耐熱性を大幅に改善させたハロゲンフリー半導体パッケージ基板材料 「MEGTRON GX R‐1515A」を開発

パナソニック電工株式会社

耐熱性を大幅に改善させたハロゲンフリー半導体パッケージ基板材料
「MEGTRON GX R‐1515A」を開発
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 パナソニック電工株式会社は、MPU(Microprocessor Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)などの半導体に使用されるビルドアップ多層半導体パッケージ基板材料「MEGTRON GX R‐1515A」を開発しました。

電子機器の小型・高機能化に伴い、ビルドアップ多層半導体パッケージ基板においても、回路の微細配線化やスルーホールピッチの狭幅化が進んでおり、今まで以上に高い絶縁信頼性が求められています。
また、環境志向の高まりから鉛フリーはんだの採用が拡大しています。鉛フリーはんだは、従来のはんだに比べ融点が高いために、実装温度(リフロー温度)が20~40℃高い設定が必要となることから、基板材料に対してより高い耐熱性が求められます。

今回開発した「MEGTRON GX R‐1515A」は、狭ピッチにおける優れた絶縁信頼性に加え、鉛フリーはんだリフロー温度領域でのデラミネーション(層間剥離)の発生を大幅に低減できるなど、高い耐熱性を有しています。また、優れた熱時剛性や低熱膨張(タテ方向、ヨコ方向)といった特性も備えています。

パナソニック電工は、本製品を含めた「MEGTRON GX」シリーズで、2012年度には50億円/年度の販売を目指します。

同製品は、2010年6月2日(水)~6月4日(金)に東京ビッグサイトで開催される「JPCA Show 2010」に出展(東6ホール、小間6F-11)し、同展示会主催のNPI(New Product Introduction)プレゼンテーションで技術説明を実施します(2010年6月2日13:50~14:20、会場: 東京ビッグサイト東5ホールE会場)。

■特 長
(1)優れた耐熱性:260℃での重量減少率(TG-DTA) 
鉛フリーはんだリフロー温度領域で当社従来品(※1)の50%以下の熱分解率
(2)狭ピッチ化への対応:スルーホール壁間80μmでの長期絶縁信頼性
(3)熱時剛性:250℃における曲げ弾性率 パナソニック電工従来品(※2)の3倍以上
(4)低熱膨張化:熱膨張率はタテ、ヨコ面方向で12ppm
(5)環境対応:①ハロゲンフリー、アンチモンフリーで難燃性確保(UL94V‐0)
       ②鉛フリーはんだ実装工程に対応可

※1:パナソニック電工半導体パッケージ基板材料R‐1515S
※2:パナソニック電工半導体パッケージ基板材料R‐5715(S)

【一般からのお問い合わせ先】
パナソニック電工株式会社 電子材料本部 戦略事業企画室(広報担当) TEL:06-6908-1131(大代表) 受付(平日のみ) 8:50~17:30

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会社概要

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URL
http://panasonic-denko.co.jp/
業種
製造業
本社所在地
大阪府門真市大字門真1048
電話番号
06-6908-1131
代表者名
長榮 周作
上場
未上場
資本金
-
設立
-