話約48分/1層/モノクロ/MPEG2/音声1.日本語吹替(ドルビーデジタル モノラル)/字幕なし/4:3スタンダードサイズ(本編映像のみ)
※DVD9枚が輸送用の箱に収納されております。
※この商品はオンデマンドDVD(DVD-R DL)ではなく全てプレスされたDVDとなります。
<キャスト>

 


ヴィンセント・エドワーズ [ベン・ケーシー] (滝田裕介)
ベティ・アッカーマン [マギー・グラハム] (初井言榮)
サム・ジャッフェ [デビッド・ゾーバ] (宮口精二)
ハリー・ランダーズ [テッド・ホフマン] (穂積隆信) ほか
※[]内は役名 (日本語吹替声優)
<スタッフ>
監督:シドニー・ポラック(『トッツイー』『追憶』)、アーサー・ヒラー(『ある愛の詩』)、スチュワート・ローゼンバーグ(『暴力脱獄』)ほか
製作:アンジェラス-クロスビー・プロダクション
テーマ音楽:デイヴィッド・ラクシン

収録エピソード
1巻:おそれ/リンダの微笑
2巻:明日に賭ける時/レモンの木の思い出
3巻:高価な水/笑いよ、よみがえれ
4巻:遠い町からのみじかい便り/美しき争い
5巻:わが友クリコー/狂気の口づけ
6巻:ある暗黒/拳銃魔
7巻:たとえ死すとも/栄光の果てに
8巻:ある夜の病棟/愛の重荷
9巻:裏町の誘惑/この手を君に

※この作品は日本放映当時の吹替音声を使用しております。また、現在の基準からして不適切な表現もございますが、オリジナルをそのまま収録いたしました。 
※本編中に一部映像及び音声にお見苦しい箇所、お聞き苦しい箇所がございますが、マスターテープに起因するものであり、製品不良ではございませんので予めご了承ください。

発売・販売:復刻シネマライブラリー(カルチュア・エンタテインメント株式会社)
協力:有限会社マーメイドフィルム

©1961 Bing Crosby Productions. All Rights Reserved.
©2016 CBS. CBS and related logos are trademarks of CBS Broadcasting Inc.

 

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会社概要

URL
https://www.ccc.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都渋谷区南平台町16-17 渋谷ガーデンタワー
電話番号
03-6800-4764
代表者名
髙橋誉則
上場
未上場
資本金
125億4700万円
設立
2015年04月