フリースケール、業界最高の電力効率を誇るARM(R) Cortex(R)-A7を搭載したGHzクラスのアプリケーション・プロセッサ、i.MX 7シリーズを発表

i.MX6シリーズと比べて3分の1の消費電力で比類のない性能を実現し、ディープ・サスペンド・モードにより、リッチOSスタンバイの消費電力をわずか250µWに抑えた多機能マルチコア・プロセッサ

 

 

2015年6月22日米国Freescale Semiconductor, Inc.発表本文の抄訳です。

テキサス州オースチン-フリースケール・セミコンダクタ(NYSE:FSL)は、フリースケール・テクノロジ・フォーラム2015において、広く普及しているi.MXプラットフォームをベースとしつつ、電力効率に優れ、フル機能を備えた次世代アプリケーション・プロセッサ「i.MX 7(アイドット・エムエックス7)シリーズ」を発表しました。i.MX 7シリーズは、15.7DMIPS/mWという世界クラスのコア電力効率と250µWの新しいLPSR(低消費電力状態保持)モードを備えており、業界で初めてARM Cortex-A7コアとARM Cortex-M4コアを両方搭載した汎用マイクロプロセッサ・ファミリです。

さらに、フリースケールの新しいコンパニオン・チップであるPF3000 PMIC(パワー・マネジメントIC)を組み合わせることで、ウェアラブル・コンピューティングや「モノのインターネット(IoT)」の時代にふさわしい革新的かつセキュアで電力効率に優れた最終製品が実現します。

 

 

 

 


新シリーズの最初の製品は、i.MX 7Soloファミリとi.MX 7Dualファミリで、いずれも最大1GHzで動作するCortex-A7コアと最大266MHzで動作するCortex-M4コアを搭載しています。Cortex-A7コアとCortex-M4コアは、それぞれ100µW/MHzと70µW/MHzのプロセッサ・コア効率レベルを実現します。コアはすべて、必要に応じて個々に電源投入が可能です。この「パフォーマンス・オンデマンド」アーキテクチャを通じて、i.MX 7シリーズは、Linuxやグラフィカル・ユーザ・インタフェース、ワイヤレス・スタック、その他高帯域幅のデータ転送など、バースト的高性能な処理が求められた場合、1つ(7Solo)または2つ(7Dual)のCortex-A7コアで対応します。高レベルの処理が必要とされないときは、消費電力の少ない小型のCortex-M4コアに作業が渡され、Cortex-A7コアの電力ゲートが制御されます。
 

先進的な28nm超低リーケージ・プロセス技術とディスクリート電力ドメイン・アーキテクチャにより、LPSRモードは、DDRセルフ・リフレッシュ・モードや汎用IOウェイクアップ、メモリの状態保持をサポートしつつ、消費電力はわずか250µWに抑えられており、競合製品に比べて48%の省電力が実現します。電力効率に優れた処理性能と低消費電力のディープ・スリープ・モードを備えたシステムを開発することで、パフォーマンス・オンデマンドにより新次元のバッテリ駆動型デバイスを軽量かつ安価に実現し、必要なバッテリも小型化できます。

フリースケールのi.MX 7シリーズ・プロセッサは、ウェアラブル・デバイスやセキュアなPOS端末、スマート・ホーム・コントロール、各種産業製品、多様な革新的IoTソリューションなど、様々なアプリケーションに最適です。また、i.MX 7シリーズは、先進的な第4世代EPDコントローラを統合しており、業界をリードするフリースケールの電子書籍端末市場向けサポートを継続します。

フリースケールのマイクロコントローラ部門アプリケーション・プロセッサおよび先進技術採用担当副社長であるロン・マルティーノは、次のように述べています。「フリースケールのi.MX 7シリーズは、動的電力および静的電力の効率に関して業界をリードする記録を達成しており、競合デバイスを圧倒しています。フリースケールの超低消費電力パフォーマンス・オンデマンド・アーキテクチャに、史上最高のエネルギー効率を誇るマルチコアARMアプリケーション・コアのARM Cortex-A7を組み合わせることで、革新的な新機能が実現します。たとえば、新しいバッテリ節約モードは、消費電力わずか250µWという従来世代に比べて3倍優れた効率を実現し、Linuxの再起動を必要とせずにウェイクアップ時間を最小化します。」

高帯域幅接続を実現するため、PCIeやデュアルGigabit Ethernet(AVB対応)といったさまざまなインタフェースが搭載されています。また、新しい2種のi.MX 7プロセッサはいずれも、eMMC5.0やLPDDR3など、性能と消費電力に応じた多様な外部メモリをサポートし、高帯域幅アプリケーションに対応します。

