IBM 社とザイリンクス、データ センター アプリケーションの開発を加速する戦略的提携を発表

両社の協力により、データ センターにおけるワークロード向けにオープンなアクセラレーション インフラストラクチャ、ソフトウェア、ミドルウェアを開発

IBM 社 (本社 : 米国ニューヨーク州アーモンク、NYSE : IBM) およびザイリンクス社 (本社 : 米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ : XLNX) は 11 月 16 日 (米国時間)、IBM POWER ベースのシステム上でザイリンクスの FPGA 対応ワークロード アクセラレーションを使用して、より高性能でエネルギー効率の高いデータ センター アプリケーションを可能にするため、複数年にわたる戦略的提携を締結したと発表した。IBM 社とザイリンクスは、非公式に締結された合意事項および OpenPOWER Foundataion による提携により、オープンなアクセラレーション インフラストラクチャ、ソフトウェアおよびミドルウェアを共同で開発し、機械学習、ネットワーク機能仮想化 (NFV)、ゲノム解析、ハイ パフォーマンス コンピューティング (HPC)、ビッグ データ解析など、新たなアプリケーションに対応する。
 

IBM 社 OpenPOWER 担当ゼネラル マネージャ ケン キング (Ken King) 氏 (左) と、ザイリンクス ワイヤード通信およびデータ センター ビジネス担当バイス プレジデント ハマント デュラ (Hemant Dhulla) (右) Photo credit Xilinx


これらのヘテロジニアスなワークロードがますます増えるにつれ、データ センターで要求されるスループットとレイテンシを少ない電力で実現するため、アプリケーション アクセラレーターの使用に目を向けている。ザイリンクスの All Programmable FPGAがもたらす電力効率により、データ センター全体の至るところにアクセラレーターを展開することも現実的となってきた。IBM 社のオープンでライセンス可能な POWER アーキテクチャとザイリンクスの FPGA との組み合わせにより、次世代のデータ センターのワークロードにおいて、強力なパフォーマンスおよび単位ワット当たりの性能を実現するとともに、総所有コストの低減を可能にする。

IBM 社とザイリンクスの戦略的提携の一環として、IBM Systems Group の開発者はザイリンクスの FPGA アクセラレーターを使用して、POWER ベースのサーバー、ストレージおよびミドルウェア システム用のソリューション スタックを OpenStack、Docker および Spark などのデータ センター アーキテクチャ向けに作成する。さらに IBM 社は、IBM Power Systems サーバーに搭載されるザイリンクスのアクセラレーター ボードの開発と認定も行う。ザイリンクスは、自社の最先端のソフトウェア定義 SDAccel™ 開発環境およびライブラリの POWER ベース バージョンを開発し、OpenPOWER 開発者コミュニティ向けにリリースする。

さらに IBM 社とザイリンクスは、IBM 社の革新的なコヒーレント アクセラレーター プロセッサ インターフェイス (CAPI) を活用して、加速化するコンピューティングの価値を継続して顧客へ提供する。CAPI は POWER アーキテクチャに搭載されている IBM 社独自の機能であり、POWER アーキテクチャと緊密に統合されたコヒーレントなソリューションを構築する能力を、ザイリンクスやテクノロジ業界全般に向けて提供する。例えば、独立系ソフトウェア ベンダーはすでに、CAPI に接続された IBM フラッシュ ストレージを活用して、メモリ内での解析処理向けに非常に大容量のメモリ空間を作成しており、市販の x86 ソリューションと比べ、わずか 1/24 のサーバー数で同じクエリのワークロードを実行可能にしている。これらの技術革新により、POWER8 ベースのシステムは OpenPOWER エコシステムを基礎とした完全なスタックの革新によりパフォーマンスの増大を実現して、ムーアの法則の限界を打ち破ることが可能になる。

IBM 社の OpenPOWER 担当ゼネラル マネージャであるケン キング (Ken King) 氏は、「IBM とザイリンクスの協力により、我々は顧客に対して、IBM POWER プロセッサとザイリンクスの FPGA との緊密な統合によって可能となった、新しいレベルの高速化されたコンピューティングを提供できるようになりました。さらに我々の顧客は、急速に拡大しつつある OpenPOWER エコシステムが提供する絶え間ない革新から直接、恩恵を受けることが可能となります」と述べている。

ザイリンクスのワイヤード通信およびデータ センター ビジネス担当バイス プレジデントであるハマント デュラ (Hemant Dhulla) は、「ザイリンクスは IBM 社、データ センター分野の顧客、業界エコシステムと協力して、次世代のクラウド コンピューティングおよび NFV アプリケーション向けに世界最高レベルのソリューションを実現します。IBM 社の膨大なリソースと、データ センターおよびクラウド ソフトウェアにおける技術は、進展を続ける FPGA ベースのアクセラレーターへの移行に大きく貢献するでしょう」と述べている。

ザイリンクスでは、業界全体にわたってワークロード アクセラレーションを可能にするための鍵となるのはデータ センター インフラストラクチャへのオープンなアプローチであることを理解し、OpenPOWER Foundation への関わりを拡大している。OpenPOWER Foundation は全世界で 160 を超えるメンバーを持つ独立組織であり、POWER アーキテクチャ上のオープンな開発をサポートすることを目的にしている。ザイリンクスはすでに、OpenPOWER Foundation のアクセラレーター ワーク グループに積極的に関与しており、同社のメンバーシップがプラチナ レベルに昇格して、取締役員として承認されたことを本日発表した。

IBM について詳しくは、www.ibm.com をご覧いただきたい。
ザイリンクスについて詳しくは、japan.xilinx.com をご覧いただきたい。
OpenPOWER Foundation について詳しくは、www.openpowerfoundation.org をご覧いただきたい。

■ 下記のザイリンクス株式会社ウェブサイトもご参照ください。
・トップページ : http://japan.xilinx.com/index.htm
・プレスリリース (日本語) : http://japan.xilinx.com/japan/j_prs_rls/
・このリリースの全文は次の URL を参照のこと :
http://japan.xilinx.com/japan/j_prs_rls/2015/corp/ibm-and-xilinx-announce-strategic-collaboration-to-accelerate-data-center.htm

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