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日本赤十字社
会社概要

100年以上の歴史をもつ世界最古の国際人道基金「昭憲皇太后基金」の配分決定

~約8,145万円を17カ国に~

日赤

赤十字国際委員会と国際赤十字・赤新月社連盟(以下「連盟」)で構成される昭憲皇太后基金合同管理委員会により、世界最古の国際人道基金※1である「昭憲皇太后基金」の103回目となる配分先が発表されました。
今回は、17カ国の赤十字・赤新月社に対して総額8,145万円相当(485,597スイスフラン※2)が配分されます。
同基金の配分額は、第1回の1921年(大正10年)から103年間で、累計27億円相当(16,425,132スイスフラン※2)に換算され、配分先は172の国と地域にのぼります。


  • 昭憲皇太后基金(The Empress Shôken Fund)とは?

    昭憲皇太后(明治天皇の皇后)が、1912年(明治45年)の赤十字国際会議に際し、各国赤十字社の平時事業にと、ご寄付された10万円(現在の3億5千万円相当)を基に創設されました。

    当時、戦時救護を主に行っていた赤十字において、自然災害や疾病予防等の平時活動を奨励するための基金設立は画期的なことであり、世界の国際開発援助の先駆けとなりました。現在では、100年以上継続している平時における人道活動を対象とした世界最古の国際人道基金※1として世界で広く知られています。

    同基金は、国際赤十字の中に設けられた合同管理委員会によって運営され、日本の皇室をはじめとする日本からの寄付金によって支えられており、原資を切り崩すことなく、そこから得られる利子が世界の赤十字社の活動に配分されます。

    毎年、昭憲皇太后のご命日にあたる4月11日頃に配分先が発表され、今年は、103回目の配分となります。

    昭憲皇太后昭憲皇太后

◆◇◆◇ 第103回 昭憲皇太后基金支援事業 ◆◇◆◇


1.アフリカ地域

(1) レソト赤十字社:約502万円(29,942スイスフラン)

気候変動に対する早期警報システムの活用

緊急センターに接続されたモバイル型の早期警報システムを通じて、多くの国民に効率的に情報を届けます。


(2) モーリタニア赤新月社:約503万円(30,000スイスフラン)

食料危機・栄養失調を予防するためのコミュニティ強化

国の早期警報システムとあわせて、モーリタニア国内の農牧生活地域における食料危機・栄養失調への備えと対応能力を強化します。


(3)  マリ赤十字社:約491万円(29,298スイスフラン)

青少年を対象とした救急法の実施

グループごとに取り組み具合を比較するなど革新的なメソッドを用いて、救急法に関する意識を高め、青少年に対するトレーニングを実施します。


(4)  ルワンダ赤十字社:約503万円(30,000スイスフラン)

学校のクラブ活動における救急法技術の向上

学校のクラブ活動やボランティアを対象とし、救急法の知識があっても緊急対応の備えができていないというギャップを埋めるべく技術向上に取り組みます。


(5)  南アフリカ赤十字社:約503万円(30,000スイスフラン)

防火対策に関するヨハネスブルクとナイロビの協働

ケニア赤十字社と協働しながら、いわゆるスラム街が火災にさらされるリスクを最小限に抑えるために煙感知器の設置などを行います。


(6)  ナイジェリア赤十字社:約503万円(30,000スイスフラン)

青少年とボランティアによる気候変動対策

地域社会の意識を高めるために青少年主導の気候変動対策に注力します。


2.アメリカ地域

(1)  ボリビア赤十字社:約503万円(30,000スイスフラン)

コミュニティ支援を通じた青少年のリーダーシップ強化

青少年がボランティアの75%を占める同社において将来のリーダーを育成すべく、連盟のトレーニングプログラムを通じて、青少年のリーダーシップと参画を促進します。


(2) チリ赤十字社:約500万円(29,800スイスフラン)

青少年への性と生殖に関する教育と啓発

若者を対象に教育と啓発に焦点を当てたプロジェクトを実施し、性感染症や望まない妊娠の件数を減らすことを目指します。


(3) コロンビア赤十字社:約503万円(30,000スイスフラン)

包括的医療サービスの実施強化

十分な医療サービスを受けられない家族を対象に、年間を通じてより迅速で安価な医療保険を提供します。


3.アジア太平洋地域 

(1) パプアニューギニア赤十字社:約406万円(24,222スイスフラン)

青少年緊急チーム設立を通じた青少年エンパワーメント

青少年緊急チームを設立することで、社会から取り残された脆弱なコミュニティ出身の青少年を支援します。重要な生活スキルを身につけることで健康と安全を促進するほか、緊急事態に対処し、地域社会の発展と災害への備えを主導できるようにします。


(2) バヌアツ赤十字社:約503万円(30,000スイスフラン)

緊急時における性暴力への対策強化

コミュニティ・レベルの災害訓練、ツール、枠組みに性暴力への配慮を組み込み、緊急時における性暴力への取り組みを強化します。


4.ヨーロッパおよび中央アジア地域

(1) キルギス赤新月社:約284万円(16,950スイスフラン)

赤十字ボランティアのスキルアップのための研修スタジオの創設

ボランティアがプログラミング、ウェブ開発、ビデオ、ポッドキャスティングのITスキルに関する開発訓練を受けるスタジオを作り、ボランティアのスキルアップやモチベ-ション強化に繋げます。


(2) リトアニア赤十字社:約449万円(26,762スイスフラン)

青少年の実践的スキルの向上

視覚障害者が必要としている教育機会へのアクセスを向上させ、すべての人の自立と平等を促進するために、点字のボードゲームを活用して、緊急対応や救急法などの実用的かつ生活に密着したスキルを学びます。


(3) マルタ赤十字社:約481万円(28,650スイスフラン)

青少年への水上活動に関する研修の実施

水難救助、応急手当、健康と安全など幅広い教育活動を通じて、青少年が水上レクリエーションを担えるよう研修します。


(4) モンテネグロ赤十字社:約503万円(30,000スイスフラン)

地域に根差した献血コミュニティの構築

青少年の参画、献血者の認知、地域に根ざしたイベントに焦点を当て、強靭かつ協力的な献血コミュニティの構築に取り組みます。


5.中東・北アフリカ地域

(1) アルジェリア赤新月社:約503万円(30,000スイスフラン)

最新コミュニケーションツールの活用研修

ボランティアに関する重要な情報収集に加え、ボランティアの募集ツールとして設計されたオンラインプラットフォームとアプリケーションを開発します。


(2) レバノン赤十字社:約503万円(29,973スイスフラン)

国際人道法ユースアクションキャンペーンの実施

周辺国で繰り返される国際人道法違反に対する若者への影響に対処すべく、バーチャルリアリティ(VR)などのツールを用いて国際人道法への理解を深め、青少年の意識を高めます。

 
 ※1 昭憲皇太后基金は平時の国際支援を目的とした世界初の国際人道基金であり、現在も当時と同様の形で

   支援が継続している最古のものである(日本赤十字社調べ)
 ※2 1スイスフラン=167.74円(令和6年4月2日レート)

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URL
http://www.jrc.or.jp
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都港区芝大門 1-1-3
電話番号
-
代表者名
清家 篤
上場
-
資本金
-
設立
1877年05月
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