国境を越えた夢のキャストが珠玉の名曲をダイナミックに歌いつぐ!

Photo by 岸隆子

ミュージカルファンならこの5人のキャストが日本で揃った奇跡が分かるはず。いよいよ開幕した大阪公演は、そのお祭りを楽しみたいと駆けつけた満員の観客と、笑顔でずっとピアノを奏で、一曲ずつ思いを語るフランク・ワイルドホーンとの温かな雰囲気に包まれた。ワイルドホーンと出演者たちも、歌い終わるたびに握手をしたり肩に手をかけたり…。そんな中で歌いつがれる彼の楽曲は、どれもメインディッシュと言えるドラマティックな曲ばかりで満腹、“耳福”。幸せな時間とはこのことだ。


オープニングは5人揃ってのパンチのある「鏡の中へ」(『アリス・イン・ワンダーランド』)。アダム・パスカルとトーマス・ボルヒャートによる「炎の中へ」(『スカーレット・ピンパーネル』)は、この舞台でしか成しえない男二人のデュエット。そこに山や炎が見えてくる鮮やかな表現力だ。アダムの「ハリケーン」(『デスノート THE MUSICAL』)は彼の切なく響く歌声が熱いナンバーに驚くほどマッチしていた。

ジャッキー・バーンズとサブリナ・ヴェッカリンは、二人で『アリス・イン・ワンダーランド』の重量級ナンバー「イカれた帽子屋」を披露。フランクが「二人のMad Hatterです!」と笑って紹介したが、まさに笑うしかないぐらいの迫力! 二人は後半で、なんとそれぞれの持ち役であるエルファバ(『ウィキッド』)の「自由を求めて」までデュエット。大空を駆け抜けるようなハイトーンのサブリナの歌声と、大地を揺るがすようなジャッキーのエネルギッシュな歌声が重なり、すごい世界を構築していた。

世界で初めての女性ドラキュラ伯爵・和央ようかと、トーマスとの日本語VSドイツ語での『ドラキュラ』対決も見もの。マントを翻し去っていく和央に、トーマスは「クール!」と。トーマスは時々お茶目な表情も見せて盛り上げる。彼の「時が来た」は独壇場。ダイナミックなヴォイスにひれ伏したくなる。サブリナの、子守唄のような囁きからエモーショナルに盛り上がってゆく「あんなひとが」も素晴らしい。やはり『ジキル&ハイド』はワイルドホーンの特別な傑作だと実感する。

和央はワイルドホーンと結ばれるきっかけとなった『NEVER SAY GOODBYE』の曲をメドレーで披露。黒燕尾姿で軽く腕まくりという着こなしが格好いい。まろやかな艶のある歌声、ワイルドホーンとピアノ越しに見つめ合い強い絆を感じさせる。ワイルドホーンは自らの楽曲以外もキャストに合わせてナンバーをセレクトし、ミュージカルファンの心をくすぐる。『RENT』オリジナルキャストのアダム・パスカルが歌う「ワン・ソング・グローリー」がその最たるもの。ギターを弾きながら歌うアダムの魂のこもった歌声に、2009年熱狂の『RENT』来日公演が蘇る。

他にもサプライズの楽曲を含め全20数曲。お馴染みの曲がピアノの優しい旋律、サックスのアダルトな音色などで、また違った味わいを見せていた。さすが世界ツアーを経た熟練のプロダクション。名曲に存分に酔いしれる2時間だった。
(取材・文/小野寺亜紀)

 
 <フランク・ワイルドホーンからのコメント>
大好きな日本で、ヨーロッパとブロードウェイの素晴らしいミュージカルスター、そして家族同様のミュージシャンと一緒に自分のコンサートをできること、本当に嬉しく思います。そして、妻である和央ようかとこの時間を共有できることが更なる喜びです。ご来場頂く皆さま、本当にありがとうございます。

<公演概要>
『フランク・ワイルドホーン&フレンズ ジャパンツアー 2015』
12月26日(土)・27日(日)東京・東急シアターオーブ
(渋谷ヒカリエ11F)
チケット料金  S席12,000円 A席6,000円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
※  出演者がやむを得ない事情により変更になる場合もございます。出演者の変更に対しての払い戻しは行いませんので予めご了承ください。

<お問い合わせ>
キョードー東京 0570-550-799(土日祝10時—18時・平日11時—18時)

 

 
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