「つなぐ」心が世の中を変える ~「世界食料デー」~
パートナーシップでつなぐ
「私たちの世代で飢餓を終わらせることは可能です。我々全員が協力し合うことで、世界中の誰もが、どこにいようと、食事と栄養を摂れる世の中を築くことができるはずです。」国連WFPのアーサリン・カズン事務局長はこのように話します。「緊急支援であろうと開発支援であろうと、結束し、戦略的、そして革新的なやり方で協働することが必要です。そして、もっとも支援を必要とする人々の生活を変えられるよう努めなければなりません。
国連WFPの活動は多くの場合、シリア、イラク、南スーダン、イエメンのように、紛争にさらされる人々に対する緊急の食糧支援です。ただ、それだけではありません。
昨年、国連WFPは、62ヶ国で1,700万人以上の子どもたちに学校給食や軽食を提供し、おなかを満たし、さらに夢を育むお手伝いをしました。学校給食は、子どもたちの健康を守り、教育の機会を与え、生活を守り、そして将来への基盤をつくる重要な役割を果たします。また、給食実施国のうち37ヶ国では、地元で採れた新鮮な食材を使うことでよりバラエティに富んだ食事を子どもたちに提供できるほか、協力する小規模農家や事業者の収入増加につながり、地域の農業を発展させ、地域経済を成長させることができます。
「赤いカップ」でつなぐ
一人でも多くの子どもたちに学校給食を届けるため、国連WFPは「世界食料デー」に合わせ、10月1日から12月31日まで、「世界食料デーキャンペーン2016 わたしがつなぐ“赤いカップ”と子どもたちの未来」を実施しています。給食を入れる容器として使っている赤いカップは、子どもたちの未来への希望のシンボル。これをキャンペーンの目印とし、1万人の子どもたちに1年間、十分な栄養そして教育の機会を届けることを目指します。5,000 円で子ども一人に栄養たっぷりの学校給食を一年間届けることができます。ぜひご参加ください。
世界食料デーキャンペーン2016
わたしがつなぐ“赤いカップ”と子どもたちの未来
http://www.jawfp.org/worldfoodday2016/
「知る」ことでつなぐ
国連WFP日本大使として活動するモデルの知花くららさん。過去10年近く国連WFPの支援を続けてきた経験から、「人生を捧げるような支援でなくてもいい。自分が立っている場所から、少し手を伸ばしてできることを、小さいことでも、続けていくことが大切」と語っています。
十分に食べることができない人は、世界で8億人、約9人に1人です。この人々を支えるためにできることは何か。支援への道は、まずは飢餓の現状、そして人々が何を必要としているか、「知る」ことから始まります。
FOODeliver(フーデリバー)は、飢餓ゼロを目指す活動について「知り」、そしてスマホから「参加」できるアプリです。世界80カ国以上で食糧支援を行う国連WFPの活動や現場の状況についてのニュースをお届けし、自然災害や紛争等の緊急事態が起き、緊急支援を開始した時には、通知でお知らせ。また、いつ、どこにいてもスマホから気軽に寄付ができます。情報をいち早く「知る」、そして、食糧を「届ける」をつなげるアプリです。ダウンロードは こちらから:http://www.jawfp.org/foodeliver/
「知る」ことから、少し手を伸ばしてみませんか。
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