朝日新聞、TBS、小学館の3社が異例のコラボ
作家・池井戸潤さんの「下町ロケット」プロジェクト始動
池井戸潤さんは1963年、岐阜県生まれ。慶応義塾大学卒。98年に「果つる底なき」で江戸川乱歩賞を受賞し、作家デビューしました。2010年、「鉄の骨」で吉川英治文学新人賞、11年には「下町ロケット」で直木賞を受賞。同作品は単行本・文庫本合わせて発行部数130万部を突破。銀行を舞台にしたシリーズが原作のドラマ「半沢直樹」(堺雅人さん主演)がTBS系で2013年に放映され、最高視聴率42.2%を記録。半沢の決めぜりふ「倍返し」が流行語大賞になりました。ほかの作品には「空飛ぶタイヤ」「ルーズヴェルト・ゲーム」などがあります。
池井戸潤さんの話
小説の神様が存在するとしたら、今回は少し背中を押してもらった気がします。別の小説のため、たまたま取材した方との会話から題材が生まれ、ドラマ、新聞連載、単行本の刊行という、当初バラバラだった三つの企画が途中から合流するという大きな幸運にも恵まれました。作者として願うのは、この作品がひとりでも多くの方に出会い、登場する佃たちの言葉に少しだけでも耳を傾けていただければということです。
- 「下町ロケット」プロジェクトの各社の取り組みは次の通りです。
■朝日新聞社
連載小説「下町ロケット2」を10月3日付朝刊の広告特集で見開き2ページにわたって展開し、その後は毎週土曜日、日曜日付紙面に掲載します。見開き紙面に掲載される小説は400字詰め原稿用紙13枚以上、朝夕刊に毎日掲載される連載小説5回分以上の分量で、ゆったりとまとめて読めるのが特徴です。翌週10月10日付以降は原則1ページですが、分量は原稿用紙7枚以上になります。イラストと題字は池井戸さんの「銀翼のイカロス」の装画を手がけた龍神貴之さんが担当します。連載終了は年内を予定しています。
■TBSテレビ
ドラマ日曜劇場で「下町ロケット」を10月18日(日)【初回2時間スぺシャル】から全国で放映します。原作は「下町ロケット」と新作「下町ロケット2」。主人公の佃航平役には映画「麒麟の翼~劇場版・新参者~」などで知られる阿部寛さん。娘役はNHKの朝の連続テレビ小説「まれ」の土屋太鳳さんが演じます。このほか杉良太郎さん、吉川晃司さん、立川談春さん、安田顕さん、倍賞美津子さんが脇を固めます。前半は「下町ロケット」、11月中下旬から始まる後半は「下町ロケット2」のストーリーが中心になります。
■小学館
「下町ロケット2」の単行本(予価は本体1500円+税)を11月5日に出版します。初版は30万部です。朝日新聞の広告特集連載の2倍近い分量になる予定で、ドラマの背景などをより詳しく知ることができます。装画は新聞連載と同じ龍神貴之さんが担当します。このほか小学館が発行する「週刊ポスト」「女性セブン」、ほかに女性誌「Oggi」「Precious」「Domani」、コミック誌「ビッグコミックスピリッツ」、情報誌「DIME」など、さまざまな雑誌でドラマ出演者のインタビューなどを掲載、プロジェクトを盛り上げていきます。
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