Internet of Tomorrowを実現する比類のないセキュリティ
POSやIoTアプリケーションにおいて、ますます厳格化するセキュリティ要件を満たすため、i.MX 7シリーズ製品は、楕円曲線暗号(ECC)技術やアクティブ改ざん検知、セキュア・ブート、その他各種のハードウェア対応機能を統合しており、機密情報の保護を実現します。また、i.MX 7アーキテクチャは、独立制御型のセキュアなリソース・ドメインを採用しており、セキュリティ上の脅威を分離して隔離し、ハードウェア・ファイアウォールを可能にします。

i.MX 7の消費電力をさらに削減:フリースケールの新しいPF3000 PMIC
フリースケール・テクノロジ・フォーラム2015では、PF3000パワー・マネジメントIC(PMIC)も初披露されました。PF3000 PMICは、i.MX 7シリーズと並行して開発され、同シリーズ向けに特に最適化されており、システム全体の電力効率を最大限に高めます。最大4つの降圧コンバータ、6つのリニア・レギュレータ、RTC電源、コイン電池チャージャを備えたPF3000は、i.MX 7向けに設定されたすべてのユース・ケースと使用条件をサポートするよう設計されています。PF3000 PMICは、完全統合型のソリューションであり、プロセッサ向けだけでなくペリフェラル向けや各種のシステム・メモリ・リソース向けの電力供給も最適化することで、システムレベルで優れた電力効率を実現します。その一方で、コンポーネント・ソリューション・サイズは、全体で100mm2未満に抑えられています。PF3000 PMICは、スタートアップ・シーケンスや出力電圧を制御するワンタイム・プログラマブル・メモリをサポートしており、外部コンポーネントを必要としません。クラス最高の軽負荷時効率に加え、ユーザがプログラム可能な「スタンバイ」、「スリープ/LPSR」、「オフ」の電力モードを備えており、業界をリードするi.MX 7の低消費電力性能を最大限に活かすことができます。さまざまなi.MX 7リファレンス・デザインに組み込まれ、単一価格でさまざまなコア、動作周波数、メモリ・タイプを横断して拡張可能なPF3000 PMICは、開発を簡素化し、全体的な部品コストを削減します。

開発サポート・リソース
フリースケールは、i.MX 7シリーズ向けに、幅広く開発サポートを提供するとともに、広範なARMエコシステムを活用して、市場投入を加速します。i.MX 7シリーズは、スマート・デバイス向けSABREボードによってサポートされており、このボードにはPF3000 PMIC、Wi-Fi 11ac/abgn、Bluetooth 4.1、SDカード(Linux® OSプリインストール済み)が付属しています。Android™ OSもフリースケールを通じて利用可能です。

供給
i.MX 7Solo/i.MX 7Dualアプリケーション・プロセッサは現在、サンプル出荷中です。2015年11月に量産出荷を開始する予定です。PF3000 PMICは現在、量産出荷中です。また現在、2種のPF3000ボード・デザインが利用可能です(KITPF3000FRDMEVM評価ボード、KITPF3000FRDMPGMプログラミング・ボード)。価格や詳細については、フリースケール・セミコンダクタまたはお近くの販売代理店にお問い合わせください。

フリースケール・セミコンダクタについて
フリースケール・セミコンダクタ(NYSE:FSL)は、セキュアな組込みプロセッシング・ソリューションによって”Internet of Tomorrow”(モノのインターネットの先にある、よりセキュアなIoTソリューション)を実現します。フリースケールのソリューションは、より革新的で、世界を繋ぎ、私たちの生活をシンプルで安全なものにします。また、世界的な企業の役割として、次世代のイノベータを育むために、科学・技術・工学・数学(STEM)教育に貢献することを約束します。詳細は、http://www.freescale.com/のWebサイトをご覧ください。

フリースケール・テクノロジ・フォーラムについて
フリースケール・テクノロジ・フォーラム(FTF)は、業界で最も包括的な組込みエコシステムをテーマに掲げ、10年間にわたってイノベーションとコラボレーションを牽引してきました。FTFが提供するのは、現在および将来のモノのインターネット化に欠くことのできないセキュアな組込みソリューションを設計および完成させるためのトレーニングと専門技術です。FTFでは、4日間にわたる詳細なトレーニング、ハンズオン・ワークショップ、フリースケールやエコシステム・パートナーによるデモンストレーションが開催されたほか、同業種や先進的な知見をもった人々とのコラボレーションを促進しました。このフォーラムは世界中の開発者コミュニティから圧倒的な支持をもって受け入れられ、2005年に開催を開始して以来、世界中の参加者は約70,000人を超えています。FTF 2015はテキサス州オースチンで2015年6月22日~25日の日程で開催されました。基調講演の様子やセミナ―資料、テクニカル・デモのビデオはhttps://ftf.freescale.com/?tid=FSHBNRJA_20150625のWebサイトをご覧ください。

FreescaleならびにFreescaleのロゴマークはFreescale Semiconductor Inc., Reg. U.S. Pat. & Tm. Off.の商標、 または登録商標です。 ARMならびにCortexはARM Ltd. またはEU/その他の地域における子会社の商標、または登録商標です。文中に記載されている他社の製品名、サービス名等はそれぞれの所有者が権利を保有しています。
(C)2015フリースケール・セミコンダクタ・インク
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