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株式会社西日本新聞社
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陶芸家でアーティスト・鹿児島睦 初の大規模個展「鹿児島睦 まいにち」展が、市立伊丹ミュージアムで2023年6月30日(金)開幕!

2024年にかけて東京・立川、静岡・佐野、福岡へ全国巡回

株式会社西日本新聞社

鹿児島睦が日々想う、わたしたちの「まいにち」を感じる、しあわせな時間を。

       市立伊丹ミュージアム 「鹿児島睦 まいにち」展 メインビジュアル  ーーー【1】


“役に立たないもの、美しいと思わないものを、家に置いてはならない”


100年以上前、イギリスの芸術家・思想家、ウィリアム・モリスはこのように言いました。その思想はイギリスからじわじわと世界中に広がり、人々が日々の暮らしに目を向ける、ひとつのきっかけとなりました。時を超え、九州は福岡で、陶芸家・アーティストの鹿児島睦(かごしままこと、1967年―)も、人々の暮らしをよりよいものにしようと日々励んでいます。

この展覧会は、陶芸作品を中心に、テキスタイル、版画など多彩な仕事で注目を集める鹿児島睦、初の大規模な展覧会です。会場は、動物や植物をあしらったさまざまな色や形の約200点の器が、「あさごはん」「ひるごはん」「ばんごはん」のための大きなテーブルや壁面に並びます。そのほか、ファッション、インテリア、フードなどの領域でのコラボレーションから生まれたさまざまなプロダクツや作品を、「さんぽ」「おやすみなさい」など、日々の暮らしのシチュエーションで紹介していきます。鹿児島睦とその作品を通じて、私たちの日々の暮らしと、生きていくことに思いをはせる、そんな展覧会です。


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展覧会の見どころ


鹿児島睦は、人々の暮らしを想い、日々、作品を作っています。展覧会では、朝に始まり夜に終わる一日のシーンにあわせて器やプロダクツを展示し、鹿児島が生み出す世界をお楽しみいただきます。

 

1. 動物や植物をモチーフにした新作の器 約200点

2. 国内外のブランドとコラボレーションしたプロダクツ 約100点

3. 鹿児島睦の「まいにち」

4. 鹿児島睦の器と作家・梨木香歩の文で生まれた新作絵本『蛇の棲む水たまり』

5. 「まいにち」を豊かにするオリジナルグッズ


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1. 動物や植物をモチーフにした新作の器 約200点


鹿児島は、器は使うものであり、見るものでもあると考え、色や形を決め、草花や生き物をモチーフにした絵皿を制作しています。陶芸家として独立した2002年以降、色々な素材や技法を試しながら現在の作風を確立し、国内外から注目を集めています。器には、プレートや鉢を中心に、丸や四角、オーバルなどさまざまな形、大きさがあります。

地色は黒、ピンク、黄色、緑、白など。存在感のあるマットな手触りの器それぞれの形に合わせて、線彫りや蝋抜きなどの技法を使いながら、10色ほどの顔料で生き物と草花がグラフィカルに描かれています。犬や猫、ライオンから蛇やユニコーンといったさまざまな生き物と、抽象的で伸びやかな草花は普遍的で、使う者、見る者の想像力を広げます。


