琳派４００年記念　現代作家２００人による日本画・工芸展「京に生きる 琳派の美」開催＜２０１５年４月２５日（土）～５月１７日（日）／京都文化博物館＞

日本画家・上村淳之さんや染色工芸家・羽田登さんほか、日本画と工芸の巨匠から若手までの作品、新作２０７点一挙公開！

京都府は、２０１５年４月２５日（土）～５月１７日（日）、琳派４００年記念展　現代作家２００人による日本画・工芸展「京に生きる 琳派の美」を京都文化博物館にて開催します。

 

本展覧会は、琳派誕生４００年を記念して、京都日本画家協会（設立：昭和１６年）と京都工芸美術作家協会（設立：昭和２１年）が、初めて合同で開催する企画展で、京都を代表する日本画・工芸作家２０７名が集結し、琳派をテーマに作り上げた作品２０７点を、一挙に公開します。
琳派の美意識を受け継ぐ、梅や椿が金箔の上で咲き誇る華やかで美しい絵画や、尾形光琳の絵を彷彿させるような漆芸作品、黄金と水色の配色も鮮やかに鶴が優雅に舞う扇子型の焼き物など、それぞれの作家の「琳派観」を通して、巨匠から若手作家まで、京都の芸術家たちによる美の競演を、お楽しみいただけます。
また期間中、第一線で活躍する出展作家を講師に琳派の代表的技法などを体験するワークショップを開催するほか、ギャラリートークも連日開催。琳派の新たな形を鑑賞するだけでなく体感できるプログラムをご用意しています。
 

「暁雲ニ鶴扇面大皿」永樂善五郎

 

≪開催概要≫
【日時】
  2015年4月25日(土)～5月17日(日)10時～18時
  金曜日は19時30分まで ※入場はそれぞれ30分前まで
【会場】
  京都文化博物館　3･4階特別展示室
【休館日】
  5月11日（月）
【入場料】
　一般800円(600円) 大･高校生500円(400円)､中･小学生300円(250円)
　※()内は､前売り及び20名以上の団体料金
【出品予定作家】
　◇京都日本画家協会会員
　上村淳之、中路融人、岩倉壽、山﨑隆夫（以上日本藝術院会員）
   森田りえ子、重岡良子、猪熊佳子など計100名
   ◇京都工芸美術作家協会会員
   伊藤裕司（漆芸作家）、今井政之（陶芸家）、
   中井貞次（染織作家)、森野泰明（陶芸家)、（以上日本藝術院会員）
　羽田登（染色工芸家）、永樂善五郎（千家十職)、樂吉左衞門（千家十職)など計107名
【主催】
　京都府、京都文化博物館、京都日本画家協会、京都工芸美術作家協会、京都新聞
【関連イベント】
　◇ワークショップ（費用各500円、別途入場券必要。参加応募方法は京都文化博物館HPをご覧下さい）
　①日本画　たらし込みで琳派に挑戦！（定員20名：対象中学生〜）
   日時：4月29日（水・祝） 午後1時〜4時　
   講師：上村淳之、𡈽手朋英、中出信昭、藤原敏行、渡辺章雄
　内容：日本画の絵の具をつかって、たらし込み技法を体験し、色紙作品を仕上げます。
　②藍染めの布にわたしの琳派を表現しよう！（定員20名：対象小学4年生〜高校生）
　日時：5月5日（火・祝） 午後1時〜4時
　講師：井隼慶人、内藤英治、兼先恵子
　内容：自分で彫った型紙をつかって、藍染めの布を脱色し、自分なりの琳派の世界を表現します。
　◇作家によるギャラリートーク（事前申し込み不要、当日の入場者に限ります）
　日時：4月25日（土）、26日（日）、5月2日（土）、3日（日・祝）、9日（土）、10日（日）
　※ 各日とも午後2時から40分程度。講師は上村淳之、大野俊明、村田好謙、面屋庄甫など