平成27年度産炭国石炭採掘・保安技術高度化事業のうち、インドネシア海外派遣研修業務(バンドンイスラム大学)を実施し、終了
JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:黒木啓介)は、西ジャワ州バンドン市のバンドンイスラム大学において、今般2回の石炭坑内採掘保安技術セミナーを実施しました。これにより平成27年度インドネシア海外派遣研修をすべて終了しました。
本事業は、アジアの産炭国へ炭鉱技術者等を指導員として派遣し、我が国の炭鉱技術を移転することによって、我が国への安定的な石炭供給確保を目的とし、2002年度より実施しているものです。
本年度はインドネシアの他、ベトナムおよび中国へ炭鉱技術者等を派遣し、各国の石炭関係者を対象としたセミナー研修と現地炭鉱における技術指導研修を実施しています。
西ジャワ州のバンドンイスラム大学では、2回(1月12日~1月15日および2月15日~2月18日)にわたり各4日間の日程で、計77名の鉱山学科学生や講師らを対象にインドネシアにおける坑内掘り炭鉱や坑内通気技術等についてセミナー研修を実施しました。
第2回目のセミナー開講式に参加した、同大学ラクムハット・チェハ副学長からは、インドネシア石炭産業にとって今後開発が期待される坑内掘り炭鉱でのリスクと対策を、日本の指導員の経験に基づいた知識から学び、災害を最小限にする方法を学んでほしい、との挨拶がありました。また閉講式では、研修生の代表者から、4日間の研修で得た知識を今後炭鉱現場で働く際に存分に役立て、インドネシアの炭鉱において改善すべく貢献したいと、抱負が述べられました。
今年度のインドネシアへのセミナー研修は、本大学での研修をもって10大学すべて終了しました。JOGMECは今後も本事業を通じ、産炭国の石炭坑内採掘保安技術の向上に貢献するとともに、我が国への安定的な石炭供給の確保に努めてまいります。
■平成27年度インドネシア派遣研修実施場所(セミナー研修実施場所は赤で表示)
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http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_06_000106.html?mid=pr_160301_01
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