JOGMEC

平成28年度産油国技術者研修等事業(特別研修事業)「モザンビークLNG技術に係る実践的講義」実施

~モザンビークの人材育成に貢献~

JOGMEC

 JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:黒木啓介)は、5月16日(月)から6月10日(金)の期間で、モザンビーク共和国のLNG事業に従事する技術者・管理者等8名を招聘し、平成28年度産油国技術者研修等事業 (特別研修事業)「モザンビークLNG技術に係る実践的講義」を実施しました。
 世界有数の巨大ガス田が発見されたモザンビークでは、LNGとして市場に供給するため、大規模なガス田開発プロジェクトが進められています。2012年2月、経済産業省とモザンビーク鉱物資源省との間で“天然資源開発における協力についての覚書”が締結されました。この中で石油・天然ガス分野での人材育成に係る協力関係の構築に努めることが合意されており、その具体化として、JOGMECは、4年間にわたってのLNG関連技術者育成研修を盛り込んだ協定を同国との間で締結しました。本コースは、この協定の一環として行われたもので、今回が5回目となります。

 特別研修事業「モザンビークLNG技術に係る実践的講義」は、今後LNG事業に本格的に取り組む同国の技術者・管理者が液化技術やプラント管理等のLNG技術やLNG事業のファイナンス・マーケティング等に関する知識を習得することを目的としています。
 本研修は、日本人専門家による座学形式講義に加えて、日本国内のLNG受入基地でのオペレーション・メンテナンスの現場学習等を行うことで、より実践的な内容を総合的に身につけるコースとなっています。またLNGのみならず、JOGMECが有する天然ガス液体燃料化技術「JAPAN-GTL※」をはじめとする日本の先進的な天然ガス有効利用技術を学ぶ他、日本語教室や浴衣の着付け体験等を通じて日本の文化や社会なども紹介することで、日本への理解を深めるとともに、日本に対する親近感、信頼感向上にも役立つ内容となっています。

 本研修に参加した8名の研修生は、熱心に研修に取り組んでおり、各講義で活発に質疑を行い、講義内容の理解を深めていました。
 研修生は、講義によって得たLNGに関する知見を本国に持ち帰り、業務に資するものとする手ごたえを感じていたのと同時に、滞在期間中に体験した日本文化に接する機会等を通じて、日本をより身近に感じている様子でした。

 近年、モザンビークは、本邦企業が参加する事業を始めとして海上での大規模ガス田の発見が相次いだことから世界的にも注目されており、将来的に有力な日本への天然ガス資源供給国のひとつとして期待されています。
 JOGMECは本事業を通じ、モザンビークの人材育成を行うことにより、同国技術者・管理者のさらなる技術・マネジメント力向上に貢献するとともに同国とのより一層の関係強化を図ってまいります。

※ JAPAN-GTL:GTLとは、Gas To Liquidsの略。天然ガスからナフサ、灯油、軽油等の液体燃料を製造する技術で、輸送用に一時的に液体化する液化天然ガス「LNG」とは異なり、GTLで製造された液体燃料はそのまま製品として利用できるのが特徴。
 日本独自の技術である「JAPAN-GTL」は、天然ガス中に含まれる二酸化炭素を原料の一部として利用できるのが特徴で、特に二酸化炭素の含有量の多い天然ガスプロジェクトで注目を集めている。

■ コース概要
1)名称 平成28年度産油国技術者研修等事業(特別研修事業)
「モザンビークLNG技術に係る実践的講義」
2)実施期間 平成28年5月16日(月)~6月10日(金)(4週間)
3)対象 モザンビークの政府機関、国営石油会社等に属し、LNG事業に
従事する技術者・管理者等(8名)


■ コース写真

講義風景 於:技術センター講義風景 於:技術センター

ラボツアー 於:技術センターラボツアー 於:技術センター

施設見学 於:新潟施設見学 於:新潟

修了式  於:技術センター修了式  於:技術センター

→全文を読む
http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_06_000149.html?mid=pr_160629

すべての画像


ビジネスカテゴリ
政治・官公庁・地方自治体
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

JOGMEC

22フォロワー

RSS
URL
https://www.jogmec.go.jp/?mid=pr
業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
東京都港区虎ノ門2-10-1 虎ノ門ツインビルディング
電話番号
03-6758-8106
代表者名
髙原 一郎
上場
未上場
資本金
1兆3484億円
設立
2004年02月