10万部突破のベストセラー!高橋源一郎『ぼくらの民主主義なんだぜ』待望の新作発売!たちまち増刷!!
世の中、何がおかしいのかわからない人へ『丘の上のバカ ぼくらの民主主義なんだぜ2』
朝日新聞出版は、2015年5月に刊行され、安保法制をめぐる民意のうねりの中で、10万部を突破するベストセラーになった高橋源一郎さんの『ぼくらの民主主義なんだぜ』(朝日新書)の待望の続編『丘の上のバカ ぼくらの民主主義なんだぜ2』を刊行いたしました。
日本は息苦しい。ほんのちょっとしたことで、一億総バッシング。右も左も自主規制、空気と暗黙のルール……でもそれらに屈することのない、自由な「バカ」ものは、この国にもたくさんいる。強者の論理がまかり通るいまだからこそ、社会や組織にしゃべらされるのではない、「自分」のことばを。
そんな高橋源一郎氏からのメッセージが詰まった決定版です。本書は、朝日新聞論壇時評、紀行文、評論など危機の時代を見通す21のエッセイで構成されています。高橋氏はこの数年、沖縄、ルソン島、選挙演説の現場に足を運びながら、ずっと社会や政治、その根元にある「民主主義」について、考えてきました。前作の『ぼくらの民主主義なんだぜ』では書けなかったことも踏み込んで書かれており、著者の高橋氏自ら「〝民主主義”をテーマにする本は、これが最後になると思う」と語っています。
世の中、なにがおかしいか、わからない人に高橋氏はこう言います。
「人間のろくでもなさを肯定するのが民主主義なのだ」と。
だとすれば、私達の社会はちょっとおかしいのがあたりまえで、むしろ、おかしくないかのようにものごとを考えたり、効率や合理性だけを前提に将来を決めることのほうが、気をつけなくてはならないのかもしれません。
アメリカ、戦争の狂気からSMAP解散まで、すべて自分のことばで、全力で考えた一冊です。
【目次から】
- そして、わたしたちは、すべてを「外注」するようになった
- 「境界」を生きる者たちから
- 伯父さんはルソン島に行った
- それでも自分の足で歩く
- 安倍さん(とお友だち)のことば
- オバマさんのことば
- 美智子妃のことば
- 死者と生きる未来
- 丘の上のバカ
【著者略歴】
高橋源一郎(たかはし・げんいちろう)
作家。明治学院大学教授。1951年生まれ。横浜国立大学経済学部中退。
81年『さようなら、ギャングたち』で群像新人長編小説賞優秀作、88年『優雅で感傷的な日本野球』で三島由紀夫賞、2002年『日本文学盛衰史』で伊藤整文学賞、12年『さよならクリストファー・ロビン』で谷崎潤一郎賞受賞。著書に『ぼくらの民主主義なんだぜ』ほか多数。
【書籍情報】
朝日新書『丘の上のバカ ぼくらの民主主義なんだぜ2』
定価:842円(税込)
発売日:2016年11月11日
新書判並製 256ページ
ISBN:9784022736949
http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=18578
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