【プレスリリース】オーランド・ブルーム ユニセフ親善大使 ヨルダンで暮らすシリア難民の子どもたちを訪問

「最も恐ろしいのは、子どもたちが“失われた世代”になること」

2014年4月10日、ブルーム大使はヨルダンを視察し、ユニセフ教育専門官とザータリ難民キャンプで生活する女性と面会した。© UNICEF/NYHQ2014-0440/Diffidenti


※本信は ユニセフ ヨルダン事務所の発信を日本ユニセフ協会 広報室が翻訳、編集
したものです
※原文はhttp://www.unicef.org/media/media_73067.htmlでご覧いただけます


【2014年4月12日 ニューヨーク、アンマン発】
ユニセフ親善大使のオーランド・ブルーム氏が先週ヨルダンを訪問し、シリア難民の
人々の苦境に耳を傾け、ユニセフが支援する学校で子どもたちと交流しました。シリア
の紛争は4年目に突入しています。

10日にシリア国境近くのザータリ難民キャンプを訪問したオーランド・ブルーム親善
大使は「子どもが目にするべきべきでない残虐な暴力を、この子どもたちは目撃して
います。最も恐ろしいのは、子どもたちが“失われた世代”になってしまうことです。
緊急に必要とされている教育や保護、それに心の痛みや苦しみを和らげる心のケアの
支援を提供しなければ、子どもたちが受けたその苦痛が、やがては敵意や憎しみに
変わってしまうことをとても恐れています」

英国人俳優のブルーム親善大使は、4月8日火曜日にヨルダンに到着。翌日、北西部の
イルビドで、2年前に北部アレッポから避難してきた家族を訪問しました。ヨルダンや
他の近隣国に逃れた多くの人々と同じく、この家族のわずかな貯蓄は底をつき、生活の
厳しさは増すばかりです。

「シリア難民の人々も、以前は私たちと同じように暮らしていました。両親は仕事をし、
子どもたちは学校に通うことも、遊ぶこともできました。しかし、紛争により人々の
生活は崩壊し、自宅からの避難を強いられ、希望を持つこともできない不安定な状況下
で生活を送っています。敬意も尊厳もない生活をしたい人なんていません。住民はただ、
自分たちの人生や子どもたちのための未来を、取り戻したいだけなのです」
(ブルーム親善大使)

2014年4月9日にイルビドの学校を訪問し、6年生の英語の授業を視察した。© UNICEF/NYHQ2014-0437/Diffidenti


ブルーム大使はザータリで、ユニセフが支援する学校を訪問しました。
この学校では、日常とは程遠い状況
下での生活を強いられている子ども
たちが、正常感を取り戻すための
支援を行っています。10万人以上の
避難民が身を寄せるここザータリ
難民キャンプは、世界最大規模の
難民キャンプです。人々は焼けつく
ような暑さの夏も、凍えるような
寒さの冬も、この厳しい環境の
砂漠地域で、テントや小さな
トレーラー・ハウスで暮らしています。


ユニセフやパートナー団体は、ワクチンや医療、教育、きれいな水、子どもたちが遊ぶ
ことのできる安全な場所などを提供し、命を守る支援を行っています。しかし、
実施可能な支援をはるかに上回るニーズが発生しており、ユニセフはこの世界最大規模
の人道危機に対応するため、追加の資金援助を国際社会に要請しています。

3年前にシリアで紛争が勃発して以来、合計約560万人の子どもたちが深刻な影響を受
けています。ユニセフは暴力、保健や教育のサービスの崩壊、重度の精神的苦痛、家計
にかかる経済的負担が相まって子どもたちの世代を失わせる要因になっており、シリア
国内や、周辺国で難民として生活する子どもたちの未来が非常に不安定な状況にさら
されている、と警鐘を鳴らしています。

2014年4月9日にヨルダン・イルビドを訪問。イルビドで12歳の男の子と話をするブルーム大使。© UNICEF/NYHQ2014-0433/Diffidenti


現在130万人のシリアの子どもたちが、
シリア周辺国で難民として生活をして
います。
難民を受け入れているホストコミュニティはその数に圧迫され、きれいな水、栄養、
教育機会へのアクセスが限られています。

ユニセフはシリアで起こっている暴力の
連鎖を終わらせるだけでなく、紛争の
影響を受けている子どもたちの安全確保
と、教育機会の提供、心のケア支援を
通して、子どもたちの精神的な傷を癒す
ための支援を求めています。


オーランド・ブルーム大使はロード・オブ・ザ・リングやパイレーツ・オブ・カリビアン
などの大ヒット映画に出演し、2009年10月、ユニセフ親善大使に任命されました。大使に
就任する以前にも、質の良い教育やきれいな水へのアクセスなど、子どもが本来持って
いる権利を訴えるため、ネパールのユニセフが支援する学校を訪問しました。2012年には
南アフリカのケープタウンで子どもや若者を訪問し、子どもたちの生活を視察。放課後に
レクレーション活動に参加したり、遊んだりすることができる、安全な場所の重要性を
伝えました。



■ 本件に関するお問い合わせ
日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016  FAX : 03-5789-2036  Eメール:jcuinfo@unicef.or.jp
または
Marissa Buckanoff, UNICEF New York, mbuckanoff@unicef.org
Kate Donovan, UNICEF New York, Tel: + 1 212 326 7452 kdonovan@unicef.org
Juliette Touma, UNICEF Amman, Tel +962-79-867-4628, jtouma@unicef.org
Miraj Pradhan, UNICEF Amman, Tel +962-79-021-4191, mpradhan@unicef.org


■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進
するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、
その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子ども
たちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのため
に活動しています。(www.unicef.org)

※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの
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■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会
のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ
活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。
(www.unicef.or.jp)
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