左:プレート 2023年 撮影:田附勝  ーーー【2】

右:大鉢と大皿 2023年 撮影:田附勝  ーーー【3】


■技法の紹介■


色地・下絵付け

絵柄部分の白い素地を残しながら、顔料で色を塗る。図案のアウトラウンを際立たせるために削りを施している。

【4】              【5】              【6】











黒地・下絵付け  

【7】


白い素地に複数の顔料で絵付けをしたあと、描いた絵柄を縁取るように黒い顔料を施す。








下絵付け

【8】


白い素地に様々な顔料を使って絵付けしている。









染付・蝋抜き

【9】


溶かした蝋でマスキングを施してから青の呉須で染め、施釉して焼成すると、蝋引きした以外の部分が青く染付される。








鉄絵

【10】


白い素地に酸化鉄を含む顔料で絵付けしている。






【4】~【10】 すべて「鹿児島睦 まいにち」展のための器 2023年



2.  国内外のブランドとコラボレーションしたプロダクツ 約100点


鹿児島は国内外のファッション、インテリア、フードなど、さまざまな領域でのコラボレーションを行いプロダクツや作品を多数生み出しています。


創業1905年の京都の帆布かばん店・一澤信三郎帆布とはオリジナルの図案を用いた帆布を2013年以降複数回にわたり制作しています。動植物を散りばめた図案は、ハンドメイドの器とは異なる画面構成で、布地への染めならではの鮮やかな色づかいが目を引きます。


フラワーベース「En Liten Vän」は、2018年から続く、スウェーデンの製陶工場グスタフスベリ社(Keramikstudion Gustavsberg)との花器のシリーズ。鹿児島が原型となる動物の造形とデザインを行い、現地で型を作り成形し、職人が一点ずつ絵付けを施し生産されています。


本展では、新作を含む約100点のプロダクツや作品を紹介します。             








(左から)

Keramikstudion×鹿児島睦 フラワーベース「En Liten Vän」2018年ーーー【11】

鹿児島睦×一澤信三郎帆布「花:きいろ」2021年ーーー【12】

GUSTAVSBERG × 鹿児島睦「april coffeeC&S」2014年ーーー【13】

誕生60周年記念 「ミッフィー展」ミッフィー・アートパレード「ワンピースを着たミッフィー」2015年  © Mercis bvーーー【14】


3.  鹿児島睦の「まいにち」















【15】             【16】             【17】

いずれも2023年、撮影:田附勝


鹿児島睦は、造形作家だった祖父の影響を受け、美術大学で陶芸科を専攻。卒業後はインテリアショップで勤務したのち、2002年に陶芸家として独立しました。現在は福岡市内に2つの拠点を持ち、制作を続けています。

本展の最後では、鹿児島が日々制作を続ける様子や、アトリエに飾られたアイテム、さらには制作の背景にあるものを紹介します。

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僕は、朝ごはんを食べながら「今日、何する日?」と奥さんに聞くのが日課なんです。「お皿の絵付けが20枚、16時に窯出しだよ」などといってもらい、一日中、ひたすらそれをやるだけです。

 朝の8時頃からはじめて、12時になったらお昼を食べて、13時からまたやりします。その日の予定を終えるまで手を動かすんですけど、普段はNetflixを流したり音楽を聴いたりしながらやりますし、蝋抜きや地塗りなどは家族も手伝ってくれます。集中してはいるけれど、根を詰めるというのとはちょっと違って、淡々と、という感じ。陶芸の作業は夕ごはんまでに終えて、夜は机に向かって絵を描くことが多いかな。僕の毎日は、こんなです。


展覧会図録『鹿児島睦 まいにち』のインタビューより

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4. 鹿児島睦の器と作家・梨木香歩の文で生まれた新作絵本『蛇の棲む水たまり』 


「馬は群れを出て 森に入り 

その森を出て 次の森に入る手前で

蛇の棲む 水たまりを見つけた」


作家の梨木香歩が、鹿児島睦の器にインスピレーションを得て物語を書き下ろし、1冊の絵本が生まれました。豊かな草花が生茂る森に暮らす蛇、馬、猫、トリケラトプスなどの生き物。鹿児島が作る器に息づく生命が動き出し、ひとつの物語に向かいます。展覧会では、物語の中に分け入るように言葉と器を展示し、新しい鑑賞体験を提案します。絵本はブルーシープから8月頃出版する予定です。


5. 「まいにち」を豊かにするオリジナルグッズ 

アパレル、ステーショナリー、雑貨、フードなど、「まいにち」を豊かにするオリジナルグッズを多数用意します。絵柄の多くは本展描き下ろし。鹿児島が推薦した作り手を含め、丁寧な手仕事や伝統工芸とのコラボレーションが実現します。

