ダッソー・システムズ、露の原子力大手と協力契約を締結

ロスアトム・グループ傘下のASE、大規模施設の設計・建設・運転管理に3Dエクスペリエンス・プラットフォームを活用したソリューションを展開コンサルティングを通じて顧客のイノベーションを支援

ダッソー・システムズ株式会社

3Dエクスペリエンス企業であり、3D 設計ソフトウェア、3Dデジタル・モックアップ、そしてプロダクト・ライフサイクル・マネジメント (PLM) ソリューションにおける世界的リーダーであるダッソー・システムズ  (Euronext Paris: #13065, DSY.PA) と、原子力発電所のエンジニアリング、調達、建設を手掛けるロシアの原子力大手ASE Group of Companies (ASE、露ロスアトム・グループ傘下) は17日、ウィーンの国際原子力機関で開催された 原子力施設の知識管理に関する第3回国際会議 において、3年間のグローバル協力契約の締結を発表しました。この契約は両社の中核機能を相互に活用することで、原子力施設ならびにエネルギー・プロセス産業の様々なセグメントにおける顧客のイノベーション・プロセスへの支援を強化することを目指しています。

ASE は、原子力施設をはじめとする各種の大規模施設の設計、建設、運転管理用に「Multi-D ソリューション」
*1 を展開する予定です。ASEの「Multi-D ソリューション」にはダッソー・システムズの3Dエクスペリエンス・プラットフォームが採用されています。同ソリューションはASEの総合コンサルティング・サービスと、ダッソー・システムズのアプリケーションを組み合わせたもので、大規模インフラ設備の建設や運転管理におけるベスト・プラクティス、手法、設計ノウハウなどを包括的に提供します。同ソリューションは、施設の建設や運転管理における複雑な業務プロセスを最適化し、複数のソースデータを基に、施設の建設や管理のための詳細なモデル作成を可能にします。  

これまでASEは、「Multi-D ソリューション」を自社内のプロジェクトにのみ使用してきました。今回のダッソー・システムズとの協力契約で、ASE は両社の複合ソリューションがもたらすビジネス価値を、プロジェクト・コンサルティングを通じて、ロシア国内外の大規模建設、生産運転、保守プロジェクトにも提供できるようになります。

ASEのシステムエンジニアリング担当ディレクターであるヴィエチェスラフ・アレンコフ(Vyacheslav Alenkov) 氏は次のように述べています。「『Multi-D ソリューション』では予算、納期、品質といった変動要因を有効に管理できます。ダッソー・システムズとの協力契約により、当社の革新的な『Multi-D ソリューション』の裾野を広げ、原子力をはじめ様々な産業に大きなメリットをもたらすことができます」

ダッソー・システムズのエネルギー・プロセス産業担当バイスプレジデントであるトーマス・グランドは次のように述べています。「2012年以降、当社はビシネスサイクルの各段階におけるMulti-D ソリューションの最適化、ならびに原子力のより大きな持続可能性の実証に向け、ASE グループの NIAEPと協業してきました。3Dエクスペリエンス・プラットフォームは、エンジニアリング・調達・建設会社、オーナー、事業体、規制機関、サプライヤーのそれぞれが、イノベーションを実現し、建設、運転、供給、リサイクルを実施できる、信頼のおけるコラボレーション環境を提示します。当社のソフトウェア機能とASEのノウハウを組み合わせることで、エネルギー生産システムを最適化し、他の産業セクターにおける競争優位性を確保できるようになります」

ダッソー・システムズのエネルギー・プロセス産業向けインダストリー・ソリューション・エクスペリエンスについての詳細はこちらをご覧ください: http://www.3ds.com/ja/industries/energy-process-utilities/

*1「Multi-D ソリューション」NIAEP(露ロスアトム・グループ傘下)が3Dエクスペリエンス・プラットフォームのアプリケーション(CATIA、 ENOVIA および DELMIA)を使い開発したソリューション。3Dデータをもとに、ビジネスプロセスのシミュレーションを行うと同時に、建設や据え付けプロセスの詳細なモデリングを可能にする。

訳注:本資料は仏Dassault Systèmes による英文プレスリリースをダッソー・システムズ株式会社が日本語訳(抄訳)したものです。原文と本抄訳の差異に関しては、原文が優先致します。予めご了承下さい。

(以上)

ASE Group of Companiesについて
ASE Group of Companies はロシア国営企業ロスアトムのエンジニアリング部門立ち上げの一環として業界大手4社 (NIAEP JSC、ASE JSC、Atomenergorpekt JSC、 Atomproekt JSC) を統合して創設されました。
ASE Group of Companies は世界の原子力施設設計ビジネスにおける最大手企業の1社であり、世界の原子力施設建設市場の30%を占めています。
ASE Group of Companies は世界15カ国に支局、事業拠点を展開し、受注ストックの80%は海外プロジェクトです。

さらに、同社は放射性廃棄物処理設備、使用済燃料処理、火力、発電エンジニアリング施設の建設プロジェクトも手がけており、どんな複雑な設計施設でも包括的な設計、調達、建設、建設管理、プロジェクト管理 (EPC、EPC(m)、PMC) サービスを幅広く提供しています。ASE Group of Companiesはデベロッパーであり、複雑なエンジニアリング施設の建設に向け積極的に革新的なプロジェクト管理システムとの統合を行っています。「Multi-D」では時間、品質、予算といったパラメータのより効率的な管理を実現します。社長はValery Limarenko経済学博士。

Multi-D ソリューションについて
NIAEP が3Dエクスペリエンス・プラットフォームのアプリケーション (CATIA、 ENOVIA および DELMIA) を使い開発した「Multi-D」ソリューションは、3Dデータをもとに、ビジネスプロセスのシミュレーションを行うと同時に、建設や据え付けプロセスの詳細なモデリングを可能にします

訳注:本資料は仏Dassault Systèmes による英文プレスリリースをダッソー・システムズ株式会社が日本語訳 (抄訳) したものです。原文と本抄訳の差異に関しては、原文が優先致します。予めご了承下さい。

ダッソー・システムズについて
ダッソー・システムズは、3Dエクスペリエンス企業として、企業や個人にバーチャル・ユニバースを提供することで、持続可能なイノベーションを提唱します。世界をリードする同社のソリューション群は製品設計、生産、保守に変革をもたらしています。ダッソー・システムズのコラボレーティブ・ソリューションはソーシャル・イノベーションを促進し、現実世界をよりよいものとするため、バーチャル世界の可能性を押し広げます。ダッソー・システムズ・グループは140カ国以上、あらゆる規模、業種の約21万社のお客様に価値を提供しています。より詳細な情報は、www.3ds.com (英語)、www.3ds.com/ja (日本語)をご参照ください。

3DEXPERIENCE、Compassロゴ、3DSロゴ、CATIA、SOLIDWORKS、ENOVIA、DELMIA、SIMULIA、GEOVIA、EXALEAD、 3D VIA、BIOVIA、NETVIBESおよび3DEXCITEはアメリカ合衆国、またはその他の国における、ダッソー・システムズまたはその子会社の登録商標です。

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会社概要

URL
http://www.3ds.com/ja
業種
情報通信
本社所在地
東京都品川区大崎2丁目1番1 ThinkParkTower
電話番号
03-4321-3500
代表者名
フィリップ・ゴドブ
上場
未上場
資本金
27億4609万円
設立
1994年06月