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公益財団法人日本ユニセフ協会
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【プレスリリース】日本政府によるユニセフ支援 チャドの人道支援に620万米ドルの協力 230万人が食糧不足に陥る恐れ

公益財団法人日本ユニセフ協会

中央アフリカ共和国から避難してきた何千人もの人々が身を寄せるチャド南部にあるトランジット・センターの女性と子ども© UNICEF Chad/2014/Andriamasinoro中央アフリカ共和国から避難してきた何千人もの人々が身を寄せるチャド南部にあるトランジット・センターの女性と子ども© UNICEF Chad/2014/Andriamasinoro


※本信はユニセフ・チャド事務所からの情報を日本ユニセフ協会 広報室が翻訳・編集した
ものです
※原文をご入用の際は 広報室(後述)までお問い合わせください


【2014年4月7日ンジャメナ (チャド)発】

サヘル地域の地図©日本ユニセフ協会サヘル地域の地図©日本ユニセフ協会


日本政府は、チャドにおける人道活動を支援するために
ユニセフに新たに620万米ドル(約6億3,860万円、1米ドル=
103円で換算)の資金協力を実施します。チャド政府と
ユニセフを含むパートナー団体は、資金が届き次第、周辺国
からチャドへ帰還した9万人と中央アフリカ共和国から
チャド南部と東部に避難している中央アフリカ共和国難民の
緊急支援ニーズに対応すべく、活動します。

チャドは、栄養不良を含む構造的な要因による慢性的な問題に
加え、現在、緊急事態が複数同時に起きており、さらなる
対応が求められています。チャドの子どもは、病気への
感染と発症を繰り返すほか、周期的な洪水や干ばつ、避難というリスクに直面しています。
周辺国の政治的な不安定さを受け状況はさらに悪化。現在チャドには、周辺国からの難民
が45万人、国内避難民が9万人、周辺国からチャドへ戻ってきた帰還民が27万人います。
これらの人々が、保護、教育、栄養、保健、水とトイレ、衛生サービスを受けられるよう
にする必要があります。

ユニセフ・チャド事務所代表のブルノ・マエスは「新たな支援によって、ユニセフは栄養、
保健、水と衛生、教育、子どもの保護の分野での取り組みを促進、拡大します。ユニセフは、
能力育成とリスク削減に取り組み一方で、今危機にある子どもたちの緊急ニーズに即応
すべく、取り組みを組み合わせながら実行していきます」と述べました。

日本政府による支援を受け、ユニセフは以下の活動を行います。


<栄養>
・サヘルベルト(地帯)とチャド南部で、重度の栄養不良の子どもたち7万5,000人以上を
 治療
・同じく、微量栄養素を50万人の子どもと妊婦1万人に投与
・水と衛生の取り組みを合わせて実施

<保健>
・チャドのサヘルベルト(地帯)の11地域を対象に、15万人の子どもと6万人の女性に治療
 を実施
・同じく、1万人へのHIV/エイズの母子感染の予防策を実施
・予防接種プログラムを強化
・具体的には、30の保健行政区で、150万人の子どもたちを対象にワクチンやワクチンを
一定温度に保つ資材(コールドチェーン)を提供
・ポリオ感染のリスクがある5歳未満の子ども230万人に、ポリオワクチンを提供
・コレラが発生しやすい保健行政区で200万人を対象に、衛生習慣とコレラ予防法の普及を
 強化

<教育と子どもの保護>
・避難生活を送り栄養危機にある学齢期の子ども6万人以上に、初等教育サービスを提供
・難民と帰還民の子どもたち2万人に学用品を提供
・栄養不良で避難生活を送っている子どもたち1万5,000人以上に、心のケアを提供


■チャドでの日本によるユニセフ支援
<2012年>
・ユニセフに420万米ドルの支援を実施
・日本政府による財政的支援を受け、ユニセフは、栄養緊急事態とポリオ感染発見への
 対応を実施
・サヘルベルト(地帯)で重度の急性栄養不良による乳幼児の罹患率と死亡率を削減、
 ポリオ発生への対応計画を強化

<2013年>
・ユニセフに300万米ドルの支援を実施
・日本政府による財政的支援を受け、ポリオ根絶とマラリアへの取り組みを強化
・ポリオ根絶地域で、ポリオに関する広報活動、社会への働きかけのほか、コールドチェーン
 と輸送システムの改善支援
・マラリア予防では、殺虫処理を施した蚊帳の確保と配布、予防内服、広報活動、社会への
 働きかけを中心に活動


■参考情報

<2014年230万人が食糧不足、50万人以上の子どもが急性栄養不良の恐れ>
・子どもの栄養不良が高い割合で継続
・2014年、230万人が食糧不足に陥るとみられており、そのうち120万人は極度の食料不足に
 陥る危険性
・現在すでに厳しい環境に置かれている子どもたちの栄養状況は、さらに悪化する恐れ
・2014年に、チャドのサヘルベルト(地帯)の5歳未満の子ども50万人以上が急性栄養不良に
 かかる見込み

<繰り返す洪水と干ばつ、複数の感染症の再発が続く、支援が必要な人は81万人以上>
・干ばつと洪水が周期的に繰り返し発生
・ポリオやコレラ、はしか、髄膜炎も繰り返し発生、構造的に脆弱な保健システムに多大な
 負荷
・周辺国の政治的な不安定さによって状況は悪化
・現在、国内には周辺国からの難民45万人、国内避難民9万人、周辺国からチャドへの
 帰還民27万
・これらの人に保護、教育、栄養、保健、水と衛生サービスを届ける必要

<チャドに関する基本統計>
・5歳未満児死亡率 出生1000人当たり150人(世界で3番目の高さ)
・5歳未満児の年間の死亡数 8万2,000人 ・乳幼児死亡率 出生1000人当たり114人
・総人口 1,244万8,000人 ・ひとりあたりのGNI 740米ドル


+ + +

中央アフリカで続く紛争により、新たに同国からチャドには9万人が避難してきました。
国内の機関内人道ニーズ概況と2014年の戦略的対応計画に基づき、ユニセフは、2014年の
チャドにおける子どもの人道支援を行うために、6,250万米ドルの資金の提供を呼びかけて
います。





■ユニセフ・チャド事務所 SNSなどのアカウント

Facebook : https://www.facebook.com/pages/Unicef-CHAD/109153512541604

■ 本件に関するお問い合わせ
日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016  FAX : 03-5789-2036  Eメール:jcuinfo@unicef.or.jp
または
Lalaina Fatratra Andriamasinoro, ユニセフ・チャド事務所 広報チーフ+235 66 36 00 42,
lfandriamasinoro@unicef.org,
Ngata Salomon, ユニセフ・チャド事務所 広報官+ 235 66 53 72 99, ysngata@unicef.org,

■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進
するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、
その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子ども
たちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのため
に活動しています。(www.unicef.org)

※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの
任意拠出金で支えられています

■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会の
ひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動
の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)

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業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
東京都港区高輪4-6-12 ユニセフハウス
電話番号
03-5789-2016
代表者名
赤松良子
上場
未上場
資本金
-
設立
-
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