ファーウェイ、スモールセルに関するホワイトペーパーを発表 スモールセル2020に向けた5つのトレンド

ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は2月21日、スペイン・バルセロナで開催されるMobile World Congress (MWC) 2016に先駆けて、「スモールセル2020に向けた5つのトレンド(Five Trends to Small Cell 2020)」(英語)と題するホワイトペーパーを発表しました。
世界のモバイル・ブロードバンド・ユーザー数は2020年までに67億人に、また、セルラーIoTの接続数は世界全体で10億に達する見込みです。VoLTE、4K動画、バーチャル・リアリティ、ウェアラブル端末、埋め込み型デバイスの人気が高まるにつれて、モバイル・ユーザー1人あたりの1日の通信量は5GBを超える可能性も指摘されており、高まり続けるサービス体験への期待にネットワーク側が追いつかなることも考えられます。一方、急速に進む都市化により、都市部ではさらに多くのホットスポットが発生することは必至であり、トラフィックの集中がさらに進むことが予想されます。

 
ファーウェイ専務取締役兼プロダクト・ソリューション担当プレジデントである丁耘(ライアン・ディン)は次のように述べています。「ファーウェイが4.5Gで提唱している『Gbps』によりユーザーに瞬時にサービスを提供することが可能になり、『Experience 4.0』によりHD音声/動画にどこからでもアクセスできるようになり、『Connection+』によりユビキタスな接続という新たな世界が開かれます」

 
ファーウェイのスモールセル製品担当プレジデントの周躍峰(ピーター・ジョウ)は次のように述べています。「スモールセルはモバイル・ブロードバンド・ネットワークで重要性を増しています。この技術はホットスポット・エリアに高速アクセスを提供してカバレッジ・ホールをなくし、ユーザー体験を向上させることが可能で、人と人、人とモノ、モノとモノの接続を実現する鍵となります」

モバイル・ブロードバンド発展のニーズに対応するために、スモールセルは以下の5つのトレンドをサポートします。

 
1.    スモールセルでまったく新しいビジネス・モデルと業界のエコシステムを構築:エンド・ユーザーにより近い場所に配置されるスモールセルは、付加価値の高いサービスを提供することが可能で、新たなビジネス・モデルの創出と業界の新たなエコシステムの構築に貢献します。

2.    屋内のデジタル化でモバイル・ブロードバンドの刷新を牽引: デジタル・ソリューションへの移行は屋内でのカバレッジ・システムの変革を促進し、高品質な音声/動画サービスに対応することでモバイル・ブロードバンドサービスの持続的な成長とさらなる発展をもたらします。

3.    マルチモード、マルチバンド、バックホール統合型の屋外スモールセルにより多様なサイト・リソースに対応: スモールセルによる高密度化で、マルチモード・マルチバンド展開が可能となり、サイト・リソースを有効に活用できます。スモールセルで無線バックホールを提供できるため、より景観に溶け込んだサイト展開が可能になります。

4.    ライセンス・バンドとアンライセンス・バンドの双方の活用により周波数利用効率を向上: LAA(Licensed-Assisted Access)とLWA(LTE +Wi-Fi link aggregation)をサポートすることで、ライセンス・バンドとアンライセンス・バンドを組み合わせた展開が可能になり、周波数利用効率を最大化してユーザー体験を大幅に向上させることができます。 

5.    ユビキタスなスモールセルでネットワーク・アーキテクチャの進化を牽引: スモールセル・ネットワーク・コントローラーを新しいアーキテクチャ上に構築し、大量のスモールセルを既存ネットワーク上で補完的に利用することで、TCO削減と付加価値の高い通信サービスを提供できます。

 
モバイル・トラフィックの80%が屋内、特に公共の場所で発生しており、その傾向は以前より顕著になっています。分散型アンテナ・システム(DAS)では、十分なネットワーク容量を提供できないため、モバイル・ブロードバンドへの需要の増大に対処できません。周が述べるように、屋内デジタル化により屋内ネットワークを屋内モバイル・ブロードバンド・ネットワークへと変革することで、超大容量、ソフトウェア定義によるソリューション、長期的進化が可能となるため、こうした変革はモバイル・ブロードバンド・サービスの発展にとって避けて通れないものとなります。屋内デジタル・ネットワークは、水や電気のようにビルの計画時や選定時に不可欠な条件として考えられるようになるでしょう。