 

展覧会図録『鹿児島睦 まいにち』


2023年6月30日発行

発行:ブルーシープ

デザイン:白い立体

定価:(税込)2,420円(予価)、A4変形、並製、176ページ


市立伊丹ミュージアムで6月30日より先行発売

7月中旬から全国書店で発売





展覧会によせて、鹿児島睦からコメント

様々なアルバイトやサラリーマン生活を経験しましたが、

作陶やデザインも私にとってはどれも同じ毎日の仕事でした。

今も全く変わらない毎日が続いています。


●作家プロフィール


鹿児島睦(かごしま・まこと)

陶芸家・アーティスト。1967年福岡県生まれ。美術大学卒業後、インテリア会社に勤務しディスプレイやマネージメントを担当。2002年より福岡市内にある自身のアトリエにて陶器やファブリック、版画などを中心に制作。日本国内のみならず、L.A.、台北、ロンドンなどで個展を開催、近年では世界中にファンが広がっている。作品制作の他、国内外のブランドへ図案の提供も行っており、陶器にとどまらずファブリックやペーパーなど様々なプロダクトを発表。また、国際的なアートプロジェクトへの参加や、空間への壁画制作など活動の幅は多岐に渡る。


展覧会名:「鹿児島睦 まいにち」展 

会場:市立伊丹ミュージアム

会期: 2023 年 6 月 30 日(金)~ 8 月 27 日(日)

休館日:月曜日(7月 17 日は開館、翌 18 日は休館)

開館時間:10:00-18:00(入館は 17:30 まで)

主催:市立伊丹ミュージアム[伊丹ミュージアム運営共同事業体 / 伊丹市]

企画制作:西日本新聞イベントサービス、ブルーシープ


【巡回情報】

2023年10月 7日(土)~2024年1月 7日(日)    PLAY! MUSEUM(東京・立川)

2024年 2月24日(土)~2024年4月14日(日)   佐野美術館(静岡・三島)

2024年 4月~6月  福岡

https://bluesheep.jp/projects/makoto-kagoshima/


<広報用画像、取扱に関する規定>

●広報用画像の使用は本展をご紹介いただく場合のみとさせていただきます。本展終了後の使用、または二次利用はお断りします。 

●広報用画像をご紹介いただく場合、展覧会名、会期、会場、作品名及び指定のキャプションとクレジットを必ずご記載ください。 

●【1】~【3】・【15】〜【17】:全図で使用してください。トリミング、変形、部分使用、文字のせは一切禁止となっております。

●【4】〜【14】背景部分のトリミングや切り抜きでの使用も可能です。ただし、変形、部分使用、文字のせは一切禁止となっております。


<記載必須のキャプションとクレジット>

【1】市立伊丹ミュージアム「鹿児島睦 まいにち」展 メインビジュアル

【2】プレート 2023年 撮影:田附勝

3】大鉢と大皿 2023年 撮影:田附勝

【4】「鹿児島睦 まいにち」展のための器 2023年

【5】「鹿児島睦 まいにち」展のための器 2023年

【6】「鹿児島睦 まいにち」展のための器 2023年

【7】「鹿児島睦 まいにち」展のための器 2023年

【8】「鹿児島睦 まいにち」展のための器 2023年

【9】「鹿児島睦 まいにち」展のための器 2023年

【10】「鹿児島睦 まいにち」展のための器 2023年

【11】Keramikstudion×鹿児島睦 フラワーベース「En Liten Vän」2018年

【12】鹿児島睦×一澤信三郎帆布「花:きいろ」2021年

【13】GUSTAVSBERG × 鹿児島睦「april coffeeC&S」2014年

【14】誕生60周年記念 「ミッフィー展」ミッフィー・アートパレード「ワンピースを着たミッフィー」2015年  © Mercis bv

【15】掻き落とし 撮影:田附勝

【16】アトリエ 撮影:田附勝

【17】アトリエの鹿児島睦 撮影:田附勝

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