中村俊輔、強豪セビリア戦で先発出場も印象残せず途中交代。第9節バジャドリード戦は11月1日（日）深夜0時53分からWOWOWで放送予定！

WOWOWで絶賛放送中のスペインサッカーリーガ・エスパニョーラ。第8節で強豪セビリアと対戦したエスパニョールの中村俊輔は、先発出場を飾ったものの印象に残るプレーを見せられず、後半7分に途中交代。チームは0‐0で引き分けたものの、結果を出せずにいる中村俊輔にとっては次節バジャドリード戦など、早い段階での得点・アシストが求められている。WOWOWではエスパニョール対バジャドリードの試合を、11月1日（日）深夜0時53分から放送予定！

強豪セビリアとのアウェイ戦に挑んだ8節、エスパニョールはGKカメニを中心とした堅守で90分間ゴールに鍵をかけ、ビジャレアル戦に続きアウェイで貴重な勝点1を獲得した。MF中村俊輔は右MFとして先発し、後半7分にMFデ・ラ・ペーニャと代わってピッチを去った。

今季これまでホーム全勝のセビリアは、好調のMFへスース・ナバスが開始直後から右サイドを突破。ゴール前に何本も好クロスを配給した。だが、この日は前線の2枚看板であるFWカヌーテとFWルイス・ファビアーノが体調不良で欠場。1トップを務めたFWネグレドにも普段のキレがなく、前半はMFペロッティの直接FK以外に決定機を作れぬまま0‐0で終了した。

対するエスパニョールは後半14分、DFパレハがイエローカード2枚で退場となったことで守備一辺倒の戦いを強いられる。ポチェッティーノ監督は直後にMFベルドゥーを下げてDFロンカリアを投入し、4‐4‐1の布陣で守備固めを徹底。その後はカメニがMFディエゴ・カペルとの1対1を止めるなど神がかりなセーブを連発し、完封達成の立役者となった。セビリアは終盤FWアルナ・コネ、FWチェバントンらを投入し猛攻を仕掛けたが、最後までカメニの牙城は崩せなかった。

中村は試合後「このチームはけっこう団結が強い。ビジャレアル戦のようにアウェイで1人少なくても引き分けで終われるのは、そういう結束力が出ていると思う」とチームの結束力の強さを強調。個人的には「できればデ・ラ・ペーニャと一緒にやりたかったけど、仕方ない」と早い時間での途中交代を悔やんだが、「今はベンチもスタメンも関係ない」とチーム第一の姿勢を貫いた。

国王杯が始まる今後の過密日程はチーム全員の総力が必要となる。中村が輝く試合はこれから必ず来るはずだ。

■中村俊輔コメント

「こういう強いチームにアウェイで引き分けられたのは大きい。戦術の理由で早めに交代して。できればデ・ラ・ペーニャと一緒にやりたかったが、仕方ない。（このチームは）試合前のバスの移動から音楽を流したりと、けっこう団結が強い。ビジャレアルのようにアウェイで一人少なくても引き分けで終われるのはそういう結束力が出ていると思う。セビリアはサイドハーフの質が高いし、スピードとテクニックを兼ね備えていた。（次節バジャドリー戦の）前にはカップ戦もあるし、飛行機移動も多いので、体調を整えていきたい」

■ポチェッティーノ監督コメント

「チームの仕事ぶりには大変満足している。30分も1人少ない状況となったが、選手達は個性とキャラクターを見せてくれた。カメニは素晴らしいプレーを見せたが、この勝利はチーム全員で勝ち取ったものだ。全員の仕事を評価しなければならない。パレハの退場はプレーの延長線上で起こった。本人は意気消沈しているが、激しく戦っていればこのようなことは起こるもの。修正はしていくつもりだ」

■第9節 リーガ・エスパニョーラ対戦カード
サラゴサ vs アルメリア
マラガ vs バレンシア
ビジャレアル vs テネリフェ
ヘレス vs セビリア
エスパニョール vs バジャドリード
デポルティーボ・ラ・コルーニャ vs スポルティング・ヒホン
レアル・マドリード vs ヘタフェ
アスレティック・ビルバオ vs アトレティコ・マドリード
マジョルカ vs ラシン・サンタンデール
オサスナ vs バルセロナ

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