スタンドアローンタイプ「1軸加速度センサ　GF1」新発売

静電容量式（※1）を採用し高精度、高信頼性を実現
スタンドアローンタイプ「１軸加速度センサ GF1」新発売

パナソニック電工株式会社は、静電容量式を採用したオフセット電圧温度特性が33mg(Typ.)(※2)の、高精度を実現したスタンドアローンタイプの「1軸加速度センサ GF1」を、2010年7月1日より発売します。
高精度センサをモジュール化することで、車載をはじめ、農機、建機、福祉車輌などの輸送機器や、太陽光発電所の太陽光追尾機能など、環境信頼性が要求される屋外使用のさまざまな機器での傾斜検知用途に適しています。

パナソニック電工は既にセラミックパッケージタイプ「1軸加速度センサ GS1」「2軸加速度センサ GS2」を発売し、カーナビゲーションシステムの位置精度向上機能などで実績がありますが、今回発売のGF1は、このセンサを防水構造のハウジングに収納。コネクタ接続により、用途の幅をさらに拡げることが可能になりました。

車載用途では、既に実績のある4WDのABS制御や今後需要が高まるニュートラル制御やアイドリングストップなどの自動車の安全性や省エネ性能の向上が期待できます。
また、新たな用途として農業機械の作業機の水平検知により作業性を向上、また建設機械の転倒防止やシニアカーなど福祉関連車輌の安全性向上の為の傾斜検知機能などでの展開が期待できます。
そして最近ではメガソーラーと呼ばれる大規模発電所を中心に、太陽光発電パネルの発電効率アップのための太陽光追尾機能での傾斜検知が新たな用途として注目されています。

これらの幅広い用途やニーズに対応する高精度・高感度・高信頼性を先進のMEMS技術により実現し、今後もさまざまな機器の高付加価値化に貢献していきます。　　　　　　　　　　　

製品名：1軸加速度センサ GF1　
サイズ（mm）：36.5×58×33
発売日：2010年７月１日
希望小売価格：オープン価格
販売目標：3.5万個/月 （2012年度）

■主な特長
（1）高信頼性：オフセット温度特性±33mg(Typ.)
（2）高応答性：100ms以下
（3）小型サイズ（36.5×58.0×33mm）で機器の高機能化や小型化に貢献

※1：加速度印加による、センサチップ内の櫛歯電極間の静電容量の変化を電圧に変換して出力する方式
※2：保証値は70mg（最大）

【一般からのお問い合わせ先】
パナソニック電工株式会社　制御機器本部　営業企画部　
TEL：[phone]（大代表）受付（平日のみ）8：45～17：30
制御機器本部サイト：http://panasonic-denko.co.jp/ac/j/index.jsp
加速度センササイト：http://panasonicdenko.co.jp/ac/j/control/sensor/equipment/index.jsp