日経225先物 後場概況 byトレイダーズ証券
2008年9月24日(水) の日経平均先物12月限は3日続伸。
前場は反落。米国株式市場は160ドルを越える下落であったが、三井住友銀行によるゴールドマン・サックスへの出資報道を受けグローベックスのナスダック100先物が上昇。これを受けSGXがしっかりと推移し、前場は12,000円で取引開始。早々に東証一部値下がり銘柄数が7割を超えじり安。上海総合指数も下落で始まるが、引けに掛けて値を戻した。後場はドル高・円安の流れやグローベックスも高値圏での推移をみせる中、一時下げに転ずる場面も見られたが引けに掛けて上昇基調を保ち終了。終値は前日比70円高の12,120円、売買枚数122,819枚で日中取引を終了。日経225mini12月限は、前日比70円高の12,130円、出来高422,517枚で取引を終了した。
＜後場の日経225先物＞
後場の日経225先物12月限はハンセン指数がしっかりと推移、グローベックスのナスダック100先物も上げ幅を上昇し後場寄りは前引けよりも20円高の11,940円。東証の値下がり銘柄数が縮小、先物も下げ幅を縮小し大口の売買が交差。ドル高・円安の流れやグローベックスも高値圏での推移をみせる中、一時下げに転ずる場面も見られたが引けに掛けて上昇基調を保ち終了、売買枚数は10万枚を超えた。
マーケットプロファイルの形状はノーマルデーとなった。モードは12,020円、バリューエリアは11,910－12,060円、ローテーションファクターはボトム4・トップ2買い優勢、ＴＰＯカウントは買い優勢となった。バリューアンダーの寄り付きからオープンオークション展開、C時間帯にはネガティブサイドへ、E時間帯にはポジティブサイドへIRブレイクが発生するもノーマルデーで終了した。
マーケットプロファイル
http://www.traderssec.com/invest/nikkei225/mprofile/index.html
日経平均構成銘柄の値上がり銘柄数＝113、値下がり銘柄数＝102、主要株価指数の騰落率＝日経225先物（+0.58％）日経225現物（+0.20%）TOPIX先物（+0.77%）、TOPIX現物（－00.06%）、TOPIXCore30（－0.22%）
＜日経225先物 展望＞
三菱UFJ銀行はモルガンスタンレーへ、三井住友銀行はゴールドマンへ、野村はリーマンのアジア太平洋部門への対応を見せた。米国金融システムへの不安は薄くなったが、未だ予断は出来ない。
24日の米国経済指標は8月中古住宅販売件数、バーナンキFRB議長の上下両院合同経済委での証言などが予定されている。
8月中古住宅販売件数の市場予想はマイナス。注目はバーナンキFRB議長が議会で金融システムへの具体策を述べれば買いにつながるだろう、一方、具体策がなければシステム不安の再燃から売られるであろう。ゴールドマンはバフェット氏率いるバークシャーから50億ドルの出資を受けることが23日に明らかになっているため、やはり、バフェット氏が動いたことをみれば底は近いのかもしれない。しかし、ゴールドマンでさえ出資を受ける経緯をみると、金融システム不安は簡単には消えない状況下にあると言える。
テクニカル的にはRSI（14D）42.69%、STC（SLOW）41.61%。上値の目処として先物心理的上値12,500円、一目均衡表基準線12,255、25日移動平均線12,197円。下値の目途として5日移動平均線11,932円、一目均衡表転換線11,825円が意識されるであろう。
最新情報はこちら
http://www.traderssec.com/invest/nikkei225/225_condition.html
経済指標の事前予測や発表結果はこちら
http://www.traderssec.com/forex/calendar/
トレイダーズ証券の日経225先物取引はこちら
http://www.traderssec.com/ex/adver/shouken/
すべての画像