また屋外ホットスポットでは、とりわけ繁華街においてはマクロ・サイトの取得が困難です。こうした問題に対して、屋外スモールセルがより重要な役割を果たすことは広く認識されています。将来的に、屋外スモールセルは、周囲の景観への優れた調和、容易な展開、単一の装置でのマルチモード・マルチバンド対応、無線バックホールを実現しながら、莫大な帯域を提供することが求められます。周が述べるように、容易な展開とマクロ・ネットワークとの協調は、マクロ・ネットワークのカバレッジと容量を補完して周波数利用効率とユーザー体験を向上するために不可欠となります。

アンライセンス・バンドのソリューションはユーザー体験を向上させる一方で大きな帯域幅を大量に消費するため、モバイル・ブロードバンドの長期的な発展を妨げます。そのため、LAAのようなライセンス・バンドとアンライセンス・バンドを組み合わせた利用により周波数利用効率を最大化することは必須であり、既存のWi-Fiネットワークとの共存が可能となるためユーザー体験も向上します。アンライセンス・バンドでは電力の制約があることから、ライセンス・バンドとアンライセンス・バンドを組み合わせた利用は主に屋内のスモールセルが対象となります。ファーウェイのワンボックス・ソリューションは、単一の機器でアンラインセンス・バンドとライセンス・バンドの双方を同時に利用することが可能で、ソフトウェア定義の無線によるネットワークの進化をサポートしてセルラー・ネットワークのTCO削減を実現します。

大量のスモールセルの展開には、まったく新しいネットワーク・アーキテクチャが必要になります。周は、新しいアーキテクチャでは、スモールセル・ネットワークでネットワークのコンバージェンス、協調された管理、合理的なO&Mを実現できなければならないと強調しています。同時に、スモールセルの容易な展開とコスト削減、迅速かつスケール型の展開、ヘテロジニアスなネットワークのパフォーマンス向上も求められます。これには、サービス・アンカーなどの装置を展開が必要です。こうした装置により、大規模な展開が容易になるとともに、効率的にマクロ・ネットワークとのコンバージェンスが可能となり、ネットワーク・ノード数を削減できます。

通常、スモールセル・ネットワークは都市部のビル内で展開されるため、周囲の景観に溶け込むことがより重要になります。そのため、スモールセルのサイト確保には、ビルの所有者と密接に関わっていくことが必要です。ビル所有者がスモールセルの展開で多くのメリットを享受できるようにすることが、新しいビジネス・モデルの創出、ビル所有者によるネットワーク品質向上のための支援、通信事業者のネットワーク展開のTCO削減を実現するために不可欠となります。ファーウェイのサービス・アンカーはスモールセルの機能をオープン化するプラットフォームであり、スモールセル・ネットワークと付加価値サービスをエンド・ユーザーに提供するための橋渡し役となります。このプラットフォームにより、通信事業者、建物所有者、サービス開発者、インテグレーターが相互にメリットを享受でき、スモールセル展開に適したエコシステムの構築をサポートします。

 
「スモールセル2020に向けた5つのトレンド」を発表することで、ファーウェイはスモールセル展開に対する当社の考え方をパートナーの皆様と共有し、ともに協力して完全に“つながった世界”の実現に貢献していきます。

 



【ファーウェイについて】
ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は、世界有数のICTソリューション・プロバイダーであり、1987年に中国・深圳(シンセン)に設立された従業員持株制による民間企業です。「通信技術を通じて人々の生活を豊かにする」というビジョンのもと、お客様志向のイノベーションとパートナーシップにより、通信・企業ネットワーク、端末、クラウド分野にわたり、お客様の競争優位性を高めるエンド・ツー・エンドのICTソリューション・ポートフォリオを確立しています。ファーウェイの17万6,000人におよぶ従業員は通信事業者、企業、消費者の皆様へ最大の価値を提供すべく尽力しており、競争力の高いソリューションとサービスを170か国以上で提供し、世界人口の3分の1にもおよぶ人々のICTソリューション・ニーズに応えています。

日本法人(ファーウェイ・ジャパン)は2005年に設立され、日本市場のニーズに応えるべく幅広い製品ならびにサービスを提供しています。詳しくは、当社ウェブサイト:www.huawei.com/jp/、フェイスブック:(会社情報、B2B事業)www.facebook.com/huaweijapanpr、(B2C事業)www.facebook.com/HUAWEI.JAPAN、ツイッター:twitter.com/HUAWEI_Japan_PR、LINE:‘ファーウェイ’で検索、YouTube:http://www.youtube.com/user/HuaweiDeviceJPをご覧ください。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります。

メディア会員登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。
※内容はプレスリリースにより異なります。

  1. プレスリリースTOP
  2. >
  3. ファーウェイ・ジャパン
  4. >
  5. ファーウェイ、スモールセルに関するホワイトペーパーを発表 スモールセル2020に向けた5つのトレンド