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横浜市
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世界の最先端の特別授業が高校生の夢につながる!

MICE(マイス)を活用した横浜市の次世代育成プロジェクト

横浜市

横浜で開催された次世代育成プロジェクトに参加した高校生2名が、現役医師の熱い思いに共感。医師になるという夢を追いかけ、見事医学部に合格。
2016年の春、横浜市内の高校に通う南雲理沙(なぐも りさ)さん(18歳)(桐蔭学園高等学校)と佐々木梨花(ささき りか)さん(18歳)(横浜英和女学院高等学校)の2人が医学部に合格した。2人とも、昨年の6月にパシフィコ横浜で開催された「第12回国際定位放射線治療学会」の次世代育成プロジェクトに参加したメンバーだ。

 横浜市は、MICE(マイス:学会や国際会議、展示会などのビジネスイベントの総称)を活用した次世代育成事業に積極的に取り組んでいる。横浜では学会をはじめとする専門的な会議が毎年数多く開催され、世界で活躍している専門家たちが集まるが、その機会を活用して、市内の子どもたちを対象に様々な特別授業を実施している。

昨年6月に開催された「第12回国際定位放射線治療学会」の次世代育成事業もその一つで、市内の高校生を対象に、現役医師による世界最先端のがん放射線治療についての特別授業が行われた。

特別授業では、「スーパードクターが語る!世界最先端がん放射線治療の今」と題した講演と、学会に併設された最先端治療機器の展示会の特別見学が行われた。さらに、希望する生徒は、学会の開会式と基調講演会への参加も体験できるという、充実した内容の企画となった。

参加した生徒たちからは、「最先端技術をすみずみまで学ぶことができた。」「各国の先生方が集う国際学会の雰囲気を味わうことができ、自分も将来このような大きな学会で講演できるような存在になりたいという思いがわき、今後のモチベーションが非常に高まった。」などの感想が寄せられた。

スーパードクターが語る!世界最先端がん放射線治療の今スーパードクターが語る!世界最先端がん放射線治療の今

最先端治療機器の展示会の特別見学最先端治療機器の展示会の特別見学

 


今回の特別授業は、「第12回国際定位放射線治療学会」の大会長である、林 基弘先生(51歳)(東京女子医科大学 脳神経外科/先端工学外科講師)が、横浜市の次世代育成の取組を知り、「ぜひ多くの高校生に最新のがん治療を知ってほしい」と横浜市にアプローチしたのがきっかけで実現した。

林先生は、ガンマナイフ※による脳疾患治療の第一人者であり、これまで8,400人以上の治療実績がある。また、林先生は「患者といかに向き合うか」ということを重視し、「ガンマナイフで人生を手術する」ということをモットーに治療にあたる。患者を治療する際には「治療が終わったら何をしたいのか」を必ず聞くそうだ。「何のために治療をするのかをまず明確にする。治療は患者さんの夢を実現するための手段であり、目的は患者さんを社会に戻すこと。」と林先生は話す。


※ガンマナイフ・・・定位放射線治療を行う放射線照射装置の一つで、脳腫瘍、脳血管の奇形などの治療に使われる。0.1ミリの精度で病変部にピンポイントでガンマ線を集中照射することができるため、これまで外科手術が困難だった症例にも対応できるほか、副作用も最小限に抑えることができる。

 
林先生は、日頃から次世代を育てることにも尽力している。自分一人だけが出来てもだめだと考えているそうだ。前述の横浜市で開催した特別授業では、世界の最先端技術のほか、がんを根治させたいという強い思いや、「治療は技術よりハート」というメッセージを高校生たちに伝えた。

そのメッセージを受け取った冒頭の南雲理沙さんと佐々木梨花さんは、特別授業の受講後、医学部を目指し勉強し、この春、合格を果たした。二人は次のとおり合格の報告をしてくれた。

 
「横浜市次世代教育事業に参加し、医師としてどうありたいか、医療とは何か、自分自身と真剣に向き合うことができたと思います。貴重な体験を、本当にありがとうございました。まだまだこれから、夢に向かって邁進していこうと思います!!」(南雲さん)

 「患者さんに対する林先生の熱い想いを目の当たりにし、私も医師を目指してここまで頑張る事ができました。林先生がお話ししてくださった、医師としての心構えは、私が医学部で学んでいく上でずっと心の中に残り続けると思います。患者さんに寄り添える医師になれるよう、これから医学の勉強に励んでいきます!」(佐々木さん)

 南雲さんは、将来「同じ女性として女性特有の辛さを共有できる産婦人科医」になりたいという。

佐々木さんは、自身が幼少の頃受けた手術の経験を生かし、「子どもの気持ちに寄り添えることができる優しい小児科医」を目指す。林先生の想いを受け継いだ未来の医者の卵が誕生した。

左から南雲さん、林先生、佐々木さん左から南雲さん、林先生、佐々木さん

 


横浜市では、これからも、学会をはじめとした様々な分野の会議や展示会などと連携し、子どもたちに世界の最先端技術や、第一線で活躍する研究者たちとの交流の機会を提供していく。そして、子どもたちが将来の夢のイメージを掴むきっかけづくりにしたいと考える。

第二第三の南雲さん、佐々木さんが、横浜から羽ばたくことに期待を寄せている。

【お問い合わせ】
横浜市文化観光局MICE振興課 次世代育成事業担当
TEL 045-671-3546
FAX 045-663-6540
E-mail bk-mice@city.yokohama.jp



 

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業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
横浜市中区本町6丁目50番地10
電話番号
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代表者名
山中 竹春
上場
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資本金
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設立
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