メニューを見ても、もう困らない。これ1冊でイタリア料理を完全攻略!
『完全版 イタリア料理手帖』7月6日発売
この度、世界文化社より「知ればもっとおいしい!食通の常識」シリーズの最新刊『完全版 イタリア料理手帖』を7月6日に発売いたしました。
パスタやピザなど口にする機会も多く日本人に身近なイタリア料理。
本格イタリアンを提供するレストランも増えてきて、メニューを見ただけじゃ「どんな料理かわからない…」なんて経験はありませんか?
イタリア王国として統一されるまで、小さな国の寄せ集めであったイタリアは、国ごとに異なる文化風習があり、土地ごとに異なる文化風習が育まれてきました。食においても然り、イタリア料理は多様性に富んだ奥深い料理なのです。
本書では、押さえておきたい基本のイタリア料理から各地方の典型的な料理はもちろん、薀蓄として語れば盛り上がるレジェンド料理やレアメニューまで徹底解説!イタリア料理攻略の最高のナビゲーターとなること間違いなしの1冊です。
【イタリアを代表するパスタのちょっと使える薀蓄】
アマトリチャーナ
ローマを代表するパスタ。塩漬け豚頬肉グアンチャーレ、トマト、ペコリーノ・ロマーノ、唐辛子で作るのが正統でタマネギやニンニクは入れない。アマトリーチェが発祥の地で、羊飼いが食べていた料理に源を発する。アマトリーチェ市の入口には「スパゲッティ・アマトリチャーナの町アマトリーチェ」と書いてある。この郷土料理を初めてメニューに載せたのはローマの老舗レストラン「イル・パッセット」で1860年のことだった。
カルボナーラ
卵、グアンチャーレ、ペコリーノ・ロマーノ、黒胡椒で作る世界的に人気のパスタ。生クリームは絶対にいれない。ローマではスパゲッティよりもブカティーニやリガトーニといった、噛み応えのあるパスタで登場することが多い。炭焼き職人が食べていた説は否定されており、第二次世界大戦後ローマに進駐したアメリカ人が持ち込んだベーコンが、イタリア人の大好きな卵やパスタと結びついて誕生したという説が有力である。
イカスミのスパゲッティ(スパゲッティ・アル・ネロ・ディ・セッピア)
コウイカのスミを使った黒々としたソースは、世界にも類がない強烈なインパクトを持つイタリア料理の代表。元々はクチーナ・ポーヴェラ(質素な料理)と呼ばれるイタリア家庭料理の基本的考えを踏襲し、漁師が内臓からスミにいたるまでコウイカの全てを利用していたことにさかのぼる。トマトソースやニンニク、タマネギ、イタリアンパセリ、唐辛子などを用いて味に深みを与える。ちなみにセピア色とはコウイカ(セッピア)に由来する。
◆著者プロフィール
池田愛美・池田匡克
1998年イタリアに渡る。旅と料理のビジュアル・ノンフィクションの分野で取材活動に従事。主な著書は『シチリア美食の王国へ』(東京書籍)、『イタリアの老舗料理店』(角川書店)、『フィレンツェ美食散歩』『ローマ美食散歩』(ダイヤモンド・ビック社)、『Dolce!イタリアの地方菓子』『極旨パスタ』(世界文化社)など。
▼ 出版物概要
1.書籍名:『完全版 イタリア料理手帖』
2.発売日:2016年7月6日
3.定価:1,300円+税
4.判型:新書判 192頁
▼ 世界文化社HP→http://www.sekaibunka.com/
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